6月29日     サモア協力隊派遣40周年記念式典
 ホテルオークラ”暁の間”にて、在日サモア大使館主催の式典がとり行わ
れた。サモアOB会では、これに合わせて半年近く前からOB・OG達への事
前の呼びかけを行っていた。その甲斐あってか、全国津々浦々から結集し
た元隊員及び関係者達は400名近くにのぼった。実に喜ばしい式となった。


6月28日     ついにこの日が来てしまった
 本日より店を閉め、本格的に廃業の手続きをとる事になった。朝いちで出
勤し、表には”臨時休業”のプレートを掲げる。いくつか送付しなければなら
ない荷物があったので、それらをコンビニで宅配便の手続きをした後、shop
のシャッターを完全に閉じ、退散した。淡々と、任務を遂行するのみだった。


6月27日     給料が出た
 おとといの事、散々あやぶんでいたが給料が出た!しかも全額耳を揃え
てもらえたのでホッと安堵した。どうやって社長が金銭を工面したのかは分
からない。バイト生の堤くんには解雇通達をしなければならないのだが、携
帯に連絡を入れても全く通じない。こちらとしてはそれ以上は尽くせられず。


6月26日     崖っぷち
 さも何もなかったかの如く、平静を装って店の営業を続ける。しかし昼過
ぎあたりから様子がおかしくなった。本部から再三の連絡が入り、山崎さん
自ら閉店後の店に来て売上金をとって帰るということになった。そうなると
もはや店をやるだけ無駄な骨折りという事になる。収入が絶たれてしまう。


6月25日     サイは投げられた!
 本部の山崎さんから連絡があり、ついに処分が入った。受注にstopがか
かったのだ。即ち、商売するのに必要な商品を仕入れ出来ない状態になっ
た。当方としてはこうなる事を覚悟していたので、ついに”サイは投げられた”
という訳だ。これからはひたすら本部の圧力をかわし、いなして行くだけだ。


6月24日     8日ぶりの休日
 午前中に待っていた布団が宅配便で届く。日曜が休日と重なるなんて、
何年ぶりだろうか。ゆったりとNHK将棋対局なぞ観、中食は方南町のイン
ド料理”バラト”へ。次いつ行けるか分からないので1,000円散髪へ。本当
はchung-leeのリサイタルがあったはずだが、すっかり頭から飛んでいた。


6月23日     名残り惜しや
 複雑な心境ながらも、店の営業だけは続けている。客引きをしていた所
いきなり3人の新しい客が入ってきて、その時間帯だけは大いに盛り上が
った。こういう場面につけ、「もう所詮はやめるのだ」という虚しさに襲われ
る。7日連続勤務は流石に疲れた。しかし社長は2週間以上休んでいない。


6月22日     厳しい回答
 不動産会社からの回答がいかなるものだったか、結果は厳しい内容で
あった。即ち保険金としてあらかじめ払っていた450万は返ってきそうにも
ない。「出て行く6ヶ月前から申告しておかなければならないという契約に
反している」というのだ。再びピンチ襲来、オレの給料もこれで危ないか?


6月21日     その手があった!
 社長の考えていた最後の切り札が判明、それは生命保険の解約という
手段であった!経営者というのは辛いものだ。これまでせっかく積みあげ
てきたものが一気に無くなってしまうのだから。しかしもしかしてその金で、
オレの給料も安泰となるやも知れぬ。何せ、不安が絶えぬ毎日からして。


6月20日     いよいよ夏本番・・・か
 台風一過の夏日。月に1度の棚卸しの日だ。僅か1ヶ月前、まさかこん
な形で次の棚卸しを迎えようとは想像もしていなかった。廃業の道へと歩
む社長の落胆ぶりを見るにつけ、痛ましい。不動産会社との談判の日が
金曜日と決まった。さてこちらの思惑通りに話が運ぶか、見ものである。


6月19日     台風襲来
 季節外れの台風がやってくる。しかも本州に上陸するというのだから、
まともではない。そんな中、社長はまたしても外出。この所は資金繰りで
社長がいない店番を独りでやるというケースが多いが、それも致し方な
し。こんな天候だというのに結構客は来るものなのだ。ほんに今更ねー。


6月18日     なでしこ米に1-4で大敗
 店を畳むことが決まった以上、不動産会社と解約の手続きをしなけれ
ばならず、最初に契約をした時点であらかじめ大家に450万円の保険金
(いわば”敷金”)を払っていたとの事。社長としてはこの保険金の返金
を見込んでいた様子だ。さて、しかし世の中そんなに上手く行くものか?


6月17日     出来るだけネバる
 店というのは都合がいいもので、客が来て売れればその時点で現金
収入が発生する。よって会社の方針としても出来るだけ店を開け、暫く
営業だけは続ける事になった。オレとしては、給料をきちんと払っても
らえるかが心配であるが、日々の労働を精一杯こなしていくしかない。


6月16日     おだやかではない休日
 昨日と入れ替わりで今日が休みとなった。さりとてゆっくりとくつろげる
訳ではない。午前中はダルビッシュの登板観ながら掃除・洗濯。ダニア
ースシートを畳の裏に敷いたが、初夏の年中行事なのだ。メンバーの
Herobeからある人の歌詞に曲を付けてほしいと依頼あり、手をつける。


6月15日     はっきりと断念
 引導を渡されたものの、すぐには諦めきれていなかった社長だが、ど
うやら今日になってはっきりと経営の継続を断念した模様だ。しかし再
三述べるように金の工面がすぐには出来ない。まだ最後の切り札でも
残していたのだろうか、16時過ぎに退社し誰かに相談せんと出かけた。


