12/31  ”来年、戌年がみんなにとってよい年になりますように”
 年末の、本当にやっつけ仕事で、やったやった。ついにやりました!
目標としていた10曲の新曲とうとう完成です!しかしこれはただの通
過点。春先まで残りあと10曲・・・単純計算で1週間に1曲のペースをこ
れからもキープしなければならないのだから、まだ予断を許さない。


12/30  日の出6:50/日の入16:37
 冬至よりも8分昼が長くなった。太陽は確実に近づいている。キリス
ト教徒の国では年が明けて1月の半ば過ぎてもまだクリスマスを祝う。
何故?という問いに対し「赤ちゃんが生まれたその日しか喜ばないも
のかしら?イエスの生誕を祝い続けるは当然のことよ」・・・なるほど。


12/29 
 一時的に寒さが落ちつく。そうなると逆にナマ暖かくて気持悪いもの
だ。考えてみると人間の体など贅沢なものだ。寒中に夏の暑さを思い
出せず、夏の真っ盛りに真冬の感覚を忘れている。真夏の陶酔的な
怠惰に比べて、冬の、身も心も引きしまる寒さの何と聖らかなことよ。


12/28  ”仕事納め”
 今年も残りあとわずか・・・。去年まで6年連続で風邪で寝込んでい
ない。この冬乗りきれば、7年間無風邪記録を更新する。よく××は
風邪をひかないというが、天才と××は紙一重ともいう。この××
には、馬鹿という文字が入るでしょうか?それとも莫迦でしょうか?


12/27 
新宿パレットビル9F魚民  昨夜は、青年海外協力隊サモアOB会忘年会を
行った。はからずも国際協力事業団(JICA)藤田
元総裁のご出席という光栄も得た。協力隊以上に
シニア・ボランティアのほうがよっぽど元気なのだ。


12/26 
 
 この日はFTPがサーバーとうまくつながらずアップロードを逃した。



12/25  ”メリー・クリスマス!” 日の出6:48/日の入16:34
 イエスが死んでから約300年後、彼の誕生日であるクリスマスが制
定された。決めたのはローマ皇帝。なぜならその日は、伝統的な農
業祭(冬至が過ぎ、太陽が戻ってきたことを祝う祭)で、国じゅうが盛
大に祝う習慣があった。クリスマスは、政治家に利用されただけだ。


12/24 
 村主章枝(すぐりふみえ)の演技にはため息が出てしまう。観てい
る者の心をうっとりさせてしまうのだ。やはりこの芸術家肌の逸材を
オリムピックに出さない手はありえない。明日、残りの一枠が決まる。
最後に笑うのは村主か荒川静香か?ミスした方が本戦出場を逃す。


12/23 
 天皇陛下は現人神(アラヒトガミ)だと説いていた戦中。戦後昭和
天皇は”人間宣言”をせられた。実父曰く「昨日まで古事記の話を真
しやかに弁じていた教師が、人が変わったようにあれは偽りだった
と言うようになった」と。当時の子供にカウンセラーなどいなかった。


12/22  ”冬至” 日の出6:47/日の入16:32
 冬至の今日、ゆず湯に入った。この古い日本の習慣は、よく生活
に密着した知恵であり、理にもかなっている。ビタミンCが豊富で乾
燥肌に効果があるようだ。それにしても東京だって寒中かと疑うほど
の冷えこみだ。まるで北国に居るんじゃないかと錯覚さえ呼びおこす。


12/21 
 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 「色は空と異ならず、空は
色と異ならず、色即ちこれ空なり、空即ちこれ色なり」:肉体は空と違
わない。空は肉体と違わない。肉体は空なのだ。空なのが肉体なのだ。
つまりあるようでいて、実際には自分などこの世には存在していない。


12/20 
 釈迦は「没我」を説いた。それは簡単に訳すと「自分の存在の否定」
になる。日本では「無我」というのでそっちのほうが分かりやすいだろ
う。もっと端的に表現すると「自分などこの世にはいない」というのだ。
これはコペルニクス的観点さながら、まるで”逆転の発想”ではないか。


12/19 
 我らがアルルカンのメンバーCojaこと小島由希子の所属する東京レ
ディースシンガーズのクリスマス公演を四ッ谷の紀尾井ホールで観る。
プロの歌い手たちの卓越した歌唱力。合唱でのハーモニィもさること
ながら、単音メロディの表現力の美しさには、さすがに感銘を受けた。


12/18 
 人間が自分の限界に挑戦している姿を間近に観られるスポーツ番組
ほど魅力的なものはない。しかも出ているのは、超一流の選手なのだ。
一流選手は不平不満や人の悪口を決して言わぬものらしい。それは己
の弱さを知っているから?常に理想とする己に目標を定めているから?


