きづき、またかんがえたことをしるす (いっぺい)


1 2016年12月01日(木)

会議のあと、学生とのミーティング。 量子論のテキストを作りたい。

明日の授業準備を終えたところで帰宅。 だいぶん疲れている。


2 2016年12月02日(金)

授業のあと、作ったプログラムのマニュアル書き。

廃棄物置き場に妙に綺麗なフードプロセッサがあったので持ち帰って試してみたところ、 キチンと動いた。 使われた痕跡も殆どない。 カミサンはこういう調理器具系の廃物利用を忌避する。 それが真っ当な感覚であり、私の許容度の広さの方がおかしいことは自覚している。 ということで職場で使う事にする。

ポケモン Go の挙動がおかしい。 地図やポケストップ・ジムを表示しないことが多い。 使っている iPad が古くて処理が重いこともフリーズの原因っぽいし、 モバイルルータの通信量が先月超過して帯域を絞られているのかもしれない。 今月は少し我慢するかな。

レッツノート CF-RZ6 はハードウェアスペックとしては申し分ない。 キチンと動けばとても快適。 しかしフタを閉じるとキーボード入力が効かなくなるのが面倒。 どうやら蓋を閉じてスリープになると電源ランプが点滅するので、 そのタイミングで再度蓋を開けると使えることが多いようだ。


3 2016年12月03日(土)

カミサンが買った棚。 高さがあるのにした、といっていたので期待したが、2段ほど高くなっただけだった。 子供は背が高くなっていくので、 将来を見越して大きめのものを買っておいた方が良かったんじゃないかなあ。

カミサンの「鍋料理」の定義は私より広い感じ。 私が「煮込み料理」というところのものが「鍋」だった。 勿論、どちらが正しいというわけではなく、広義・狭義というだけの話だ。

ムスコが最近、ブロック組み立て式カレンダーを組んで遊んでいるので、 レゴを引っ張り出してみた。 ちょっと触って遊んだが、特別好きという感じでもなさそう。


4 2016年12月04日(日)

服部緑地公園で『すまいる大阪リレーマラソン』。 去年はファミリーマラソンで私とムスメが一緒に 2km 走ったが、 今年はリレーマラソンで参加。 私 4km、ムスメ 4km、カミサン 2km を分担して走った。 カミサンは 2km でかなりへばっていた。

帰途の くら寿司で昼食。 財布を失くした! 「お父さんはモノを適当にポイと置きすぎる」とカミサンに責められた。 ムスメの給食袋の件もあり、その責めは実に妥当だ。 実際のところは、私がカミサンに預けていたのを、私もカミサンも忘れていただけだった。 笑い話で済んで良かった。 ただまあ、他人のバッグを探るのは憚られるし、 調べたと言われたものを「もう一度よく調べてくれ」とも言い難いので、 できれば自分のバッグは自分で十分に調べて欲しいなあ。

ムスメの英語塾のフェスティバルがあったのだが、行けなかった。 そういうイベントがあると連絡があったのがつい最近で、 事前に振り込みまで済ませていたマラソンを諦めるほどでもないし、 「それでも午後なら行けるかも」 と返事したが一昨日にいきなりプログラム変更の連絡があったりした。 あそこはどうも連絡体制とかがイマイチだ。

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これの仕組みがさっぱり分からなかった。 印刷に工夫があり、肉眼では分からないように情報を埋め込んでいるらしい。 なるほど。

ムスメが「大きくなったときに、誰と結婚したらいいかわからない」と言った。 それは、大きくなったときに考えたらいいんだよ。

ムスコが自分でボタンを留められるようになった。


5 2016年12月05日(月)

カミサンが冷蔵庫の整理を始めた。 カミサンは冷蔵庫の中を食材で満たしたいタイプで、 私は冷蔵庫の中を空に近い状態で保ちたいタイプ。 食材があると私は「悪くなるまえに使わなきゃ」と軽くプレッシャーがかかるのだ。

計算を教える仕事と並行して勉強会の予習と査読。

ムスメ「かあちが好き。かわいいから」。 うん、それはお父さんも同意するぞ。 ムスメ「おとうさんも好き。ゲームさせてくれるから」。 えー、それは何とも言えないなあ。 子供に甘いところかあ。 まあ好かれてないよりはいいよね。


6 2016年12月06日(火)

