# Chapter 10 (
Disc 2 Tr.20〜24)
*P. 104
informative
――情報や知識を提供する、参考になる
souvenir
――おみやげ、記念品
monograph
――モノグラフ、(ある特定の分野の)研究論文
historic treasure
――歴史的な財宝・美術品
guidelines
――ガイドライン。指針・指標・規範となるもの
docent
――(美術館・博物館の)案内者、ガイド
student tour
――学生の見学ツアー
scholarly
――学究的な、学者っぽい
sedentary
――座りがちな、デスクワーク中心の
bookish
――本好きの、学術的な、(経験よりも)書物に頼った、文学的な
meant never to forget
――決して忘れないつもりだった
introduction
――序論、まえがき
*P. 105
sad fate
――哀しい宿命
Organized hatred
――組織的な憎悪
deny admission
――入会・入学を認めない
committee
――(アカデミーの)審査委員会
extend
――差し出す、招待状を出す
simply put
――端的に(分かりやすく、はっきり)言えば
original
――独創的な、創意に富む
resentment
――(うっせきした)いきどおり、不満、うらみ
innovative
――革新的な、斬新な
creative
――創造的な、独創的な
unconventional
――慣習にとらわれない、型にはまらない、自由な
wipe 〜off the map
――(〜を地図上から)消し去る、ぬぐい去る、全滅させる
the cultural map of Germany
――ドイツの文化的な地図
degenerate
――堕落した、退廃的な、退化した
pluck
――引き抜く、むしり取る
cauldron (=caldron)
――大釜(がま)、大鍋(なべ) ※ 魔法使いが薬を作るような大きな鍋
myth
――神話、作り話
loathing
――大嫌い、嫌悪
distill
――蒸留する
politically correct
――政治的に正しい、公正な
battering ram
――(戸・壁などを)打ち壊す道具、大槌(おおつち)
essentially a medical term
――本来は、医学用語
nervous disorder
――神経症、神経障害
far removed from 〜
――〜から遠く離れた、〜とは懸け離れた、〜とまったく違った
*P. 106
decadent
――退廃的な、不健全な
belong to the same species
――同じ種に属す
cripples
――身体障害者、手足の不自由な人々
the mentally ill
――精神障害者、精神病の人々
Jew
――ユダヤ人
homosexual
――同性愛の人
Gypsy
――ジプシー。放浪民族の人、
ロマ人。
Jehovah's Witness
――エホバの証人(の人)
※ 宗教学上はキリスト教の一派、あるいは千年王国運動の系譜を引く新宗教とみなされている。「エホバの証人」の信条により、彼らは政治的に中立を保たなければならず、武器を持つ戦いに参加してはならなかった。そのため、ナチスに忠誠を示さず、鉤十字旗に対する敬礼やナチスへの投票などを拒んだ。軍隊の徴兵も拒絶し、禁令期間中も集会や宣教活動をやめなかった。そのため、およそ1万2,000人のエホバの証人が、特別に標章されたパープル・トライアングル(紫の三角形)をつけられ、強制収容所に送られた。
Bolshevik
――ボルシェヴィキ。ロシア社会民主労働党が分裂して形成された、ウラジーミル・レーニン率いる政治グループの一派。また、その派に属する人。
by nature
――生まれつき
a heritage
――先祖伝来のもの、遺産
inferior
――(……より)劣った、劣等の
superiority of the true German
――本物のドイツ人の持つ卓越、優越性
ipso facto degenerate:
――ipso facto =by that very fact 。事実上、まさにその事実によって、そのこと自体で
(ipso facto は、ラテン語で 'by the fact itself' の意)
an insult
――侮辱
even a threat
――脅威でさえある
According to ……
――……によれば
no longer belongs to Homo sapiens
――もはやホモサピエンス(人類)に属さない
insane
――狂気の、sane(正気)でない
a grave threat
――忌むべき(危機的な)脅威
refinement
――洗練、高尚、優雅さ
the Aryan race
――(ナチスドイツのいうところの) アーリア人種、アーリア民族、非ユダヤ系白人
be eliminated
――除去される、抹殺される
*P. 107
criminals
――犯罪者
remove
――移動させる、かたづける
borders
――国境
Gestapo
――ゲシュタポ。(ナチスドイツの)秘密国家警察
studio
――(画家・彫刻家・写真家などの)仕事場、工房、アトリエ
smell turpentine
――ターペンタイン(テレピン油)の匂いを感じる
※ テレピン油は、油絵の具を溶かすのに使うオイル。松脂(まつやに)を水蒸気蒸留することによって得られる精油で、独特のかおりがあります。
