きづき、またかんがえたことをしるす (いっぺい)


1 2017年11月01日(水)

科研費申請書の提出完了したのが 4:30。 ふー。

隣の学科のソフトボール大会に出た。 今日の私のプレイは全然ダメだった。 懇親会で幹事・司会の学生が上手にトークを回すのに感心した。 散会後、2時間ばかし寝た。

マラソンまで 17日。 先月ほとんど走れなかったので、やばい。


2 2017年11月02日(木)

脳の役割分布の図を昔どこかで見た。 探してみると、ペンフィールドの図 (Fig. 1) と呼び、 この比率に従って作った人形をペンフィールドのホムンクルス (Fig. 2) と呼ぶらしい。 これが絵を描くときのデフォルメの勘所と似ているなあ、と思うのだ。 頭・目・手・足を大きく描くのがデフォルメの基本。 デフォルメは人間が他人を見るときに注目され易い部位を相対的に大きく描くことで 情報の取得を容易にした画法と言えるだろう。 体全体よりは顔に表情がよく現れるので、人の目は他人の顔に注視しがち。 だから顔の表情がよく分かるように大きく描く。 顔の中では「目は口ほどに物を言う」というように、目の表情に注目しがち。 手先は他の部分より器用で様々な表情を形作る、だから人は腕全体よりも手を見る。 IT 社長インタビューのろくろ回しポーズも、その手で「表情」を作っているのだ。 人間は言葉に限らず様々な部位で様々な情報を発信しており、 器用に動かせる部分ほど多くの情報を込められる。 込められた情報を読み取るために、その部位に他者が注目しがちだということになる。 器用に細かく動かす部分ほど脳の運動野の比率が大きく、 客観からそういう部分をよく見るように後天的に訓練されている目があり、 その目で情報を取得しやすいように最適化した絵、という感じなんだろう。 だからペンフィールドの図にしても 感覚野よりも運動野の比率がデフォルメの相対比と類似していると見るべきだろう。

Figure 1: (fig:fig1102a) ペンフィールドの図

Figure 1: (fig:fig1102a) ペンフィールドの図

看護roo! より)

Figure 2: (fig:fig1102b) ペンフィールドのホムンクルス

Figure 2: (fig:fig1102b) ペンフィールドのホムンクルス

ア歯科島田診療所 より )


3 2017年11月03日(金)

文化の日。 カミサンとムスメがハーバリウムというのを作りに行った。 ムスコは体調が悪くて私と留守番。 夕方、外出したがったムスコ。 ちょっと散歩のつもり、30分ほどで公園から帰宅のつもりだった。 スーパーで牛乳とお菓子だけ買って帰ろうとしたところで、 ムスコが吐いてしまった。 無理させてしまったことを反省。 風邪にはビタミン C、というつもりでミカンを食わせてしまっていたが、 ミカンは消化が悪いというのを忘れていた。

「元気なときにはたんと食え、病気のときにはもっと食え」。 『バビロンまで何マイル?』(川原泉)の主人公少女の月森さん家の家訓で、 私は結構これを信じている。 ただし、これができるのは「もぎゅもぎゅ」と食える胃腸の強い人だけなんだな。

夜中走ってみたが、体が重い。 今年のマラソンは完走できなさそうだなあ。


4 2017年11月04日(土)

カミサン出勤。 ムスメが英語塾。 ムスコはよく寝てた。

ムスメと電子工作でウソ発見器を完成させた。 ムスコもハンダゴテは危険と理解しているようで、 無理には近付こうとはしない。 賢くなったものだ。

パンが材料力学的に面白い。 小麦粉をこねて焼いただけだと固い塊になるだけだ。 砂糖と酵母を混ぜておくと、発酵によって塊の内側から CO2 が発生する。 湿った生地はガスを透過しにくいので、 内側の小胞にガスが閉じ込められ、発生したガスの圧力で押し広げられる。 その結果小胞の隔壁が薄く広がる。 材料の剛性は厚さの合計よりも、連続した厚さに強く依存する。 よって薄く広がった方が全体が柔らかくなる。 この状態で焼くことで薄い部分が沢山ある構造を固定できる。