昨夜も日の変わる頃に帰宅した。 夕食はおでん。 おでんは腐り易く、 亡母が昼に作ったおでんが夜には腐っていたこともあった。 なので沸く程度に鍋全体を加熱してから食べる分を取った。 腐り難いものは、食う分だけ取って電子レンジ。

今朝、「おでんは足がはやい」という話をカミサンとした。 そこでムスメにクイズ。 「今の『おでんは足がはやい』はどういう意味? 1番、おでんが 100m を 10 秒で走れる。 2番、おでんが 2km を 13分で走れる。 3番、腐りやすい。」 大いに受けた。 続けて、 「『ウサインボルトは足がはやい』はどういう意味? 1番、腐りやすい。 2番、100m を10秒で走れる」 これも受けた。

『ピッピ、お買い物にいく』。 読者である子供の欲望に忠実に、キャラクターを行動させている感じだな。 うるさく叱られず、自由に振舞い、 お金をたくさん持って好きな物を買って好きな物を食べる。 子供は読んで楽しいだろうけど、私はあまり好きじゃないな。

マイケルジャクソンのスリラーを見たのはいつだったか。 小学校低学年くらいだったと思う。 その頃は純粋にホラーとして怖かった。

6.1 座右の銘

不動産屋さんと話。 賃貸の利率という言葉が分からなくて質問したが、 説明の言葉を持ち合わせていなかったようで、彼女は説明できず、 そして「私だけが分かっていてすいません」と言われた。 ほー、なるほどなあ。 私はそのように決して言わないが、普通の人はそういうことを言うものだよな。

「あなたの祖母に説明できない限り、本当に理解したとは言えない。」

アインシュタインが若手研究者に 「自分のおばあちゃんに自分の仕事を説明できるか?」と問うたらしい。 そのときに相手が「そんなの理解できるわけありませんよ」と言ったところ、 アインシュタインが上記引用のように言ったらしい。 どこまで本当かは知らないが、そういう話だと認識している。 私が学生などに説明するとき、私はいつもこれを念頭に置いている。 学生に理解させられなかったら、それは私の説明能力が低いためであり、 引いては私がきちんと理解していないからだと。

よく考えたら、これが座右の銘的なものだな。 インタビュー記事なんかで座右の銘が何々とか書いてあるのを見て、 自分のは何だろうと思うことがあったが、どうにも思い付かなかった。 座右の銘というのは、 「この言葉に感銘を受けたからこれを座右の銘にしよう」 というのではなく、 それが自身の思想や行動に染み込んで自然に出てくるようになってから 「これが座右の銘になっている」と気付くのが美しい。

今日は図らずも幸せな気付きに出会えた。 反面教師的な気付きなので相手には不名誉かもだが。


7 2016年12月07日(水)

ねむい。

2:00 に寝て、5:00 にムスメが私の布団に入りに来た。 横でムスメがゴソゴソしていたので眠りが浅い。 6:30 にカミサンがラジオ体操を始めたので付き合う。 その後二度寝しようとしたが、ムスメが起きないのは私が寝ているせいらしいので、 起きることにした。

健康と健康的は違う。 早起きは健康的なのかもしれないが、 睡眠不足が健康を害する影響の方が大きいだろう。

ムスメやムスコを見ていて、 子供の頃の私が自分の知っていることは母が全て知っていると思い込んでいたことを うっすらと思い出した。 その時私は、保育所での出来事も母が知っていることを前提に話をしていたと思う。 あるとき、母に喋ったことに対して「そんなん知らないよ」という反応があり、 「その場にいなかったら知らないのも当然だ」とようやく気付いた事があったように思う。

紀要原稿の校正修了。 紀要は査読なしの論文になるが、まあ少なくとも世には出る。 それはそうと、MS-Word で提出って嫌だなあ。 なんかよく分からない、MS-Word による改変が入ってたりする。


8 2016年12月08日(木)

夕方に会議が入り、 授業準備が終わらず。

職場泊。


9 2016年12月09日(金)

授業終了。 来週に東京で研究会があり、それが参加したい内容であることを知った。 来週の授業を休講として出張することにした。


10 2016年12月10日(土)

子供の世話。


11 2016年12月11日(日)

カミサンがセミナーの受講に出かけたので、私が子供2人を見た。 昼食のうどんを食った後、 ムスメにテストを受けさせるために、上本町の浜学園に 3人で行った。 着いたのが早すぎて開場されていなかったので、開場の時刻まで近所の公園で遊んだ。