arrest
――逮捕する、
on the spot
――その場で、直ちに、即刻
a first measure
――最初の手段、方策、措置
purge
――粛清する、(悪や反対派を)追放する、一掃する
Joseph Goebbels
――ヨーゼフ・ゲッベルス see 単語集 6
the Minister of Propaganda and Public Enlightenment
――国民啓蒙・宣伝大臣
issue a decree that ……
――(……という)法令を発布する
seize
――〈禁制品などを、強権をもって)差し押さえる、押収する
confiscate
――没収する、押収する
a fire drill
――火災訓練
courtyard
――中庭
*P. 108
two consecutive days
――二日連続で、二日にわたって
the Great German Art Exhibit
――「大ドイツ芸術展」
state museum
――国立美術館、公共の美術館・博物館
the House of German Art
――「ドイツ芸術の家」
with great pomp
――豪華けんらんに、すばらしく華麗に
preside over
――統轄する、主催する
the inaugural ceremonies
――開会式
give the major speech
――主要な演説をする
praise the architecture
――建築術を称賛する
trumpet
――(らっぱを吹くように)大声で知らせる、吹聴する
the art of the Third Reich
――ナチスドイツ・第三帝国の芸術
by contrasting 〜 with……
――……との対比によって
meat of his message
――メッセージの肉 = 実質、ポイント、要点
racially
――人種的に、民族上
exalt
――ほめそやす、ほめたたえる
inferior racial strains
――劣った民族の血統、菌株
saliva
――つば、唾液
twist around
――からだをよじる
thrash about
――ころげ回る、のたうち回る
power-possessed
――力を持った、圧倒的な、支配的な
in a (power-possessed) rage
――激高して、激怒して、躍起になって、
shriek
――金切り声でさけぶ
defy
――(公然と)反抗する、無視する、あなどる
It is up to 〜to ……
――……することが 〜の手に委ねられている
the medical establishment
――医学界
*P. 109
criminal courts
――刑事裁判所
from now on
――これからは、今後はずっと
unrelenting war
――容赦ない戦争、断固とした(不屈の)戦い
purification
――浄化、(汚れや悪を取り除いて)清潔にすること
extermination
――根絶、絶滅、駆除
the last elements
――最低の成分・集団・(不穏)分子
displace
――取って代わる
go mad
――気が狂う、発狂する
warehouse
――倉庫、貯蔵所
racially impure
――人種的に純粋でない・不潔な
inferior works
――下等な作品
be crammed
――ぎっしり詰め込まれる
in an effort to 〜
――〜しようと努力して、〜するために、〜することをめざして
look ridiculous
――ばかげて見える、みっともない
cruel slogans
――冷酷なスローガン、むごたらしい標語
in strong German blackhand
――太い"ジャーマン・ゴシック書体"で
※ ゴシック書体は、英語では Gothic / blackhand / blackletterなど、ドイツ語では
Fraktur(フラクトゥール)と呼ばれる。
※ Fraktur: ナチス・ドイツは、ほかの西洋諸国との差異化をはかるため、中世以来の伝統的なフラクトゥールを正式なドイツ語の書体としていた。(〜1941年)
be barred from
――〜を禁じられる、〜できない
pornographic
――猥褻(わいせつ)な、ポルノの
dreck
――〈米〉粗悪品、いんちき、安物、見かけ倒しの商品
make one sick
――(3時間いただけで)病気になる
flock to 〜
――〜に たくさん集まる、押し寄せる、群がる
curiosity
――好奇心
patriotic disdain
――愛国的な 軽蔑感
*P. 110
despite
――……にもかかわらず
rant
――大げさなわめき声、大言壮語
wage against 〜
――(戦争などを)〜に対して遂行する、維持する、おこなう
bundle
――束にする、一つにまとめる
tight and even
――きっちり 整然と
Marine honor guard
――〈米〉海兵隊の儀仗兵(ぎじょうへい) おもに式典などで活躍する(装飾的な)兵士。
"Once Forbidden"
――「かつて 禁じられしもの」 という感じでしょうか. . ?
crisp
――さわやかな、明快な、きびきびした
apt
――適切な、利発な
resist the temptation
――誘惑に抵抗する
leave it alone
――そっとしておく、放っておく
absolutely!