さて、発生するガスの mol 量は糖の量で決まるが、ガスの体積は気圧に依存する。 そこで発酵したパン生地を真空に晒すと、同じ素材でも もっと大きく膨らむ筈だ。 こうやって気泡を膨張させたパンはどんな食感になるだろうか。 新しい食感やダイエット食の可能性がそこに広がっているように思うが、実際に作るとなると難しそうだ。 低圧のまま焼く設備が必要になるからコストが相当かかる。 もし工業的に実現しても、私が食すことにはならないだろうな。

4.1 ヒトの強みと獣のペンフィールド図

ヒトは動物として弱い部類に入ると思われがちだが、実は結構強い。 【体温】なんだよこの漫画www【注意】 : 2chコピペ保存道場 この記事のコメント。

7. 名無しのコピペ 2017年11月04日 00:23
すでに言われている投擲能力、持続力、
高地から低地、寒冷地から高温地帯、多湿から乾燥地帯まで生息可能な高い適応力、
複雑な発声機構が生み出す高度なコミュニケーション能力、
そしてこれらを生かせる学習能力、判断能力、
学習した経験を生かせる長めの寿命、
とどめにそうやって集約した個々の学習経験を、
集団や次世代に伝えられる言葉や文字といった技能もち
他の生物が遺伝子のランダム性と環境からの淘汰で世代単位で時間を重ねて適応していくところを、
進化のスケールで考えれば異常な速度で環境に適応し、集団として成長していく
強い(確信)

なるほど、なるほど。 この中の 「複雑な発声機構が生み出す高度なコミュニケーション能力」 が目を引いた。 たしかにヒトが他の動物より複雑な言語を持てるのは、発音の多彩さに強く依存する。 言われてみれば、ペンフィールド図で、口の比率が大きかった。 口が行う動作は主に咀嚼と発声があり、咀嚼もそこそこ器用に行うべき動作だが、 やはりこの器用さは発声のためと見るべきだろう。 そうだとすれば、人間はコミュニケーションのために 大きなリソースを割いていることになる。

他の動物のペンフィールド図に相当するものを見たい。 霊長類とそれ以外の獣を比較すると、前肢・後肢の比率は後者が小さいと予想される。 まずこれを確認したい。 サルも手を器用に使うが、発声器官はそれほど発達していない。 サルで口の比率が高ければそれは咀嚼のためだと考えられるし、低ければそれは発声のためだと考えられる。

イヌは社会性の動物で、群で狩をする。 イヌの発声器官は人間ほど複雑な音を出せず、 コミュニケーションの手段はボディランゲージと嗅覚が大きな役割を果たしている筈だ。

ネコのペンフィールド図にも興味がある。 ネコは群れを成さず、単独で狩をする。 ネコとイヌとで割合の差違があれば、 それはコミュニケーションの重要性と様式の違いに起因すると考えられる。 ネコの方が尻尾の表情が豊かだとすれば、尻尾の運動野の割合はネコの方が大きくあるべきだ。

イルカはどうだろう。 群で暮らし、エコーロケーションという超音波コミュニケーションを取っているらしいから、 その発信・受信の脳リソースの割合を知りたい。 また、その分量からその言語の情報量をある程度推定できるのではなかろうか。


5 2017年11月05日(日)

ムスメがピアノのグレードテストを受けに行った。

ムスコと一日家で留守番。 「昼御飯食べて、昼寝をしっかりしたあとならお外に散歩に連れていってあげる」と約束して、 その通りにした。


6 2017年11月06日(月)

ムスコのお送りのあと、図書館に寄った。 市場にも寄ったが、通勤の通過駅で降りればすぐそこで、案外近い。 まあ市場を活用するほどの生活スキルがないので鰹節を買うに留まるのだけれど。

査読の結果が返ってきたのでの対応修正。 今回の査読はとても優しかった。

帰宅後、1時間走った。


7 2017年11月07日(火)