試験開始時刻が近付きムスメを会場に送ったあと、 ムスコにお菓子をあげながら休憩していたところで 試験の時間に重ねて問題の解説があった事を思い出した。 10分ほど遅刻したが、主要な部分は聞けたと思う。

講師の先生が解説している真面目な場でもムスコは喋ろうとするし、 机上の紙を鉛筆でカツカツ叩く音が大きい。 周囲にちょっと迷惑をかけていて、先生や他の親御さんの目が厳しい気がする。 まあ私としては最善を尽くした上のことで、仕方ない事だ。 その場にいる親御さんはほんの数年前にそういうことを経験した筈なので 大目に見てくれるだろう。

私は試験問題のコピーを貰えたら、それを元に自分で解いて教えることができる。 しかし試験情報の漏洩対策のためにペーパーを配る訳にはいかんのだよな。

試験のあと、3人で公園の砂場で遊ぶ。 そこの公園には素晴らしいことに水道があった。 砂場で水を使って遊ぶのは、 水の流れと地形に及ぼす作用を理解するのに非常に良い。 あの時私は小2だったかな、理科の授業で小学校の砂場でやったのを今も覚えている。 やりたいとは思っていたが、近所の公園には水場がないのでできなかったのだ。 冬なので寒かったが、まあムスメもムスコも楽しんでいた。

水道と砂場は30m ほど離れているので運ばなければならない。 水筒は精々 500mlで、遊ぶのには物足りない。 常時携帯しているスーパーのビニール袋に水を直接入れて運んだ。


12 2016年12月12日(月)

火〜金曜日はムスコのお送りがあるので、 月曜日だけムスメと一緒に家を出ることができる。 不動産の話をカミサンとしたい気持ちもあったが、 カミサンと二人での話は火曜日以降の朝でも出来る。 ムスメが家を出た後、ムスコと出発準備をしている時間があるのだ。 ということで、今朝はムスメと一緒に家を出ことを優先した。

私はそれなりに学習能力があるので、 「不確定な状態で言うな」という人には確定してから言うようにする。

自分が言ったことについて相手に誤解があったとき、 私は自分の伝えかたも悪かった、責任はおおよそ半々だと考えるようにしている。 自分の話し方には全く問題がなく全ての非が相手にあると考えられたら楽なんだろうな、 と思う事もある。


13 2016年12月13日(火)

「おとうさんはイケメンじゃないから」とムスメに言われた。 うん、知ってる。

ムスコが発熱し、カミサンが家でムスコの子守り。 しかし、ムスメのスイミングがあるので、 プールに一人で行かせることになった。 行きは一人で行かせたが、私がプールに行って一緒に帰ることになった。 プールに着いて遠目でムスメっぽい子がいることを確認し、 そのあと受付で出席確認した。

私が一人で電車に乗るようになったのは、いつだったかな。 たしか、YMCA に一人で行くようになったときだろう。 私は小1〜4 の間、YMCA の月一の野外活動をしていた。 集合場所が電車で5駅くらいのところなので低学年クラスでは母と一緒に行っていたが、 どこかのタイミングで「一人でいけるよね?」となったのを覚えている。 たぶん中学年クラスになったときなので、小3からだろう。


14 2016年12月14日(水)

ムスコの体調が悪いままなので、今日は保育園をお休み。 カミサンが仕事なので、カミサンが帰宅してから私が出勤。

学生とミーティング。


15 2016年12月15日(木)

金魚はしぶとく生きている。 鱗の破れが治ったが、ずっと水底に体を横たえている。 たまにバタバタと泳ぐようにして姿勢を変える。 浮き袋が壊れて、それ以外の部分は元気になったとかそんな感じかなあ。 頑張って生き抜いてくれ。

東京出張。 予定の調整が面倒だったが、 エネルギー材料で計算科学というのなら聞きに行かねばなるまい。

終わってからひらしょー邸に泊めてもらう。 子供3人と遊んだ。 上2人はかなり遊んでくれた。 一番下はおっかなびっくりだけど、そのうち慣れてきた。

子供がはしゃいで寝ないので、 ひらしょーと外を散歩。 私達が外に出て10分そこそこで子供全員寝たらしい。 二郎系のラーメンを食って帰った。 あれは若者の食い物だな。


16 2016年12月16日(金)

