◆ カジュアルな口語表現には、
スニーカー。 アメリカ南部特有の表現には、
マグノリアの絵がついています。
# Chapter 11 (
Disc2 Tr. 25〜)
*P. 115
sitting room
――居間、茶の間
study
――書斎
Bibendum chair
――ビバンダム(ビベンダム)・チェア
※ くわしいことは、163ページ(16章)に描かれています。
supervise
――(人・仕事などを)監督する
(be)in no great hurry to ……
――急いで……しない、……する気がしない
forever
――絶えず、いつも、常に
be offended
――腹を立てる、感情をそこなう、傷つく
some of them parties
――some of them(=those)parties。パーティーのうちのいくつか
*P. 116
lawn party
――園遊会。庭園に模擬店やステージを設け、多くのゲストを招いてもてなすパーティー。
entertainment
――楽しみ、なぐさみ
goings-on
――ふるまい、おこない
the court of Versailles
――べルサイユ宮殿。(フランスのお城)
Sissinghurst
――シシングハースト城。美しい庭園で有名。(イギリスのお城)
dog dander
――犬のふけ、イヌ上皮、←dog dandruff
white-glove service
――白い手袋のサービス。運転手、接客係、給仕係などが、制服(+白い手袋)着用でおこなうフォーマルな接客。
Paloma
――パロマ。セント・モロから少し離れた川沿いの町。(※ セント・モロ同様、実在はしません)
get off to be met by ……
――……に出迎えられて、大喜びする、興奮する、うっとりする
※ この get off は、「大いに楽しむ、夢中になる、興奮する、(麻薬などに)酔う」といった意味の俗語。
get off (* slang) = a: To feel great pleasure or gratification. b:
To experience euphoria, for example, as a result of taking a drug.
注:
get off は多義で、中にはとても性的な意味もあるので、取り扱い注意。出発する、(列車などから)降りる、といった意味以外では、むやみに使わないほうが無難です。^^
a fleet of cars
――車隊、車団。 自動車の隊列
barbequed (=barbecued) ribs
―― バーベキューしたリブ(牛や羊の骨つきのあばら肉)
reign over
――(……を)統治する、支配する
viceroy
――総督、太守
the Sunday section
――日曜版
big enough for an embassy
――大使館として使えるほど大きい
*P. 117
dock
――波止場、桟橋(さんばし)
a tree-car garage
living quarters
butler and cook
――執事と料理人
housekeeper
――(住み込みで家事をまかされている)家政婦、お手伝い
Jessie Mae
――ジェシー・メイ
laundress
――洗濯女
demote
――〈人の〉位を〈……に〉落とす、降格させる
the Fuhrer
――(ナチスドイツの)総統。
give ……a lift
――(人を)を車に乗せる、同乗させる、(人に)手を貸す
a mile and a quarter
――1マイルと4分の1。約2 km
Still is
――いまも、いまでも(そうだよ)
a proud cook
――立派なコック、見事な料理人
overcook
――煮すぎ、焼きすぎ
as Southern as marinara is Italian
――マリナーラがイタリア的なのと同様に南部的。
※ marinaraマリナーラ:トマトソースの一種。イタリア語で、もとは「船乗りの」という意。
collard green
――コラード・グリーン。 cf. P.74
strick o'fat and a strick o'lean
――=streak o'lean and streak o'fat、脂と赤身が縞になった豚のバラ肉。伝統の南部料理にはかかせない食材の一つ。見た目は脂身の多いぶ厚いベーコンのよう。
*P. 118
―― ベシャメル・ソース。タマネギの入ったホワイトソース。
※ ルイ・ドゥ・ベシャメルという侯爵の名前に由来すると考えられていることから、大文字で表記されることも多い。
gravy
――グレービー(ソース)。(焼いた肉からしたたる)肉汁で作るソース。
cow fodder
――牛のえさ、飼料
done right?
