11月29日
入念
気の抜けない日々。このところはVocal録音しているため、喉を
含めた体調にも配慮する。ただでさえ季節の変わり目、ここで風
邪などひいてられない。かなり事細かく計画をたてて創作を続け
る。やっつけ仕事というのが嫌なのだ。完成が微妙になってきた。
11月27日
ブランク
ずっとレコーディングに没頭していたとはいえ、不用意に期間
を空けてしまうと、気がつけばもう10日近くも日記を手がけてい
ないという体たらく。しかし裏を返せばRecが順調だということな
のだ。大ブレーキでもない限り、年内に2枚ともリリースできそう。
11月18日
インドネシアの空
当たり前だが、インドネシアの空には晴れと曇りと雨という三つ
の顔がある。しかし三つとも日本のそれとは違うのだ。晴れには
狂おしい熱波が、曇りにはにじみでる温和が、雨にはたたきつけ
る激しさと雷による震撼がつきまとう。これが熱帯というものだ。
11月15日
パーカスRec完了
クリスマス・アルバムでのHerobeのパーカッション・パートを録り
終える。あと残すはメインとなるVocalパートのレコーディングだけ
となる。オレの頬も少しずつほころびかけている。またニンマリと
ほくそ笑みながらミックスダウンをするという日々が到来するのだ。
11月14日
第二の故郷
青春に第二の故郷をインドネシアに定めてしまったからには、そ
こ以外の第二の故郷はありえない。この国には200以上の民族が
共存しているが、中でもジャワ人とバリ人、この二つの民族は文化
芸術において他を圧して秀でている。その巧緻さには驚嘆なのだ。
11月11日
孤独の楽しみ
若いときは「孤独」という言葉の、何ともいえぬ淋しい響きに譬え
ようもないひっぱく感を感じたものだった。だが今はどうだ?・・・今
のオレは明らかに孤独という環境にずっぽりとひたって、むしろそ
れを楽しんでいるようにも思う。鴨長明の『方丈記』に改めて共感。
11月9日
勝ってなんぼ
負けてなんぼが勝負の世界。勝つほうは勝つべくして勝つし負け
た巨人は負けるべくして負けたのだ。今日、西武が日本一を決め、
対する巨人はそれを逃した。互いに3勝3敗で迎えた最終戦、巨人
はお得意の投手リレーに乱れが生じた。原監督の采配ミスが敗因。
11月7日
忘れてはならぬ
芸術家が事業に手を出すのは自由だから、とやかく言うつもりは
ない。しかし忘れてならないのは、芸術家は死ぬ瞬間まで曲を作り
続けねばならない、それが生まれてきた天命だからだ。たった804
曲くらいで足踏みしているようでは、所詮はその程度だったってか。
11月5日
オバマ新大統領との意外な共通点
オバマ米新大統領は1967年から4年間、インドネシアの首都ジ
ャカルタで過ごしたそうな。一方のオレも、ちょうど入れ替わりで
1972年から3年間ジャカルタで過ごした。何という偶然だろう。今
のオレの基礎となっているのは、やはりこの時代の体験なのだ。
11月3日
なるほど、寒いわけだ
この所、連日暇を惜しんではレコーディングにかけていた。ふと
朝晩の空気の冷たいこと。気づけばいつの間にか11月に突入し
ていたということで、いよいよ寒い季節の到来。まだ暖房出してく
るほどではないが、この次の寒気には流石に引っぱりだすだろう。