子供に漫画を読ませる計画。 まず紙媒体はウチにはほとんどない。 持っているものは全て自炊した。 小学校低学年の 子供に見せたいのはドラえもんと まんがサイエンス。 子供の Windows アカウントを作り、そこにデータと zeed を置いていたが、 わざわざ PC を立ち上げたりサインインするのは面倒なようで ほとんど読まれていなかった。 タブレットで見られるようにする必要がある。 タブレットには ComicGlass を入れて、 Windows の私のアカウントで MediaServer を稼動していたが、 これだとやはりタブレットだけで独立して漫画を見られない。

日本の天皇システムは、権限を放棄して権威のみを持つことで生き長らえた。 天武天皇や後醍醐天皇のような天皇主権的なシステムを継続していたら、どっかで途絶えていただろう。 中国の易姓革命的な考えでいうと、天皇は天の役目をしていることになるのかな。 この特異性が面白いと思ったが、考えてみたらローマ教皇も同様なんだよな。 世界史を見渡しても 400年を越えて継続した王朝は片手で数えるほどしか存在しない。 王朝が長くなるほどどっかの世代で暗愚しかいない確率が無視できないし、 また権限が集中した構造は組織の腐敗を生み易い。 それに対して権限を放棄したシステムが1000年クラスの寿命を持ちうるということか。

フランス革命を近代国家の嚆矢としても、近代国家が生まれてからまだ250年も経っていない。 王朝400年寿命説からすると、 現代の政体が本当に王制よりも寿命の長いものかまだ実証されていないことになる。 1000年後の世界の視点から、20世紀以降の政治史を眺めてみたいものだ。

7.1 女性教員 増加計画

女性教員を増やせという文科省の方針を受けて大学は女性教員を積極的に採用しようとしている。 そこまではいい。 しかし女性限定の公募を出してしまったら、機会が女性に偏り、男女雇用機会均等法に反するように思う。 同法が求めているのはあくまで機会の均等であって、結果の均等ではない筈だ。

現在の女性研究者の総数は過去の教育などによって決まっていて、 女性教員雇用数を増やした・枠を満たしたというのは結局 大学間でのパイの奪い合いでしかない。 全ての大学が文科省の要請する基準を満たすことはできない。 女性教員の供給がそもそもの根本だろう。 理系学部では、もともと男子学生ばかりになる傾向がある。 女性教員を増やしたければ、まず女子学生の比率を増やすべきで、 女子の博士課程進学者を増やし、それで初めて女性教員の数が増える。

上記のように私がクダを巻いていたら、同僚が言った。 文科省のトップはそれくらい分かっている可能性があり、 意向が下流に降りていく過程の伝言ゲーム・連想ゲームで阿呆なことになってる可能性もある、と。 これもまたありうることだと思う。


8 2017年11月08日(水)

学内の講演会。 長屋を保存する話は写真が綺麗だった。 木造であることが売りの物件では、美観の観点から鉄系素材での補強が難しいので、 木材で補強することになる。 木材は鉄にくらべて経年劣化が速そうだが、特にそういうことはないらしい。 また仮に経年劣化が速いとしても 補強材が建物の母体より長持ちしても意味がないので、母体と同程度の速度なら問題ないのだろう。

パルス光レーザーを入力してテラヘルツ光を出す話。 このための物質としてはバンドギャップ、圧電特性、フォノン特性で決定されるらしい。 第一原理計算で出来そうだな。

重力波検出の話。 見栄えのするスケールのでかい話だった。 空間が歪むとものさしも歪むので検出できないのではないか、という疑問。 しかしものさしが歪むのには、物質の変形にかかる応答時間が生じる。 長いバネで吊るしてやれば応答時間が長くなり、時空の歪みを捉えやすくなるそうだ。 検出には赤外光レーザーの干渉を使う。 紫外光など波長の短いものの方が分解能は上がる筈だが、 赤外光レーザーの方が安定したデバイスを入手できるらしい。

懇親会。 申請書をもっとちゃんと書くように指摘された。


9 2017年11月09日(木)

カミサンから聞いた 昨日のムスコ。

昨日、ムスメが熱を出していたそうだ。 今朝は熱は引いたもののなんかぽやんとしてる。 ムスメが学校に着いてすぐに吐いたそうだ。 また、午後にももう一度あったらしい。 カミサンが病院に連れてってくれたりした。

