7月31日  ”震えて待てっ”
 本日、各メンバーあてに3枚目のためのデモ音源を郵送した。これ
で再びアルルカンの出航が目前に迫る。充電期間としての8月上旬
が過ぎると、いよいよ9月のLIVEを皮切りに発動するのだ。メンバー
(アルルカン号のクルー)たちよ、またしばらくの間はよろしく頼むっ。

7月30日 
 やっとの思いで、アルルカン3枚目デモ音源の録音を完了させた。
2日間の遅れをようやく取りもどしたことになる。さーこれで一旦は
解放され、短い芸術家の夏休みが到来する。恐らくどこかへ泳ぎ
に行けるくらいだと思うが。それが過ぎるともう9月のLIVEは間近。

7月28日 
 モノが安くなる、ディスカウントというのは買ったその時は得したよ
うな気分にさせるが、ゆくゆくはそのことによって職を失っていく人も
いることを忘れてはならない。明日は我が身なのだ。世のデフレに
よって結果、パートやフリータが増え、正社員が減ったことに気づけ。

7月27日 
 昨日のこと、ポッと空いた時間を活かして(本当は東京レディース
シンガーズの公演を観にく予定であった!)杉村誠子出演のラクエ
ンオウ・プラス・ロフトの演劇『毒と、朗読と、孤独と…』を渋谷のギャ
ラリー”Le Deco”で観てきた。なお同公演は7月30日(日)まで続く。

7月26日 
Cojaと芽衣  Cojaが仮の名”小島由希子”で出演する東京レディ
ースシンガーズのサマーコンサートが四谷の紀尾井
ホールで催される。早々とSoldOutとなったチケットの
ため、オレは残念ながら観にいくことができなかった。

7月25日 
 オレはかつて鴨長明の『方丈記』を現代語訳したことがあるが、古
文を読むにつけ、人間の考えることというのは今も昔も変わらないの
だと気づく。同書はまず天災・人災の恐ろしさを説き、その次に政治
家の愚かさを通して人間の浅はかさ、やがて命のはかなさへと結ぶ。

7月24日 
 我が子を殺めた母親を昔はいなかったというのか?歴史的に見て
も、さほど珍しいことではない。メディア連中の、何と物差しの短さよ。
彼らときたら、自分が生きてきたたった数十年が、さも過去の歴史す
べてかの言いようだ。中田は彼らから距離をおきたかったのだろう。

7月23日 
 人間の浅はかなところは、自分の恋が世界の中心にあると思いこ
んでしまうことだ。戦争の時よりも現代の恋愛のほうが濃いだろうか。
いや、昔は恋と引きかえに”死”があった。つまり、皆死ぬつもりで相
手を愛した。恋愛に命を賭けられる現代人がどれほどいるだろうか。

7月22日 
 人間の浅はかなところは、自分の生きている今が一番大変な時代
なのだと錯覚してしまうことだ。戦争のあったあの時代よりも今が生き
るのに困難だろうか?たとえば、2千年前の人は恋をしなかったろう
か?いや、古人の恋愛のほうが遥かに激しいものだったに違いない。

7月21日 
 長いこと平和という”温泉”につかっていた日本人はすっかり血の
匂いを忘れてしまった。その生臭さは、確かにこの世に存在しない
のがいいのかも。だが逆に平和がもたらした精神病患者も増えた。
大戦中に痴呆症なんて考えもしなかっただろう。どっちがいいのか。

7月20日 
 小さい頃、よく父親が小さかった時の話をされたが、あの頃は父の
子どもの時代などはるか昔のことだと感じながら聞いていた。しかし
今オレがあの時の父親の年齢になる。自分が子どもだった時は、あ
の頃感じていたほど、はるか昔のことではないことに改めて驚くのだ。

7月19日 
 長いこと梅雨空が続く。週末までは梅雨が明けることはないようだ。
平年よりも遅い夏本番。8月になれば、たまには泳ぎにでも行こうか。
去年は父親にあんなことがあって、結局1回も泳げなかったことを振
りかえるにつけ、今年は何回かは行ってみたい。でも多分無理さっ。

7月18日 ”トラックダウン開始”
 ついに録音の最終段階であるトラックダウンにこぎつけた。残された
期日はあと13日。予定通り進められればもちろん完成する訳だが、簡
単に行かないのが人生だ。しかし、一段落つくまであともう少しである
ことを思えば、励みにもなるもの。産みの苦しみを喜びに変えるのだ。

7月16日 
 RecにおけるVocal録りが完了した。あとはもろもろの残されたパート
を録音し、いよいよトラックダウンという作業に入るが、その手間とて
一筋縄には行かない。1日2曲で進めるつもりでいるが(というか、そう
でなければ目標の日に完成しない)、できなければもう致し方がない。