――ちょうどよく・上手に料理した (コラード・グリーンを食べたことがあるの)?
fix
――(料理などを)用意する、調理する
you are one shallow man
――one:〈米口語〉(次の形容詞を強調して)特に、非常に、すごく
※ She's one beautiful girl. 彼女はすごい美人だ。
shallow
――浅い、浅はかな、思慮のない、皮相な
pop an olive
――オリーヴをぷちっと突き刺す
this very
――まさしくこの、ちょうどこの
*P. 119
fully engage
――すっかり従事する・たずさわる、完全に……する、
※ ここではlaugh(声を出して笑う)
miss
――(……が)いないのを残念に思う・寂しく思う、(……に)会いたい
in number and complexity
――数においても複雑さにおいても
"shelf of her past"
――過去の棚、思い出の棚
paneling
――[集合的に]鏡板(かがみいた)、羽目板。戸や天井、壁などにはめこむ平らで大きな板。
bathroom fixtures
――浴室の設備、備品
cabinetry
――高級家具、作りの良い飾り棚のセット
heirloom
――先祖伝来の家財、家宝
antebellum
――南北戦争前の、戦前の
fireplace tools
――暖炉の道具
mercury-backed mirror
――水銀を貼った鏡。ガラスの裏面に水銀アマルガムを付着させたもの。
※ 現在の鏡は、ガラスの裏面にまず銀メッキをし、その上に銅メッキ+保護塗料、という工程を経て作られています。
brass fender
――真鍮のストーブ囲い、炉格子
guardrail
――ガードレール。(階段やバルコニーなどの)欄干〈らんかん〉・手すり
*P. 120
fruitless
――実りのない、結果を生じない、むなしい
go through
――探す、調べる、捜索する
prompt
――駆り立てる、刺激する、思いつかせる、助け舟を出す/ (俳優などに)せりふをつける
recital
――リサイタル。独奏会、独演会、朗読会 / 物語
apt
――適切な、利発な、さとい
frosted
――霜でおおわれた、(ケーキなど)砂糖衣をかけた
glamour
――glamour (幻惑的・神秘的な)魅力、魅惑、美しさ
the closest Amedeo ever heard
――アメデオがいままで聞いた中で一番それ(to argue with)らしいもの
in thrall to
――〜に捕らわれて、奴隷の状態で
even
――対等な、互角の、貸し借りがない
out of debt
――借金をしていない、借りがない
income tax bracket
――所得税率区分
be beholden to …
――(…に)恩義を受けている、(…の)世話になっている
*P. 121
outta tune
―― =out of tune。調子が外れて、音階が狂って
※ outta: out of または、ought to の意。
Can't hardly 〜
――can hardly 。ほとんど〜できない。
※ このnot hardly は、二重否定ではなく、言葉をソフトにしたり強調したりするために、アメリカ南部で使われる用法。
with all this here heat and humidity
――このまったくの暑さと湿気の中で
※ このthis hereも、南部らしい言葉づかいです。cf:"that there"
http://orange.zero.jp/yuyujp.park/elk/edge/edge-words5.htm
gotta
――〜しなければならない。have got to (=have to〜しなければならない)
の have が省略されたgot toが、さらに短縮された形。
※ 全編を通じることですが、作者は、Mrs. Wilcoxが、親しみを込めて話すときに、南部方言やカジュアルな表現を多用させているようです。
# Chapter 12 (
Disc3 Tr. 01〜02)
*P. 122
commandeer
――〈私有物を〉(軍用・公用などに)徴発する、強制的に取り立てる。(人のものを)勝手に使う・所有する。
corrupt
――(言葉などを)転訛させる、(原文を)改悪する、変造する
biography
――伝記
be represent
――代表として出される、代表者となる
Henri Matisse
――
アンリ・マティス
Les Fauves
――〈フランス語〉レ・フォーヴ(フォーヴィス) "Wild Beasts"
野獣派
in bold
――際立った、くっきりした、筆太の、力強く、奔放に
natural shade
――自然な色あい
have a distaste for 〜
――〜が嫌いだ
particular
――ことに、特別に、いちじるしく、格別の
be contaminated
――汚染される、汚れる、悪に染まる、堕落させられる
*P. 123
Pierre-Auguste Renoir
――
ピエール=オーギュスト・ルノワール
Impressionist
――印象主義者、印象派のアーティスト(画家・彫刻家・作家など)
a disease of the visual cortex
――visual cortex(大脳皮質の)視覚野・視覚中枢のdisease 病気
Pablo Picasso
――
パブロ・ピカソ
tribal art of Africa
――
アフリカの部族アート
primitive aesthetics
――原始的な美学
subhuman
――人間に近い・人間より下等な動物・類人
the Dark continent
――暗黒大陸
※ いまや、人類発祥の地と言われ、古代文明が栄えていたことも知られているアフリカですが、20世紀の中頃までは、欧米諸国から「暗黒の大陸」と未開の地のように呼ばれていました。
cf.