――絶対的に、無条件に、完全に、まったく、確かに
pause
――ちょっと休む、立ち止まる
stick(stuck)out
――突き出す
ever so
――実に、とっても、すごく、非常に、超〜 ◆very の強調
take his pelzkeppe out of storage
――"ペルツケッパ" を収納庫から取り出す
*P. 111
fashion statement
――ファッション哲学、流行宣言。ある型やスタイルがおしゃれ/粋/クールetc. であるという主張や、それぞれの装いかたにこめられたメッセージ。
shine/shone
――光る、輝く、(光を反射して)照る
bowl
――わん、鉢(はち)、スプーンなどのくぼみ
the Big Dipper
――【天】 北斗七星 dipperは、すくうもの、ひしゃく、お玉じゃくしの意。
commission〜to……
――〜に……を依頼する
furrier
――毛皮職人、毛皮商
bridegroom
――花婿、新郎
Jan van Eyck
――ヤン・ファン・エイク (1390年頃 - 1441年)
※ 15世紀、フランドル地方(現在のベルギー、オランダ、フランスの一部が重なる地域)で宮廷画家として活躍。兄とともに油彩画の技法を確立したことで知られる。
The Arnolfini Marriage
――「アルノルフィニ夫妻の結婚」 (1434)
private homage to ……
――……に対する ひそかな(個人的)敬意の表明
"Peter's Pelzkeppe"--Peter's Fur Hat
――ピーターの"ペルツケッパ" -- ピーターの毛皮の帽子 * 注1
eyewitness
――目撃者、その場に居合わせて、その子が"Beaver! Beaver!" とさけんだ事実を裏づける人
*P. 112
don
――(衣服・帽子などを)身につける、着る、かぶる =put on (do on より)
※ 〈反〉doff (衣服・帽子などを)脱ぐ、取る (do off より)
worthy of 〜
――〜にふさわしい、値する
chill
――(空気・水などの、身震いするような)冷たさ、寒け、肌寒さ
――celebrated case。世間の関心の的、有名な事件・できごと (フランス語より)
the town fathers
――町のリーダー・指導者たち
business philanthropies
――企業・実業家による(社会的)貢献・慈善活動
generously
――気前よく、たっぷりと
donate
――寄付をする
*P. 113
pledge
――〜を担保として差し出す、質に入れる
overtime
――時間外労働、超過勤務
train docents……
――案内係(ボランティアの)を、トレーニングする
To reward himself for ……
――……に対する彼自身への報酬として、……した自分に報いるために
fantasize about ……
――……について夢想する
cusp
――(葉などの)とがった先、先端。 二つの弧が接するポイント。ゴシック建築のアーチや窓の内部で、小さな半円形の壁面同士がぶつかり合ってできる先端部。
gala occasion
――にぎやかで楽しい催し、華やかな社交行事
tuxedo / tux
――タキシード。tux (口語)は、tuxedoの短縮形。
male principals
――男性の出演者(出席者)
thirties-ish
――1930年代っぽい。 -ishは、「…のような」「…的な」をあらわす接尾語
evoke
――(感情・記憶などを)呼び起こす、喚起する
underwrite
――〜の費用を負担する、引き受ける
engage
――雇う、頼む
caterer
――料理の仕出し屋
string quartet
――弦楽四重奏団
grammar school
――〈米・古語〉小学校。 現在はelementary schoolが一般的です
a molto, molto magnifico
――〈イタリア語〉モルト、モルト、マニフィコ = とても、とても、素晴らしい
―― * molto(very) magnifico(magnificent)
*P.114
go down
――(後世に)伝えられる、(歴史に)刻まれる、(記憶に)残る
dazzling
――(目もくらむばかりに)まばゆい、輝かしい、幻惑的な、見事な
retrieve
――〜 を取り出す、持ってくる
stub
――(硬いものに)つま先を打ちつける
stoop down
――身をかがめる、前かがみになる
注: "Peter's Pelzkeppe"
――ピーターの"ペルツケッパ" (毛皮の帽子)について。
※ pelzは、
イディッシュ語で、fur(毛皮)のこと。
※ keppeは、イディッシュ語のkapel(hat)やkop(head)と、ユダヤ教徒がかぶる小さな円形の帽子を意味するヘブライ語kippah(キッパ)の合わさった、Yinglish(ユダヤ系英語
"Yiddish" + "English")、またはAmeridish(ユダヤ系米語
"American" + "Yiddish")の一つと思われます。
二つの言語が混じったような言葉づかいとしては、ほかにも、Spanglish(スペイン語+英語)、Franglais(フラングレ:フランス語+英語、anglaisはフランス語で英語の意)、Singlish(シンガポールで話されている英語)、Konglish(朝鮮語+英語)などが有名です。
日本語的な発想や発音の英語は、
Engrish と呼ばれています。
第11章 (P.115〜)単語集へ
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