7:00 頃に起きた。 オタマちゃんは朝から元気一杯。 シノンちゃんはまだまだ眠そう。 オトモちゃんは昨夜あんだけ懐いた素振りを見せたのに、 寝て起きたらリセットされて私の顔を見る度に泣きそうな顔をしていた。

8:00 前にオタマちゃんの幼稚園のお送りタイミングで一緒に出る。 何も計算しなかったけど、ちょうど現場に 5分前到着。

会場のコンセントが照明と連動していてプレゼンのために暗くなると電力供給がなくなる。 ほとんどの時間、電源なしの環境になる。 頭の悪い仕組みだなあ。

東京駅で子供の土産にわんわんのぬいぐるみを買った。 ネットとタブレットがなければショップを見つけられなかったところだ。 それから帰阪。


17 2016年12月17日(土)

カミサン出勤。

わんわんのぬいぐるみは家にあるのとかぶった。 カミサンから「わんわんのぬいぐるみ」と聞いたような気がしたが、 それはそのような何か、という意味だったようだ。


18 2016年12月18日(日)

子供会の餅搗き大会。

ムスメの保育園時代の友達がやってきて、一緒に遊んだ。 ムスメは家庭内では母親のことを「かあち」と呼ぶが、 友達に母親のことを説明するときには、「おかあさん」と呼んでいた。 成長したのだなあ。

ムスメの友達は去年までは私にもタメ口で話をしていたが、 キチンと丁寧語で話せるようになっていた。 一人称が自分の名前ではなく「わたし」になっていた。 砂場の砂の中から見つけたバッチを持ち帰って良いか、と聞いたムスメに 「それはあかん」としっかり言っていた。

「どちらにしようかな」と選ぶ歌。 子供の頃に私が覚えたのと、ムスメが覚えたのが違ってた。

どちらにしようかな、てんのかみさまのいうとおり、かきのたね、
ぷっちゃかぷっちゃかぷっぷっぷ、かきのたね、
もひとつおまけにぷっちゃかぷっちゃかぷっぷっぷ、かきのたね
(1980年代半ばの大阪北摂、箕面)

どちらにしようかな てんのかみさまのいうとおり、
ぷっとこぷっとこぷっぷっぷ かきのたね、ゆりのはな、
ろうそくいっぽんきーえた
(2017年の大阪市内)

19 2016年12月19日(月)

月曜日はムスコのお送りがないので、ムスメが出るのに合わせて駅まで一緒に行く。 今日のムスメは忘れ物が多く、2回引き返した。


20 2016年12月20日(火)

バーバパパのしまづくり (バーバパパえほん) バーバパパのしまづくり (バーバパパえほん), アネツト・チゾン, ISBN:4061287672, 講談社, 1992-09-21

サリーのこけももつみ (大型絵本) サリーのこけももつみ (大型絵本), ロバート・マックロスキー, ISBN:400110590X, 岩波書店, 1986-05-26

ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1) ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1), ビアトリクス・ポター, ISBN:4834018555, 福音館書店, 2002-10-01

ぼくがここに ぼくがここに, まど みちお, ISBN:4924684708, 童話屋, 1993-02 ねずみじょうど (てのひらむかしばなし) ねずみじょうど (てのひらむかしばなし), 長谷川 摂子, ISBN:4001163853, 岩波書店, 2008-11-06

天女のはごろも (子どもとよむ日本の昔ばなし) 天女のはごろも (子どもとよむ日本の昔ばなし), おざわ としお, ISBN:4774312495, くもん出版, 2008-01

ごんぎつね (おはなし名作絵本 1) ごんぎつね (おはなし名作絵本 1), 新美 南吉, ISBN:4591005283, ポプラ社, 1969-03

ピッピ、お買い物にいく (児童書) ピッピ、お買い物にいく (児童書), アストリッド リンドグレーン, ISBN:4198639663, 徳間書店, 2015-06-11

キュリー夫人―ラジウムを発見した科学者 (学習漫画 世界の伝記) キュリー夫人―ラジウムを発見した科学者 (学習漫画 世界の伝記), 比留間 五月, ISBN:4082400060, 集英社, 1990-06

中国の歴史〈4〉隋・唐帝国と長安の繁栄―隋・唐時代 (集英社版・学習漫画) 中国の歴史〈4〉隋・唐帝国と長安の繁栄―隋・唐時代 (集英社版・学習漫画), 郡山 誉世夫, ISBN:4082482040, 集英社, 2006-10

