日吉川秋水さん亡くなる
三代目日吉川秋水さんが、九月二十一日京都市伏見区の自宅で虚血性心不全のため亡くなった。八十三歳。
秋水さんは、先代秋水の姪にあたり、昭和十年、十二歳で小ひさを名乗って初舞台。少女浪曲の座長として活躍した。昭和四十一年三代目秋水を襲名後は、ケレン読みの名跡を守るため、「藪井玄以」や「水戸黄門」などもっぱらケレンねたを得意として読んだ。長く親友協会副会長を務めたが、近年は体調の不良を訴え舞台から遠ざかっていた。
大和郡山訪問公演はじまる 親友協会の社会貢献事業の一環として毎年行われている大和郡山老人福祉センター訪問公演が十月五日から始まった。これは大和郡山市と協力し、毎年十月から十二月にかけて、同市老人センターを慰問するもので、ほとんどの協会員が交代で出演する。今年はトップバッターに松浦四郎若が訪問、浪曲と歌のステージで来場のお年寄りを慰問した。12月末まで行われる。 |