「暗黒大陸」という神話
Vincent van Gogh
――
フィンセント・ファン・ゴッホ
be diagnosed
――診断される
epileptic
――てんかん。発作的にけいれんを起こす病気
cut off
――切り落とす、切断する
a prostitute
――娼婦、売春婦
commit suicide
――自殺する
suicidal
――自殺的な、自滅的な
Marc Chagall
――
マルク(マーク)・シャガール
by virtue of ……
――……の力で、……のせいで
even by a fraction
――たとえわずかだとしても、ほんの少しでも
*P. 124
Georges Braque
――
ジョルジュ・ブラック
Cubist
――
キュビズム(立体派)の芸術家
geometrician
――=geometer。 幾何学者
scribble
――(…を)ぞんざいに書く(描く)、走り書きをする、落書きをする
dots and squiggles
――点々とくねった線
random
――ランダムな、手当たり次第の、でたらめな
deserve a frame
――フレームに入れる価値がある、額装にふさわしい
a fantasy world
――空想・幻想の世界、気まぐれで酔狂な世界
reproduce
――再現する、複製する
Harlequin at Rest
――休息するハーレクイン(=アルルカン、道化師)。
※ ピカソには、道化師を描いた作品がいくつもありますが(
* 注1)、このタイトルの作品は実在しません。
下の "青の時代" の道化師の絵「アルルカン」は、メトロポリタン美術館所蔵。"Harlequin
1901", "Leaning Harlequin" "Arlequin au Cafe" などと呼ばれています。(
* 注2)
a significant master piece
――意義深い傑作・代表作
the artist's Blue period
――ピカソの『青の時代』(1901〜1904年頃)。
1901年、ピカソは孤独や絶望をテーマに、青色を多くつかった絵画を制作するようになりました。その時期、またその頃に描かれた作品は、ピカソの『青の時代』と呼ばれています。
horrifying
――恐るべき
suppression
――抑圧、隠蔽
On the contrary
――それどころか
*P. 125
botched
――ぶざまな継ぎはぎ、ヘタな仕事
yesterday and before yesterday
――昨日とおととい
senile
――老いぼれた、もうろくした
representative
――代表者、典型、見本
an epitaph
――墓碑銘、碑文(石碑に彫りつけた文)
pastures
――牧草地
sterilize
――断種する、不妊にする、殺菌する
# Chapter 13 (
Disc3 Tr. 2〜4)
*P. 126
read
――(…と)書いてある、(…と)読める
glamorous
――魅力に満ちた、魅惑的な
A rented tux
――貸衣装のタキシード
father-of-the-bride
――花嫁の父っぽい
be captive to 〜
―― 〜の虜となった人、〜に拘束された人
refuse
――断る、こばむ
*P. 127
demolition
――(建物などの)取り壊し、破壊
19 Schuyler Place
――スカイラー通り19番地。
※ くわしくは、"The Outcasts of 19 Schuyler Place" 『スカイラー通り19番地』を♪
be appointed
――指名される、任命される
accompany
――(人に)同行する、ついていく
inspection
――精査、点検、検査
fall out of love
――恋がさめる、愛情をなくす
other than
――〜以外は、〜のほかには
be relieved of
――〜を解任される、まぬがれる
*P. 128
conversational necktie and jacket
――会話のネクタイとジャケット
handshake
――握手
air kiss
――音だけのキス、軽いキス。
※ お互いにほおを擦りあわせて、(あるいは実際に肌には触れずに)チュッという音を出してキスすること。
boredom