図書館の本。

『ぞうのたまごのたまごやき』 科研費 LaTeX で毎年お世話になるテンプレートに書かれている本なので、 思わず借りてきた。 後から考えたら当たり前の事に気付かず、多大な労力を払ってしまう、という話。 研究者として見ると、なかなか示唆的。

アンパンマン無限ループに耐えかねたお母さんがインド映画を流したら2歳児が大興奮してしまった - Togetterまとめ』 というのをのじり経由で見かけたので ムスコに見せてみた。 少なくとも一度は通して見たので、ムスコにとってもキャッチーな種類ではあったようだ。 しかし繰り返し見る感じではなかった。 見せている親がそれが好きであるかが、重要なファクターなんだと思う。 親が楽しそうに見る、その名前を呼んで楽しそうに話しかける、 などの要素が子供に影響しているとおもう。 この記事の場合、親が好きなのは明らか。 ウチでも私が好きなものを見せるのが上策だろう。 私の場合は『ピタゴラ装置』かなあ。 持ってないけど、『まんが日本昔ばなし』があったらいいなと思う。

授業の教育効果を高めるには学生の興味を引くのが効果的。 興味を引くには内容で勝負するのが真っ当ではあるが、これは難しい。 学生の個性にも依存する。 しかし視線さえ奪えれば、興味を引いたのに近い効果が出るだろう。 人間の取得する情報の 8割 は視覚から得るという話がある。 学生はヒマだと感じたらならスマホに視線を落とす。 その状態だとそこそこ意識して聞いていたとしても、 精々2割程度しか入っていかないことになる。 いかにして学生の視線を奪うか。 パワポでスライドを用意するのは絵を提供するという効果もあるが、 ページをめくるという動作が視覚の変化として捉えられて 前を向かせるという効果をもたらす。 gif 動画など、スライド上に動くものを配置するのもいい。 『伺か』的なデスクトップマスコットがスライド上をたまに動いたら、 効果があるんじゃなかろうか。

大学教員だった亡母は板書がいいと言っていた。 OHP やパワーポイントでは書く時間がなくて学生に染み込まない、 板書をすると学生が書くのでそれで効果があるのだと。 効果としては事実だろう。 ただしその仕組みとしては、 教員が前でチョークを響かせて板書するという動作そのものが 学生の目を引くのに効果があるのではないかと、今の私は思う。

イリヤッド 1―入矢堂見聞録 (ビッグコミックス) イリヤッド 1―入矢堂見聞録 (ビッグコミックス), 東周斎 雅楽, ISBN:4091866719, 小学館, 2002-12-25

学生時代に『イリヤッド』という漫画を寮生に読ませてもらったことがある。 主人公の考古学者が過去に出した論文にミスがあり学者としてやっていけない、 という設定だった。 これで私は「学者は生涯を通して間違ってはいけない」と刷り込まれてしまった。 しかし、誤るのが怖くて論文を出さないよりは、それを怖れず沢山論文を出す方が良い。 出さなければ研究者としての評価がゼロのままだ。 誤りの質というのもある。 その時点で最善を尽くしていれば、それは非難されるべきではない。 忌むべきは故意(捏造)であって、過失(誤謬)ではない。


21 2016年12月21日(水)

忙しいなあ。

閉じてあるノートPC の蓋を開いたとき、シフトキーを叩く癖がついている。 PC 上で何らかのウィンドウが開いていた場合でも、シフトキーならば文字入力にならず、 かつスリープから起きてくれるからだ。 レッツノートで蓋を開いたときにキー入力を受け付けない問題について、 このシフトキーを叩かなかったときにその状態になりにくい気がする。 ちょっと様子を見る。 ([2017-02-09] 追記。ビンゴ。 シフトキーを押したときだけ、キー入力を受け付けない状態になる。)

授業に出てなくてそれによる不利益を被ったとしても、それは自分の責任だろうと思う。

カミサンが職場の忘年会なので、それに合わせて退勤して梅田で合流。 ムスメはカミサンが連れていき、ムスコを私が見る。

カミサンが晩飯にスパゲッティを用意してくれていたのだが、 ムスコが「うどんたべたい」と言う。 そこで「イタリアうどん食べようか」と詭弁を労して食わせた。


22 2016年12月22日(木)