12/17 
 哀原友則の出演する劇団東京ミルクホール公演『怪傑ハリマオ〜
双頭の虎〜』を観てきた。お客を舞台にまで登らせてしまうほどの、
観客参加型としては、かなり徹底した演出で、痛快かつ爆笑モノだ
った。戦争という重いテーマをこうまで軽快に描けるのが素晴らしい。


12/16 
 人間の最も美しい姿、
   自分の限界に挑戦している姿。
      人間の最も醜い姿、
        不平不満・人の悪口を言っている姿・・・


12/15 
 スランプの時こそ、アスリート(運動選手)の真価は問われる。そ
れは芸術家とて同じ・・・―スランプの時にじっと創作を続けられるの
が真の芸術家なのだ。ところで来年はトリノ・オリムピックに続いて
サッカーW杯と、スポーツ好きにとってはたまらない1年になりそうだ。


12/14 
 三浦"king"カズが本当によく頑張っていると思う。同い年なのだ。
カズの現役主義、常にプレーヤとしてピッチに立つことへの執念・・・
それは芸術家のスピリットとよく似ている。よく一発売れると創作をや
めてしまう輩がいるが、そんなのを芸術家としては絶対認めやしない。


12/13 
 東京はいきなり寒い・・・いや、東京ばかりではない―日本全国寒い
ようだ。しかし子供の時から比べると、これでも甘い。あの頃の寒さは、
まだまだこんなものではなかった。大寒のあたりには、氷点下の日も
数日続いたものだ。よく霜柱を踏みつけながら小学校に登校した。


12/12 
 「ひとつ絵を描きおえると、リラックスするためにまた絵を描きはじ
める」とは我が尊敬するバブロ=ピカソの言葉。彼は、まさしく絵を描
くために生まれてきたのだ。芸術家は常に自問自答する。「自分は何
をするために生まれてきたのか」・・・答えは、死ぬ時にはっきりする。


12/11 
 やるべきことはいくらでもあったはずなのに、何にもやらずに過ご
してしまった。こんな日は、言いしれぬ自己嫌悪におちいるものだ。
あぁ、オレにピカソほどのバイタイティがあったなら。その才能ではな
く、その情熱がゆえに彼は天才なのだ。オレなど足元にも及ばない。


12/10  "相手にとって不足なし"
 サッカーのW杯でブラジルと対戦できるなんて、果たして20年前の日
本代表に考えられたであろうか!我々は挑戦者なのだ。優勝を目指し
ている所が物おじしてどうなる。反対に、豪やクロアチアは日本をター
ゲットにしてくるだろう。日本にさえ勝てば決勝Lに出られるのだから。


12/9  "宗教"
 宗教と聞いてそれをいかめしく思うのは恐らく日本人だけ。世界標準
では、信仰は心の救いであり、日常生活の一部であり、さらには人生に
おける主柱なのだ。世界の、ほとんどの人たちが宗教というメガネで物
ごとの価値基準を決めている。これ以上の客観的主観があるだろうか。


12/8 "Imagin"
 「想像してみな、あらゆる人たちが愛と平和に満ちた生活をしている
世界を」・・・思春期これを聴いた時は確かに感動した。だがその後、こ
れはただのポーズ、つまり人惹きのための虚構に過ぎなかったのでは
ないかと疑りはじめた。真意は当のJohnさえ解らないのかもしれない。


12/7
 先日、大学時代のサークルの先輩と駅でバッタリ会った。確かサモ
アに行く前が最後だったので約11年ぶりの再会ということになる。互い
に年はとっても笑顔や身動きは変わらず、すぐにその人だと分かった。
人の表情や仕草というのは、きっと子供の時から変わるものではない。


12/6
 9月のLIVEを終えて以来新曲づくりに励んできたわけだが、以前から
春先までに20曲書き上げるという目標をかかげてきた。やっと8曲の目
途がつき、年内に中間目標である10曲が出来上がりそうだ。オレは地
道にコツコツが性に合う。逆に徹夜で一気にというのはとうていムリだ。


12/5
 ヨーロッパを旅した時のことだ。スペインのセヴィリアという町では、
本場のフラメンコを観た。踊り子たちの、何という悩ましげな表情。フ
ラメンコに笑顔は似合わない。苦悩に満ちたしかめ面―PASSIONとは
実際には「情熱」ではなく、心のわだかまりのことを指すのではないか。


12/4
 代官山Art Stage Birth における『Masto's Room』を鑑賞して来た。 
アルルカンのサポートメンバー・李忠信を介して知り合った、あべ
さとえのLIVEコンサートは、豪華キャストによる演出があり、さも創
作劇でも観たかのようだった。これからの一層の活躍を期待したい。


12/3
 シアター風姿花伝にてTara4th公演『TORIHADA』を観てきた。原田
裕史作・演出。2時間と、演劇にしては少し長めの力作だ。アルルカ
ンのCojaこと小島由希子が音響で参加している。つぶ揃いの役者連
の変わらない面々。いかに原田氏の作品に魅力があるかという証拠。


12/2
 昨夜、うにほLIVEを御茶ノ水に見に行く。アコースティックというのは
本当に奏者のナマの息吹を実感できて、体温が伝わってくるものだ。
軽音楽と違って歌詞の内容もよく響いてくる。また楽曲で勝負すること
のできる難しいジャンルだと思う。個々の音楽性も見事に露呈される。



2005年11月