サラワクについて |
| 概要
| 歴史 | 民族 | 産業
| マレーシアの概要 | マレーシア略史
| | ||||||||||||||||||||||||||||||
表紙−Home 熱帯林の自然 民族−イバンの生活 街角の風景 パーム油 森林伐採 戦争の傷跡 スタディツアー イベント情報 ブログ ワークショップ Profile リンク |
民族 サラワク州はマレー人、中国人の他、先住民族をあわせ、約24の民族グループで構成されている。そのうち、先住民族であるイバン人、ビダユ人、メラナウ人、オラン・ウル(カヤン、ケニャ、カダヤン、ムルなど16の少数民族の総称)が人口の多数を占める州である。特にイバン人は州人口の30%近くを占め、政治、経済、文化など様々な分野で影響力を持っている。 マレー半島では多数派を占めるマレー系民族の割合が少なく、先住民族の割合が多いのが特徴的である。そのため、マレー半島にくらべ、イスラム教の寺院(モスク)を見かけることが少なく、1日5回流れてくるアザーン(イスラムのお祈りの合図)も聞くことがほとんどない。 同じ国なのにパスポートチェックがあるわけ 日本から観光でマレーシアを訪れる場合、ビザなしで90日間滞在することができる。しかしサラワクの場合は1ヶ月である。クアラルンプール経由でサラワクに入る場合、クアラルンプールでまずマレーシアの入国審査を受け、パスポートに30日間滞在のスタンプが押される。マレーシア国内線に乗り換え、サラワクに入る際、同じ国にもかかわらず、入国(州)審査があり、パスポートにスタンプが押される。そのスタンプには1ヶ月の滞在が許される記載がある。これは、サバ州、サラワク州が1957年のマレーシア連邦独立後の1963年に、「あとから」マレーシアに加盟したという歴史的背景があると思われる。 これらのことから、マレー半島と、サラワク、サバは「別の国」という人もいるくらいである。
【関連ページ】 サラワクの先住民族のお祭り サラワク州には、ガワイ・ダヤク(GAWAI DAYAK)という祝日がある。ガワイとは、イバン人のことばで「お祭り」のこと。ガワイ・ダヤクとは、ダヤク人(サラワクの先住民族の総称)のお祭り、という意味である。焼畑で米を作っている先住民族が米の収穫に感謝し、来期の豊作を願って行われる農業際の一種。6月の第1週に行われ、自家製の酒を飲み、踊りやレガッタ競艇などの祭典が一週間ほど続く。6月1、2日はサラワク州の祝日となる。 |
このページに関するお問い合わせはこちらまで。