1人の人間から見て、 親は2人、祖父母は4人。 n代上の祖先は 2n 人。 1代あたり20年として、 1000年前だと 50代で、 250 ≒ 1015 人で、明らかに地球人口よりも多くなる。 重複する祖先が多数いることになる。 とりあえず日本に限って、当時 1000万人程度いたとして、全員が自分の祖先だとしても 1人あたり 108 程度の重複度になる。 500年前 25代前で ざっくり 3200万人、当時の日本の人口と同じくらいのオーダーだろう。 近代以前は 子孫を為すのは比較的近い地域で繰り返されたと考えて、 1万人くらいの地域と考えれば 15代前、 300年前くらいでそのオーダーになる。 袖振り合う他生の縁というが、 街行く見知らぬ人々とも、 歴史が残っているくらいの範囲で同じ祖先を持っていてもおかしくない。

なお、約16万年前まで遡ると現生人類全員の共通の祖先ミトコンドリア・イブがいる。


10 2017年11月10日(金)

ムスメの体調がいまいち。 しかし学校に行くんだという意思が固い。 学校が好きなんだろう。

朝食を摂るときのムスコはいつも『おかあさんといっしょ』などのテレビを見ているが、 今日はテレビから離れて私のベッドに転がっていた。 ちょっと乾いた白ごはんはもういいらしいので、 生ハムとリンゴを出してみたら喜んで食べていた。

学部全体の勉強会のあと、 たまたま一緒になった先生と話。 授業で Python を使っている先生だったので、 プログラミングやバージョン管理システムの話でちょっと盛り上がった。

論文調査とか、参考文献のフォーマットを揃えるのが面倒。 Word の参考文献番号の管理方法を調べてみたが、うまくいかなかった。 できるはずだと思うんだが、連番変更の更新とかフォーマットをちょっと変えようとすると失敗したり。 最近 Mendeley が DOI で情報を取得してくれない。 論文再投稿は結局今日中に終わらなかった。

走るつもりだったが、 ちょっと寝不足で咳が出るのでやめといた。 今日寝て明日走ろう。


11 2017年11月11日(土)

RSS リーダとフィーダをごにょごにょと。 Feedly を使っていたが、 kinoka さんサーバの Tiny Tiny RSS に機能を移してみた。 RSS フィードをしていないウェブサイトには無料のサービスで RSS フィードしてくれるものがある。 自分のウェブサイトの場合にはアップロードスクリプトに RSS フィードの xml の更新も含めるのが筋なんだろうけど、 面倒なのでそのサービスを使うことにした。 この URL を HTML に埋め込んでおいたらいいのかな。

カミサン帰宅。 私はお使いの買い物に行ったあと、高校野球部の OB 会へ。


12 2017年11月12日(日)

風邪気味。 喉が痛くて咳が出る。 熱はない。

森ノ宮で大阪城公園。 子供が沢山並んでいる大きな滑り台で、 「どう並んでるんや」と呟いた若いママさんがいた。 「こう並んでいる」と教えたが、 それを無視して抜かして知り合いのところにひっついた。 不快。


13 2017年11月13日(月)

ムスメの体調が本調子でないので休ませた。

私は午前に銀行と歯医者の予約があったので、 それを済ませて帰宅し、ムスメと家で過ごす。 昼食に「ラーメンだったら食べられるかも」とムスメが言うので作ってみたところ、 1/4 玉ほど食べた。

カミサンが疲れて寝てて、カレー作りを頼まれた。 喜んで作った。


14 2017年11月14日(火)

ムスメはなんとか学校に行った。 とはいえ低調なのでカミサンが車で送っていった。

投稿論文の図面作りにまた時間を取られる。 ダリーなあ。


15 2017年11月15日(水)

ムスメは昨日よりだいぶ元気だが、それでもまだ低調感。 朝、学校までカミサンが車で送っていった。

朝ごはんを終わらせようというところ。 「おりんご食べられる?帰ってからにする?」と聞いたらムスコは 「たべる。おかわりしてもいい?」。 「いやそんな時間ないから」と答えた。 ムスコは聞かれたことに YES/NO で答えるだけじゃなく、 それ以外の選択を乗せて答えられるようになっていた。