大掃除。 居室回りだけで 2.5時間かかった。

自分の研究ががが。 学会発表ががが。


23 2016年12月23日(金)

母マンションの片付け。 元々その部屋に置いていた机、椅子、母の東京の部屋で使っていた家具を 姉と私の自宅に搬出。 歩いて10分、車で5〜10分くらいの場所なので移動にかかる時間はほとんどなかったが、 私・姉・義兄の3人でで5時間ほどかかった。 カミサンは自宅で子供の世話と大掃除。

昼はラーメン。 2年振り2回目くらいのラーメン屋だが、 前回より美味く感じた。 心斎橋の神座でも「3回食ってようやくわかる」みたいなことを主張していて、 神座でも実際1回目より2回目の方が美味く感じた。 味覚というのはそういうものなのかもしれない。

搬出作業の間に不動産屋さんが通りかかった。 物件情報に載せるための周辺の写真を撮るらしい。 ついでということで部屋の中の細々とした写真を撮っていった。 不動産屋というのはマメに働かなければならないものなんだな。

部屋を空にして、不動産屋に鍵を渡して終了。


24 2016年12月24日(土)

カミサン出勤で、ムスメも 9:00〜15:00 で英語塾。 ムスコと留守番。 ムスコは 10:00 頃に起きて朝御飯、11:00 ころから1時間ほど公園に行って砂場遊び。 公園の中で、ムスコは砂場がいちばん好きみたい。


25 2016年12月25日(日)

「窓ガラスの掃除に新聞紙を使うと良い」と小学校の大掃除で先生から聞いた。 曰く、インクの油がワックス代わりになるから、と。 試してみたところ、確かに綺麗になった。 新聞紙は潤沢に使えるので乾拭きが気楽にできるというのが効果として大きい。 油の効果は今一つ分からない。

カミサンが開業を目指していて、それが何処になるか分からない。 カミサンの実家近辺になる可能性もある。 私の勤め先も変わる可能性があり、終の住み処としてはどこになるか分からない。 単身赴任という選択肢もある、という話になったときに 子供の教育としてそれは良くない、とカミサンが言ってくれた。 子供が自身の考え方を確立するのに、 各々別の考え方をする大人が身近に複数いることが大事だと。 何かの折にムスメが「かあちがおかしいと思う」と言ったことがあったらしく、 それをカミサンも受け入れていたらしい。 これを受け入れられるというのが、地味にすごい。 出来ない人もいるし、 親という立場を悪用してむしろ逆に子供をやりこめようとする性質の人だっている。 自身の正当性を担保しようとして子供を自身の考え方に洗脳してしまう人もいるだろう。 カミサンはそうではない。 ムスメもまっすぐ育っていい。 私は恵まれているなあ、と思う。

ムスメの思考回路はもう日本語で固まっている。 ネイティブのバイリンガルはそれぞれの言語で思考できるらしいが、 幼児の発達という観点では 別言語の思考回路が混ざることがデメリットになることもあるかもしれない。

カミサンから見れば、 カミサンがムスメに教育していると私がいつも文句を言うように見えているらしい。 まあそういうものだ。 同じ意見や同じやり方の場合には特に言うこともないのでそれが観測されず、 意見を言う必要があるときだけ観察されるのだから。 英語塾に通うことや英検5級の受験を目標にすることは、カミサンが一人で決めた方針だ。 私は小学校低学年で英語の勉強は必要ないと思っているのだが、 それを飲み込んで英語の勉強をムスメに勧めているだけでも十分に譲歩しているつもり。

英語を教えるのならば、英語の絵本とかを多く読んだ方がいいと思う。 塾に通わせる費用を考えたら、月に数冊本を買うくらいは許容できるはずだ。 だが、問題は読み聞かせする時間をどう捻出するかだ。 ムスメが自発的にするわけないので、 親が一緒にやってやる必要がある。 結局塾というのは親がそういうことをする時間を代行してもらうためのものなのだ。 ムスメが通っている英語塾はそういう風にやってくれるのかと思っていたが、 なんか随分違うみたい。 連絡体制が整っていないとか、あまりよくない印象がある。


26 2016年12月26日(月)

久々に研究に手を出した。 問題に当たり続けなければだめだ。 ちょっとしか時間がないからと避けていると頭を使わない。 タブレットでちょっとした空き時間に詰将棋とかいうのは、 結局考える時間をそこに消費していることになる。