6月14日     廃業するにも金が入用
 社長、本日も依然として資金繰りの為に奔走する。廃業するだけでも大
金が要るのだ。オレはこのまま失業することになるのだろう。しかし、それ
はそれ。客の為には最後まで何事もないようにふるまい、サービスせね
ばならない。明日は本来休日となるはずだったが、急遽出勤する事に。


6月13日     経営コンサルタントに相談
 数年来、相談に乗ってもらっていた経営コンサルタントの先生及びそれ
を紹介してくれた横浜市の担当者を呼んで今後の対策を練った。結論とし
ては、このまま店を畳むという、後ろ向きながらも勇気ある決断が必要に
なった。ただ店を畳むだけでも、200万ばかりの資金が入用らしいのだ。


6月12日     万事休す
 社長はうなだれながら出社。頼みの綱としていた身内からも借金を断ら
れるどころか散々にたしなめられた模様だ。ここに至り、万事休すとなっ
た。ついに店を畳むのか、本部に営業を引継ぐのか、会社を廃業とする
のか、あるいは存続して業を鞍替えするのか。サッカーは豪に1-1の引分。


6月11日     理想からは程遠い
 土壇場に立たされた営業。確かに、少しずつ新しい客が出て来始めてい
るが、とても理想からは程遠く・・・目標は一日平均でこれ迄の1.8倍の客入
りを取りもどすこと。社長は今日、最終手段として身内から借金をする手
立てを遂行すべく退社した。何れも、目的だけはブレぬようにやるべし。


6月10日     宇宙のすべてを味方に
 ケシ粒ほどの人生だ。しかし宇宙のすべてを味方につける事も出来る。
既に動揺を収める術も知った。安い賃貸の部屋に敷いた床でだって、楽
園の洋上で寝ることへと回帰出来る。世界20ヶ国、30地域以上に行った
事があればこそ成せる技だ。若い時に色々と経験しておいて良かった。


6月9日     次の一手
 社長は自らの財宝を売りさばくべく横浜まで足を伸ばしたが、期待して
いた程の収入にはならなかった様だ。身内から借金を工面する方向で
考えている様だが、それはつまり最後の手段に手を付けるという意味だ。
安心して次の一手を打つには、どうしてもあと300万余りは必要だとの事。


6月8日     休日をとる
 5時に起床するも、前日の寝不足たたりて二度寝。しかし8時には行動
開始。雑務を午前中で終わらせ昼は初台のKFC迄歩く。3週間も空けて
きた風呂掃除をいい加減にやる。サッカー日本代表はW杯予選、ヨルダ
ン相手に6-0と快勝。来週早々にも控えている豪州との対戦が楽しみだ。


6月7日     懊悩
 今朝目覚めると、余りの懊悩にて、いつもは安らかなる二度寝能わず。
怖ろしさに何度も飛びおきる状態なり。しかし、宇宙から何かが我が身
に乗りおりた。その後、少しの安寧を得る。吾は鬼になる。鬼になった者
だけがこの世を覇する。その為には宇宙のすべてを味方に付けるべし。


6月6日     戦慄
 昨日、本部と社長とのやりとりで知らされたのだが、本部にはこれ迄
のツケが山ほどあるとの事。いや〜、並みの心痛ではない。オレもまー、
よくも4月からノン気にやって来たものだ。社長は「それでも続ける」と言
うが、オレはそこ迄強くはなれず、自分の意気地なさに自分で慄いた。


6月5日     結論から言って今回のキャンペーンは失敗であった
 本部から山崎さん(仮名)が来訪。今後仮に仕入れに対する支払い
が滞った場合は受注を凍結するとの事。オレとしても店がここ迄せっ
ぱ詰まった状態に陥っているとは、不覚であった!しかし、これにより
本部の意向もはっきり理解できた。人員補填は協力して貰えるそうだ。


6月4日     支払い追いつかず
 いくら希望的観測で儲けを算出しても、向こう少なくとも半年間の赤字
経営はまぬがれ得ず、しかも実質的な資金繰りが難しい。何とかして
赤字を埋める手段はないものだろうか。社長は僅かばかりの金を作る
為に財産類を売るような計画をたてている。この先一体どうなるのか。


6月3日     布団購入の準備
 8日連続勤務後の休日である。5時に起床したものの、洗濯始める前
に亦寝てしまった。さて、月末に向けて健康布団を購入するにあたり、
2階の六畳間を一つ空ける為、置いていたテーブルを1階迄下ろした。
催し物の準備でサモア大使館に赴くが、置いてけぼりを喰らって失敗。


6月2日     キャンペーン終了日前日
 昨日以上に客足繁く、結果は23万円と、今回の”初夏のキャンペー
ン”期間中で最高の売上額をマークした。しかし本当のヤマ場は明日
の最終日であろう。しかし、オレは明日9日ぶりの休み。ずっと働きず
めの末の休日なため、果たしてどれだけの事が出来るやら。ふ〜。


6月1日     今日は安定
 本日、朝より売上安定し、下方修正後の目標ではあるものの、16万
2千円に達した。本部の山崎さん(仮名)から連絡が入り、火曜に訪ね
てくるとの事。明日、明後日で26万、19万とキャンペーンをワン・ツー
フィニッシュすれば、少しは安堵となろうが、まだまだ油断は出来ない。



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