9月29日  ”季節の変わり目に”
 うつろい・・・秋の気まぐれな天候は、そんなたとえがよく似合う。「男
心と秋の空」・・・いにしへの人はよくぞ言ったものだ。それをもじったの
が「女心と秋の空」・・・でもこれは言いえていない。そもそも元が女の
色じかけに揺らされてうつろいやすい男の心情をたとえたものなので。

9月28日 
 子供の頃オレは一人で学校から帰るのが好きだった。そんな時から
かなりの妄想癖があったのだ。頭の中で勝手に物語をつくり、自然とB
GMまで浮かんできた。思えばアレ・・・そうあの妄想こそ我が創作活動
の原点ではないか?何故なら、未だに同じやり方で作曲しているから。

9月27日 
 歌を作り続けること。とにかくやり続けること。物事というのは、継続
させることが最も難しいのだし、逆にいえば、継続させた人間が勝者に
なり、名を残すことになる。画家・日比野克彦が言っていた。「子供の
時に誰でも落書きをするでしょ?僕はあれを続けてきただけなんです」

9月25日 
 やや雲がかかっているものの、夜空には中秋の名月がその麗しい輝
きを鼓舞しています。名月といえどもよーく観たらまん丸じゃないんです
ね。そーか、新月から数えて15日目だから、実際には明日が満月なの
か。それにしても街を照らす名月がより鮮やかに、神々しさも漂います。

9月24日  ”眠れる森の美女”
 立正佼成会・普門館ホールにて第35回森バレエ団公演を観てきた。
生演奏を行う”ラ・フォーレ・ムジカーレ”団には、フルートの李氏が参
加。これは贅沢な演出だ。だがバレエというもの、改めてまじまじと観
て、余り魅力を感じなかった。タイやバリダンスのほうがよっぽど妖艶。

9月22日  ”やらねばならぬ”
 やらねばならぬこと・・・もっともっとエネルギシュに、モティベーション
を高めて!情熱の拡散、創造がささやく声から得られるインスピレー
ション。そう、芸術家には真に何かとてつもなく強いパワーに息を吹き
かけられる瞬間がやってくる。それが次の作品への種子となるのだ。

9月20日 
 徐々に、コツコツとやっていくしかない。そうミックス・ダウンの話だ。
元々が徹夜という方法が苦手であるがゆえ、勉強にしろ、運動にし
ろ一気に片付けたりまとめて体を動かすのではなく、一日のうち短
時間でちょっとずつこなしていく、進めていくのをオレは得意とする。

9月19日 
 間もなく、来週には彼岸を迎える。子供の頃はお彼岸といえば線香
のCMしか思い浮かばなかったが、今、この言葉にはもの凄い重みが
ある。仏教では川の向こう岸は悟りの地を意味する。長い修行の後
に成仏するのが彼岸という訳だ。漢字一文字では「度(=渡)」と表す。

9月18日 
 YAWARAちゃんこと谷亮子が金メダルの有終の美で世界柔道は幕を
閉じた。一番あっぱれを言いたいのは棟田。身長170cmで無差別級金。
時には2mを超す巨体の相手と対決することもあろうに・・・殆ど無鉄砲
だと思ったが、やっぱり実力はあった。準決勝での一本背負いは圧巻!

9月15日 
 世界柔道選手権がリオで開かれているが、試合を観ていて、どうも
日本人選手は”柔道”をとろうとして相手外国選手の”Judo”にポイン
トで敗退するシーンが多すぎる。”Judo”で勝つためには経験が必要
だ。YAWARAちゃんでも、それを知るまでに2度の五輪を棒に振った。

9月12日  ”メディアの罪”
 メディアというのは、言葉の暴力で一国の政権の命さえ奪うことがで
きる。一昨日TVの生中継で安倍晋三の所信表明演説を聴いたばか
りだった。今日の辞任表明は真に狐につままれた気分。これまで散
々叩かれ「心臓に毛が生えている」と思ったがさすがに限界だったか。

9月10日  ”ミックス・ダウン開始”
 レコーディングの音の素材はすべて録り終わった。絵画でいえばパ
レット上に使いたい絵の具の色がすべて乗っかった状態。さーこれら
の色をどう混ぜ合わせて美しく鮮やかな彩り、いや響きを創造してい
くか・・・デッサンはもう出来あがっている。あとは音を塗りこめるだけ。

9月9日 
 阪神タイガースは今日も読売巨人に勝って10連勝、昨日首位にな
ったのに続き、首位固めをした。今の阪神、確かに強い。たった1点
のビハインドで守護神・藤川が出てきた日にゃ、得点どころか打てそ
うな気さえしない。岡田は監督向きだ。優勝の仕方をよく心得ている。

9月7日 
 何万分の1くらいの確立で、とてつもなく力を持った人間が生まれ
る。歴史上の人物というのは、そういった人間がその資質を持ちあ
わせていたがゆえに。政治家、宗教家そして芸術家・・・歴史に名を
刻んだ人物は、凡人では及びもつかないパワーを発散させたのだ。

9月5日 
 今日、スイカを食べた。スイカといえば子供の頃の大好物で、夏休
み田舎に帰ると毎晩スイカがお盆の上に直接並べられて出てきて、
飽きもせずたらふく食べたものだ。拓郎の『夏休み』に♪ス〜イカを
食べてたぁ、夏休みぃってのがあって、ふと懐かしく切なくなるんだ。

9月4日  ”Rec全行程完了!”
 本日、アルルカンの新作のための録音、全行程が完了し、あとは
ミックスダウンとジャケット作製を残すのみとなった。このまま行くと
予定通り11/1のリリースが果たせる算段だ。創造には地道な作業
が重要。まだ我々はデジタル処理ができるだけ古人よりも楽なのだ。

9月3日 
 レコーディングの残作業が続く。ある時は鍵盤弾きになったり、あ
る時はベース弾き、またサウンド・クリエイターになったりと、マルチ
人間としての品格が問われる日々。創作というのはひたすら孤独な
作業であるため、孤独が好きでない者はクリエイターには向かない。

9月1日 
 防災の日。大正十三年の今日、午前11時59分その地震は発生し
た。所謂”関東大地震”。身内の逸話としては、天ぷらを食べていた
曾祖父が、最後まで残しておいた大好物のエビに箸をのばした瞬間
起こったらしい。それ以来、好物は真っ先に食べるようになったとか。



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