ムスコが七五三に行ってキャンデーもらう、といっていたらしい。 カミサンも私も言っていないので、 保育園で友達から聞いてきたに違いない。 傍から見てると4歳児同士の会話は内容がないように見えるが、 実はちゃんと情報交換しているようだ。

神社でトリックオアトリートと言うつもりらしいが、 神様に「いたずらするぞ」はちょっとよくないかな。

再投稿を済ませた。

超難問論理クイズ「2人の幼女とチェス盤の部屋」が本当に難しすぎた - 明日は未来だ! 』 これが面白かった。 パズルといえばパズルなんだけど、 情報学の問題と言ったほうがしっくり来る感じ。


16 2017年11月16日(木)

【朗報】メルカリに額面以上の価格で現金出品した疑い、千葉と秋田の2人逮捕 : 暇人\(o)/速報 - ライブドアブログ ついにメルカリで逮捕者が出たらしい。

プリントアウトするときに、 両面印刷2ページ割り付け(2 in 1)を基本にしている。 これで紙1枚に4ページ分情報を載せられる。 綴じる向きは 短辺綴じ(左綴じ)にしていた。 本と同じように左から右に読んでいく、という感覚。

今迄はクリアホルダで運用し、 ファイリングしようと思ってなかった。 でもファイルがあると表面が保護されるし、 あるいはクリアホルダに出し入れする手間が省ける。 背表紙も付く。 しかし A4 短辺を綴じるファイルがあまりない。 短辺綴じのファイルを探すのもありだが、 職場には使用済みの長辺綴じファイルが余っているので、 こいつを使うのが無駄がない。 そこで長辺綴じ(上綴じ)を検討してみたところ、悪くないということになった。 短辺綴じの欠点にも気付いた。 短辺綴じで紙を開くと、 横方向の占有長さが A4 長辺2つ分(約60cm)になる。 長辺綴じだと横は A4 長辺1つ分(約30cm)、縦が A4 短辺 2つ分(約40cm)になる。 こういうのは面積が同じでも最大長さが長いほど扱いづらくなるので、 この観点では長辺綴じの方が便利だ。 ということで最近は長辺綴じで運用している。

授業準備を終わらせた。


17 2017年11月17日(金)

朝、いつも通りムスコの寝床に行って、 「体温測るよー。測ってる間はまだ寝てていいよー」と体温を測る。 測り終わったらお姫様だっこでリビングに連れて行く。 その時に、「今日遠足でみかん取りに行くんだろ」と言ってやると、 ムスコは目を潰りながら両手をあげて「みかんとりにいくぞー!」。

神戸マラソンの事前受付へ。 明日は丸一日時間が取れないのでどうしても今日行かねばならないのだ。 今回のマラソンは完走すら危うい。

神戸往復は疲れた。 帰宅ラッシュの時間帯になってしまったので立ちっぱなし。


18 2017年11月18日(土)

ムスメの授業参観。 内容は防災について、非常持ち出し袋に何を入れるかという問題。 可能ならば何でもかんでも持っていきたいところ。 しかし持ち出し袋に入る量という制約がかかるので、全ては持っていけない。 では何を持っていかないのか、という現実的な取捨選択を強いられる。 小学校の普通の課程教育では望みにくい、現実的な問題解決能力を測るなかなかの良問だな。

帰宅してから、ムスメに私の作っている非常持ち出し袋を見せた。 缶詰保存食が賞味期限切れになっていた。 入れ替えせんとな。

静かにしていなければならない場面で、 ムスコはかなり静かに見てくれるようになった。

帰宅して、子供と昼食。 子供は「うどんがいい」と言っていたが、 カミサンが作った煮物が残っているので「これを先に食べたい」と伝えたら、 「それいいやん」という感じで受け入れてくれた。 個人的には作る楽しみもあるけれど、 それよりも既にある食べ物を食べ切る方を優先したい。

昼食後、子供に昼寝を強いる。 ムスメは1時間ほどぐっすり寝てた。 ムスコは起きていた。 帰宅したカミサンがムスメと中学校の見学に出発、 ムスコは来阪した義父母と一緒に移動。 京都に行く予定の私の時間を空けてくれた。 有り難い。

