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英語で読もう、カニグズバーグ！
"The Mysterious Edge of the Heroic World"
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| Since 2007. 9. 29 |
単語集:―◆ 第一章 （P. 1〜P.18） ◆ 第二〜四章 （P.19〜P.32） ◆ 第五章 1/2 （P.33〜P.42） ◆ 第五章 2/2 （P.43〜P.59） ◆ 第六〜七章 （P.60〜P.75） ◆ 第八〜九章 1/2 （P.76〜P.90） ◆ 第九章 2/2 （P.90〜P.103） ◆ 第十章 （P.104〜P.114） ◆ 第十一〜十三章 （P. 115〜P.131） ◆ 第十四章 （P.132〜P.143）
『Mysterious Edge……』発売！.
カニグズバーグの最新作、"The Mysterious Edge of the Heroic World" が、9月25日、ついに発売になりました。 （邦訳は『ムーンレディの記憶』です 08/10.22）
主人公は、二人の6年生、アメデオとウィリアム。そして、古い謎めいた一枚の絵. . . 。
胸が苦しくなるほど、すてきな作品です。
やはり「満を持して」という言葉がピッタリ。――ユダヤ系作家のカニグズバーグが、第二次世界大戦前後のナチス第三帝国の暴挙について、はじめて真っ向から書いているのですから。
もちろん、「真っ向から」とはいっても、そこはカニグズバーグ。悲劇――ナチスの退廃芸術展や、ユダヤ人・同性愛者への迫害など――を背景にしながら、言葉遊びもユーモアも、粋でオシャレな感じも、いつにも増していっぱいです。
ページを繰りながら、わたしは数え切れないほど笑い、そして泣きじゃくりました。
読み返すたびに、発見と感動が深まっていく. . . まさしく秘密の宝石箱のような一冊。
一日もはやく、すてきな日本語版が出版されることを願うと同時に. . .
こちらのコーナーでは、原書を楽しむためのデータを集めて、ご紹介していきたいと思います。
合言葉は、「英語で読もう、カニグズバーグ!」
中・高校生の皆さんにも、できれば初回はあまり辞書を引かずに、ざくざく読み進んでほしいので、まずは、画像なども織りまぜた簡単な「あんちょこ的・単語集」を。
作中の個々のエピソードの歴史的背景や、カニグズバーグのほかの作品との関連などについても、少しずつお話していけたらと夢見ています。
『ミステリアス・エッジ……』は、英語圏の子どもたち（9歳〜12歳ぐらい）に向けて書かれた作品です。そのため、一つ一つの文章は短かめで、難しい構文などはほとんどありません。
また、トニー賞・エミー賞俳優 エドワード・ハーマンによる 同時発売の朗読CD(4枚組） も、とても聴きやすく. . . リスニングの教材にもうってつけだと思います。
ぜひ、目で、耳で、そして心で. . . 直接、E.L. カニグズバーグの世界に触れてみてください。
Read by Edward Herrmann
"Ninety percent of who you are is invisible."
『ミステリアス・エッジ……』には、"edge" という言葉が、さまざまな意味合いを持って、繰り返し登場します。ここでは名詞としての "edge" のニュアンスを。
edge
――古英語で「鋭くとがったもの」が原義。
【名】
1 刃、刃先、エッジ； 刃の鋭さ、切れ味
2 （中心部から最も遠い）端（はし）、縁（ふち）、へり、かど； 町などのはずれ、湖のほとり、稜線、屋根の棟(むね) →類：border
3 (表現などの) 鋭さ、激しさ； （寒さなどの）身を切る感覚
4 有利な状況・立場、先行することを可能にする力、強み、迫力
5 (立体物など) 2面の接線
6 （変化が起きる）瀬戸際、出発点、（状況の)限界 →類： verge, brink
間違いなど、お気づきの点がございましたら、
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