サラワクについて


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産業

 サラワクと日本は貿易を通じて深く関わり合っている。日本は輸出相手国として第1位で、総輸出高の約40%を占めている。輸入相手国としても第2位である。
 輸出品目は、マレーシア全体では半導体や電子機器、家電製品などの割合が60%近くまで増えているが、サラワク州だけ見るとほとんどが石油や天然ガス、木材などの1次産品に頼っている。また近年では植物油脂のひとつであるパーム油の輸出が増えている。

 サラワク州はマレーシア連邦13州のうち最大の面積(12万4,449ku)をもつ。これは、マレー半島11州分、または日本の面積の1/3(本州と四国をあわせた大きさ)に匹敵する。

 天然ガス、原油、鉱物などの豊富な天然資源を有すとともに、豊かな熱帯林が広がり、貴重な動植物の宝庫でもある。近年ではエコツーリズムを打ち出して観光誘致が盛んになっている。州の人口は約235万人(2008年)。州都はクチンで、他の主要都市にシブ、ビントゥル、ミリがある。


石油・天然ガス

 輸出品目第1位の液化天然ガスは、1938年に採掘を始めてから日本をはじめとした大手電力会社やガス会社が輸入している。石油や天然ガスの輸出額は大きいが、その大半は連邦政府の収入となり、サラワクには使用料として石油10%、天然ガス3%が収入になるだけなので、収益は少ない。

木材

 世界第1位の熱帯木材輸入国である日本は、1985〜1992年頃まで熱帯材の6〜8割をサラワク州、サバ州から輸入していた。サラワク州産の木材の約半分が日本に来ていたことになる。(→森林伐採の項目参照)
丸太を運び出す巨大トレーラー 伐採キャンプ

パーム油

 アフリカ原産のアブラヤシから採れるパーム油は、様々な加工食品、洗剤やシャンプー類、化粧品などに使われる。急増する需要に追いつくため、かつての天然ゴムや、木材産業に替わる収入源として政府が増産に力を入れている。(→パーム油の項参照)
アブラヤシ

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