杉浦日向子の『一日江戸人』をようやく読み終えた。 亡母に借りてから 5年くらいかかったかな。

電動毛抜き器で髭を抜いた翌朝、ポツポツと生えてくるのがある。 毛先が皮膚の外に出ておらず、毛抜き器でつかめなかったものと思われるが、 1晩で1mm以上頭を出してたりする。 そこで「全ての毛がいつも同じ速度で伸びている」わけではないことが分かる。

仮説1

成長期と停滞期があると考える。 毛は均一な速度で伸びていくのではなく、よく伸びる時期とあまり伸びない時期がある。 毛先が皮膚より外に出るタイミングがよく伸びる時期だとすれば、 残っている毛だけがニョキニョキ伸びて目立つという説明になる。

仮説2

損われた毛根を再生する栄養と、 毛根が毛を育てる栄養が別成分であると考える。 前者、後者をそれぞれ A, B と呼ぶことにする。 A, B ともに栄養の供給が変化しないとすると、 毛抜きによって損われた毛根は、毛根を再生するのに手一杯で栄養 A を使うが、 毛を育てる栄養 B は使われない。 そして余った栄養 B が、抜かれず残った少数の毛根が潤沢に使う。


27 2016年12月27日(火)

ムスメがスキーキャンプ。 兵庫のハチ高原の天気は、雪ではなく雨らしい。 滑れるのだろうか。

9:00に難波の集合場所に送る。 カミサンの出勤日なので当初はムスコも連れて行く予定だったが、 カミサンが 9:30 までいられるということでムスコをカミサンにおねがいして 私とムスメで出た。 ムスコは 9:30 まで眠っていた。 疲れてるんだろう。 昨日の朝の保育園送りでも、ムスコはちょっとしんどそうだった。

スキー未経験者は「こけないように」と思うものらしいが、 いやそれは違う、まずは正しいこけ方を学ぶべきだ。 おしりからこけたら痛くないし、怪我しにくい。 こけたらそこで止まるが、 変にこらえると制御できないまま滑り続けて事故や怪我につながる。

私が仕事を休んでムスコの世話。 カミサンが出勤する時に、ムスコが起きて「いってらっしゃい」をした。 昼飯は焼きそばを作った。 ジャガイモとニンジンを蒸したものにシーザードレッシングをかけたものを サイドメニューに作った。 まあ美味いが焼きそばには合わない。

カミサンが帰宅してから私が出勤。

職場の若手飲み会。 このクラスタは味方度合いが強い。

職場に戻った。 眠り込んでしまい、終電を逃がした。


28 2016年12月28日(水)

未明に帰宅。 カミサンが出勤。 私がムスコの世話。

ムスコがオムツにウンチをした。 ちょっと思い付いて、ムスコをトイレの便座に座らせ、 そこでオムツをはずしてポチョンと落とした。 ウンチをトイレでする、ということを理解させる一助にならないだろうか。

カミサンの年賀状の手伝い。 原稿をぱっと渡されて、すぐに「できたのか」と催促されるが、 スキャンして調整してプリントアウトするという作業を魔法のように簡単にできるものと 思われている気がする。 私はパソコンで漫画描いたりしてたのでこういう事が得意だが、 これはそこそこ特殊技能だと思う。

ムスコが「カレーライスをたべたい」と言うが、家にカレー食材がほとんどない。 とりあえずありもので出来る中華風炒め物を作ってやった。

帰宅したカミサンがカレー食材を買いに行く。 そこにムスコがついて行きたがるので、ムスコの散歩を兼ねて私も出た。 ついでにカミサンが出し忘れた年賀状も出しにポストに向かったが、 カミサンは近所のポストの位置をあまり覚えていないようだ。 ムスコに葉書を持たせて投函してもらったのだが、 もう抱っこしなくても投函できるくらいまで背が伸びていた。

カミサン忘年会。


29 2016年12月29日(木)

餅搗き。 カミサンも参加予定だったがドタキャンになって、ムスコと私のみの参加。 ムスコが起きるのに合わせて出発。 現地に2時間ほどいたけれど、 ムスコはまだ餅搗きが楽しいわけでもない。 小学生くらいの男の子達がムスコも一緒に隠れんぼをしたがっていたが、 ムスコがまだ遊びを理解していないのでそれもできず。 あと1〜2年くらいかかるかなあ。