酒屋(島田商店)に行って、試飲して手土産を購入。 それから京都へ。 バイトしていた居酒屋 よこちょう の同窓会。 当時の日記の抜粋のプリントアウトとか、カメラとか持参。 日記は、ここの『きづき』になる前の本当に個人的なもの。 読んだ数人は 20年前の学生時代の空気感を思い返してくれたようで、 そこそこ面白がってくれた。 宿泊メンバーと一緒に京都で泊まりたかったが、 明日の予定があるので後ろ髪を引かれつつ帰宅。 帰路の電車では寝てた。


19 2017年11月19日(日)

本当に起きなければならないときは眠りが浅い。 5:00 過ぎに起きるつもりでいたのだが、 4:00 くらいから 5〜10分おきで時計を見ていたような気がする。

神戸マラソン。 序盤から 8分/km という低速で走っても、苦しかった。 胃と食道に来るしんどさは昨日の酒の影響だろうか。 20km に入る前から足腰が痛い。 特に足指の関節が痛むのが辛い。 27km あたりでもう歩いた。 30km あたりで大胸筋が痛くなった。 少し歩いて少し走っての繰り返し。 できる限り速く歩いても 11分/km くらいで、 できる限り遅く走っても 9分/km くらい。 一応走る方が速いんだな。

エネルギー切れが顕著で、給食のあとは如実に元気がでた。 まあ数百メートルだけだが。 途中から腹が減って減って、終わったら肉食ってやると思ってた。 6時間もタラタラ走って(歩いて)るから、というのもある。 沿道で市民の方が応援でチョコレートとか飴玉とか果物とかを差し入れてくれたのが 本当に染みた。

結果としては、 号砲からのタイマーで6時間半、 スタートラインを越えるまでとトイレ休憩を除いた時間が 6時間を切る程度。 今年は本当に練習が足りていなかった。 夏に 21km 走もできなかったし、10月から2回風邪をひいたし、 論文と科研費申請書の執筆期間は練習しなかった。 まあ言い訳だが。

スマホを持っていってポケモン Go の卵を孵していた。 5km 卵を4つ孵化した。 4時間ほどで電池が尽きた。 省電力モードとかにしていたらもうちょっと保ったのかな。


20 2017年11月20日(月)

体が痛い。 でも午後くらいから楽になってきた。 走ってる最中は「なんでこんな辛いやってんだろう」と強く強く思うんだけど、 翌日くらいから「まあやって良かったな」と思い始める。

マラソンで関門タイムを左腕に書き込んで走った。 油性ペンで手書きするよりも タトゥーシールを使った方が綺麗だろうと思い付いたが、 でもこのためだけに購入するのも阿呆くさい。 数年に一度程度の頻度だし油性ペンで十分だ。


21 2017年11月21日(火)

月の子。 全てのことがストーリーと絡めて配置してある。 リタが大柄の女性というのは、 おちかけたセツを引き上げるために必要。 最終巻の半ばくらいまで悲劇しか見えなかったが、なるほど、ああいう風に着地させるのか。 しかしあのハッピーエンドが夢ではないか、という疑念もある。 そこも含めて作者の意図だろう。

電動アシスト自転車で、スタンドを立てるのに苦労している女性がいた。 重たいらしい。 モーターを使って補助するような機構も作れそうなものだけれど、そんな商品はないのかな。


22 2017年11月22日(水)

授業2つ、会議1つ。

バックアップ HDD が満杯になっていた。 pdumpfs はすごいソフトウェアなんだけど、 ファイル数が激増して容量もバカにならなくなる。 毎日稼動させているからというのもあるが。

zfs のスナップショットを使うようにするか。 pdumpfs と違って、1ファイルになるので見通しが良くなって管理し易くなるはず。


23 2017年11月23日(木)

勤労感謝の日。 カミサンとムスメは清風南海中学の見学に行った。 私は遅く起きて、ムスコと朝食。 そのあと「たいしょう にいきたい」というムスコの言葉を受けて 地下鉄で大正駅へ。 そこからあてもなくブラブラしていて 大阪ドームが見えた。 ムスコがドームに行く気になった。 大阪ガスのハグミュージアムに行った。 給食室や工場の大釜のような大型の厨房器具も置いてあるようだ。