――退屈、あきあきすること
(only one of them was )optional
――(そのうちの一つだけが)選択性で、選択科目で
※ 教会のほうは、選択してもしなくてもどちらでもいい。
loft
――屋根裏、倉庫や工場などの二階
bear hug
――力強い抱擁、ぎゅっと抱きしめること、熊〈クマ〉の(ような)ハッグ。→
* プロレスの技の一つ
smooch
――キスをする、キスをして抱きあう
take up time
――時間がかかる、時間をとる
efficient
――能率的で、有能で
whole process
――プロセス全体、全行程
keep track
――経過を追う、把握する
inappropriate
――ふさわしくなくて、不適当な
*P. 129
profane
――口汚い、ばちあたりな
age-appropriate
――年齢にあった、年相応の
singular
――単数形の
one-on-one
――一対一の
what happened at Mrs. Zender's stayed at Mrs. Zender's
――ミセス・ゼンダーの屋敷で起きたことは、屋敷内にどどまる。 → お屋敷で起きたことは、極秘・他言無用であるということ。
NO TRESPASSING
――立ち入り禁止、侵入禁止
miss out
――(チャンス・楽しいことなどを)見逃す、経験しそこなう
hands down
――断然、疑いがない、間違いのない
※ 競馬の騎手が、手を下げたままで(馬に鞭を打たなくても)すむ(a jockey
not needing to ride hard to win)様子から、「楽勝」「簡単に」/「競争者・反対者のない」「絶対的に」という意味が生まれたそうです。
*P. 130
let down
――(服などの)丈をのばす
an unaccompanied minor
――付き添う大人のいない未成年者、「お子様一人旅」
※ ほとんどの航空会社で、12歳以下で保護者同伴でない客を「Unaccompanied
Minor」と呼び、地上職員や客室乗務員が特別なケアをしながら目的地まで送り届ける、というサービスを提供している。
inside fold
――(二つに)折ったカードの中味・内側
over the years
――ここ何年もにわたって、長い年月のあいだに
*P. 131
mischievously
――いたずらっぽく、茶目っ気たっぷりに
savor
――十分に味わう、満喫する
weekend off
――週末の休み、週末休暇
pedicure
――ペディキュア。足のつめを手入れし、エナメルやポリッシュ(つやだし)液を塗ること。
(↑ Picasso's Harlequins。左から順に、1905、1915、1923、1923、1924年の作品)
注1: 若き日のピカソは(とくに「青の時代」から「バラ色の時代」にかけて)、たくさんのハーレクイン(道化師)の絵を描きました。
注2: サーカスやお祭りで活躍する道化師は、日本では「ピエロ」と呼ばれることが多いのですが、英語ではclown(クラウン)
が一般的。
◆ Harlequin(ハーレクイン)は、イタリア喜劇の道化役を意味するイタリア語Arlecchino(アルレッキーノ)が英語になったもの。フランス語ではArlequin(アルルカン)、スペイン語では
(アルレキン)。
三角形やひし形を継ぎあわせたようなカラフルな衣装が特徴で、クラウンの原型であるとも言われています。
◆ ピエロ(pierrot)は、フランス語でパントマイム(無言劇)の道化役。顔におしろいを塗り、だぶだぶの白い服を着ています。
◆ ハーレクインに扮したパウロ ◆ ピエロに扮したパウロ
* 二枚の絵のモデルは、いずれもパブロ・ピカソの長男 Paul (パウロ)とのこと。
◆ ちなみに、↑大きな口と赤い鼻を持った陽気なクラウンは、英語ではAuguste
(
オーギュスト)。 (中央)マクドナルド社のキャラクター、ドナルド(〈米〉Ronald)も、オーギュストタイプのクラウンです。
また、ボロをまとった浮浪者風のクラウンは、
Tramp( トランプ)やHobo(ホーボー)と呼ばれるそうです。
第14章 (P.132〜)単語集へ
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