7月15日 
 ほんの気の緩みからつくってしまった、たった2日の遅れ…それがと
り戻せずにいる。案の定、現時点でも2日遅れのままRecがかろうじて
進んでいる。残る期日は15日…この期間を使って元の軌道に乗せない
といけない。創作は締め切りとの奮闘でもある。芸術家の宿命なのだ。

7月14日 
 アセる気持ちは先立つが、しかしそうそうじっくりもやってられない―
それが創作というものだ。産みの苦しみとは、妥協との戦いでもある。
自己の技術に関して、虚勢を張ってつくろうのは、後々になってから
かえって精神的に負担を与える結果になる。要は自然体であること。

7月13日 
 胃のX線検査で初めてバリウムなるものを服した。検査そのものは
何ていうこともなかったが、その後の下剤でバリウムをすべて体外へ
放出させるのがさすがにコタえた。さて、本日は銀座の弁護士事務所
へ。実父のあの事件について、一応は評決のようなものがつきそうだ。

7月12日 
 ”天はニ物を与えず”というが、ジダンの退場問題はW杯が終わった
後の遠く離れたこの日本でさえ話題となっている。誰もが羨むほどの
天賦の才能を備えた男でさえ、相手の挑発に乗ってしまう、ある意味
幼稚な所もあるということだ。オレが彼なら、絶対に頭突きなどしない。

7月11日 ”やっとおちついた”
 W杯の優勝はイタリアに決まり、約1ヶ月にわたる熱戦は昨日すで
に幕を閉じた。90年のイタリアで当時の西ドイツが優勝したお返しと
いわんばかりのドイツ大会でのイタリアの優勝…やはり大きな大会
には因縁めいたエピソードがまつわるね。4年後、またすぐに来る。

7月10日 ”ジダンに赤札
 超一流選手は心技体すべて備わってはじめてそう呼ばれる。個人
的にジダンは余り好きな選手ではない。なるほどプレーは一流なの
だろう。しかし「この人、何考えてるの?」というプレー以外の不埒な
面が多い。日韓W杯でチャータ便のヘリコプターで現れたり、とか。

7月9日 
 歌録りのRecはそれなりに進んでいるが、思っていた通り、余り
よい出来とは言えない。もっと時間をかけてじっくり作りたいもの
だ。しかし今回の録音は単にメンバーあてのDEMO音源に過ぎず、
出来ばえは問われない。要は曲の感じを体感してもらいたいだけ。

7月8日 
護りたいモノの覚え書き  昨日のこと、新宿御苑の”サンモールスタヂヲ”にて「か
やくごはん」Presents『護りたいモノの覚え書き』公演を観
た。「楽園王」の塩山真知子が客演!2日連チャンの演
劇観賞となった。なお、この公演は月曜(10日)まで続く。

 

7月6日 
smileすま子さん  成田由紀代所属のNICEage公演『smileすま子さん』を
高田馬場”アートボックスホール”で観てきた。これまで
もたびたび観させていただいているが、一番面白かった
かも知れない。何よりも爆笑のキャスティングがベスト!

 

7月5日  中田英寿、引退すpartU
 それは船乗りの悩みによく似ている。おおかたの船乗りは海が好
きだったから船乗りになるのだが、実際の海上での労働の厳しさか
ら、いつしか好きだったはずの海を素直に「好きだ」と言えなくなっ
ていく。今、彼はもう一度陸に上り、少年の心で海を眺めたいのだ。

7月4日  中田英寿、引退す
 ヒデは、サッカー人生だけではなく自分の人生そのものをリセットし
たかったのではなかろうか?Fun Soccor(サッカーを楽しむ)には、
それを職業としているままではおよそ到達できないと悟ったのだろ
う。彼の一番欲しかったのは自由だった。そして今それを得たのだ。

7月3日 
 ようやく今日、歌録りのRecに入った。予定よりおよそ2日遅れなの
だ。しかし5月のGWから始めて着々と進んでいることも確かだ。録音
とはいっても現在やっているのは本チャンのDEMO音源。なので簡単
な出来で構わないといえばそうなのだが、やはり真剣になってしまう。

7月2日  W杯、4強揃う!
 20年前、無知な俺が大学の学友に「日本もW杯に出られたらいいの
に」と漏らしたところ、「バカ言え、日本など100年たっても出られない」
と叱責された記憶がある。あれから…Jリーグが発足しドーハの悲劇…
そしてW杯常連国へ。あの学友はもう当時の発言を忘れているだろう。

7月1日 
 哲学を英語で”philosophy”というが、これはソフィア(智)を愛す行為
という意味だ。古代ギリシアでは万物の美が存在する空間を「ソフィア」
と名づけ、理想(イデア)の世界とも形容した。この空間を愛すことが即
ち「哲学」なのだ…学生時代、この言い回しに不思議な憧れを抱いた。



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