隣のホームセンターでアクアショップを確認したが、 やはり生体は置いてない。 園芸コーナーでニンニクを買って帰った。

帰ってムスコの要望を聞いてカレーうどんを作って食った。 食い終わったムスコからカミサンに LINE 電話。 散歩中にムスコが「きょうプール」みたいなことを言っていたので、 カミサンに確認したら、あるようだ。 カミサンも忘れていたのかもしれない。 それから準備をしてスイミングに出かけた。

散歩中、水筒を渡して一口飲み、「アクエリアスじゃないの?」 と残念そう。 「ポカリよりお茶が好き」と以前言われたのでお茶にしたのだが、 ムスコの好き度はどうも、 アクエリアス>お茶>ポカリ、な感じっぽい。 プール前にアクエリアスを勧めたら、 「おしっこいきたくなるからいらない」。 しっかりしてきたなあ。

「人魚姫は足がどうなってる?」とカミサンがムスコに問い掛けた。 大人だったらヒレと答えるところだけど、幼児なら「さかな」くらいかなあと思っていたら、 ムスコは「えーとね、えーとね。ゆーらゆーら」。 なるほど。 表現を見つけたムスコは偉い。 また、日本語の擬態語ってすごいなと思った。

子供が寝ないといっているけれど、 21:30 になっても悠長に電話しているからじゃないかな、という気がしないでもない。


24 2017年11月24日(金)

授業のあと事務仕事。

学生の論文チェックを始める。 これから大変だぞ。


25 2017年11月25日(土)

カミサンは仕事のあと、セミナー。

ムスメが塾から帰宅したあと、バトミントンをしたがった。 30分ほど勉強させてから、公園に行った。 公園でムスコは砂場遊び。 以前ムスメとバトミントンをした場所は砂場から遠いので、 砂場近くでやろうと言ったらちょっとムスメの想定と違ったようで、やりたがらなかった。 周囲にちょっと人がいたので、迷惑をかけないように気遣ったのだろう。

砂場で穴を掘ったり山を作ったり。 砂場の砂が減っているように思う。 20〜30cm も掘ったら砂利が出て来た。 縁の部分は風化によって色が変わるが、 これが長年の平均的な砂の基準面を示している。 今の砂の量はこれよりも 10 cm 程度低い感じ。

普通、砂場の底はコンクリート打ちではなく、砂利になっている。 もしコンクリート打ちで作ってしまったら、降った雨を蓄えて池になってしまうのだろう。

12時45分にムスコが「9時だよ」と言った。 短針と長針を取り違えている。


26 2017年11月26日(日)

義兄が大阪マラソンを 4時間ちょいで完走したらしい。 義兄は人類の限界である2時間からプラス2時間。 私が6時間で、人類の限界プラス 4時間。 義兄は私の約2倍すごい。

子供を早く寝かせるメソッドはないものか。


27 2017年11月27日(月)

銀行で資産の手入れ、 東急ハンズでムスメの小遣い帳、 はんだ工作回りの道具、 防災用保存食の入れ替え品。 ユニクロでズボン2本。

学生の論文指導、 事務仕事数件。


28 2017年11月28日(火)

『コクリコ坂から』。 俺は好きよ。 吉田寮が若干ブースト成分ではある。 吾朗もいいじゃん。 ゲド戦記は好きじゃないけど。 ちょっと、観客に意図を読ませる度合いが強い。 信号旗の意味とか作中で述べた方がいいんじゃないかな。 「航海の安全を祈る」とその返信は普通分からんよ。


29 2017年11月29日(水)

研究室泊にしたところ、寝袋が暑くてはねてしまい、 しかし室温だと寒い。 この季節はちょっとつらいな。

授業準備の効果の薄いところに時間かけすぎている。 授業の内容をもっと自分の専門分野に寄せよう。


30 2017年11月30日(木)

学生の指導。 やらなきゃならないプログラミングがたくさん。 学生にプログラミングを仕込むべきなのかもしれないが、 そこそこ高度なことをしているので 参入障壁が高いような状況。

初心者から中級者になるための本って少ないんだよなあ。


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