搗きたての餅も、ムスコは食べない。 アンコ、キナコの味付けの問題ではなく、プレーンでもペッと口から出す。 粘つく食感が苦手なのだろうか。 ムスコに飽きが見えてきたので、早々に退出。

ムスメのスキーキャンプお迎えはカミサンが行きたいと言うので行ってもらった。


30 2016年12月30日(金)

ポケモンGo。 もやは無課金でどこまで戦えるかゲーム化している。 ここまでくれば無課金で貫きたい気持ちもあるが、 それよりも正しく金を払うことの方が重要か。

心理テストの類がネット上にも溢れている。 こういうのは何を言われても自分にあてはまる気がするものなのであまり信用しないが、 ちょっと考えて確認するくらいのことはよくする。 また自分の選んだ選択肢のみを見るのではなく、 他の選択肢ならどうなっていてどういう理屈なのか考えたりする。 こういうのは査読や根拠の提示のない文化なので、評価のレベルが酷いものも多い。

問題:あなたが気になるあの人は明日がバースデイキーホルダーを集めるのが趣味だと聞いているので、バッグにつける小さなぬいぐるみのキーホルダーをプレゼントしようと思います。あなたならどれにする?

1:クマ

2:アザラシ

3:ネコ

4:妖怪

このテストではあなたが恋愛に求めるものがわかります。

1:あなたが恋愛に求めているものは包容力。相手の顔をつねったり、体を触っていつも気軽にスキンシップしたいはず。仲のよい兄妹、姉弟のような関係を求めていると言えるでしょう。

2:あなたは自分からは動かないタイプ。相手に自分の領域まで入ってきてほしい、つまりは受け身です。自分のペースを大事にするため、結構出会いのチャンスを逃してしまいやすい欠点もあります。不精するといいことはありません。

3:あなたは自分を引き立たせてくれる相手を求めています。恋愛に上下関係を求めているのがあなた。とても気難しい性格なので出会いがあっても、なかなか深い関係までいきません。しかし、いったん深い関係になると腐れ縁になりやすく、同棲期間が長くなります。

4:あなたは恋愛に非日常性を求めています。意外性、一筋縄にはいかない、ドラマティックな出会い、交際を求めている傾向がうかがえます。相手に普通ではない、くずれた感じを求め、そこにセクシーさを感じてしまうあなたは波乱万丈な恋愛体験をしそう。

(心理テストやろうぜwww:キニ速)

クマ、アザラシ、ネコ、妖怪の特徴を述べているだけにすぎない。 「あの人・ぬいぐるみ・キーホルダー・バースデー・プレゼント」 といった要素が評価に効いていない。 このようなシチュエーションで「相手が何を喜ぶか」という思考が入らないのか。 根拠は「作成者が浅薄に直感的にそう思うから」というだけだろう。 人はそれを無根拠というのだ。 「あなたは何が好き?」とか「あなたの好きな人を喩えると?」という問題で十分だろう。 ただまあこういうのは状況をある程度複雑化させて、 問題の本質を隠すこともあるとは思う。


31 2016年12月31日(土)

姉の家で母の記録漁り。 マンションを購入したときの金額を証明できるものがあれば、 それが経費として認められて税金が安くなる可能性がある。 500万で売れて20%とすれば 100万円の違いがあるので、 たとえ徒労に終わったとしてもチャレンジするだけの価値はある。 日記のメモは見つけたが、これは効力が弱いだろう。 通帳の類があれば良いのだが、20年も前のことで母が捨てていた模様。

ときメモの館林は隠れキャラで、 他の女の子の高感度を上げずにひたすら自分を鍛えていると告白してくる。 「ほかの女の子にうつつを抜かさずひたすら自分を鍛える主人公をじっと陰で見つめ続ける ミハルンは、他の誰よりも自分のことを本当に見ていたのだ」 と寮生時代にジョニーさんが熱く語っていた。 彼女を救済措置としか思っていなかった私は、その視点にいたく感銘を受けた。

ときメモはギャルゲーというゲームジャンルの開拓者。 しかしあれは「キャラクターを攻略する」というよりも、 それ以前の「ゲームを攻略する」という性格を強く持っていた。 ある意味シレンのようにプレイヤー自身の経験値を貯めるゲームで、 藤崎詩織は正にラスボスであった。

高校の友達と飲み会。


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