自転車は同じ時間で徒歩の3倍距離をかせげる
以前「住宅情報」という住宅情報雑誌がありました。
この中で
「あなたは駅まで何分までだったら歩きますか?」
というアンケートを取った事があります。その結果は...........
徒歩1分は80m
不動産広告に駅まで歩いて何分掛かるか書いてあります。
「駅徒歩10分」などというものです。
これには広告表示の決まりがあり、
1分で歩く距離は80mと決められています。
「駅徒歩10分」と書かれていたら、
駅までの距離は80×10で800mという事になります。
この1分80mというのは、
実際に歩いて実験をしたのだそうです。
被験者は若い女性で、
ハイヒールを履いて歩いて集計をとったのだそうです。
その結果1分あたりに歩ける距離は80mと定めたそうです。
自転車は同じ時間で徒歩の3倍の距離
不動産広告では、
自転車の距離と時間は定められていません。
しかし実際に測ってみると、
いわゆる「ママチャリ」と言われる自転車の場合、
おおよそ徒歩の3倍の速さになります。
徒歩が1分あたり80mですから、
自転車の場合1分あたり240m程度になります。
徒歩と同じ時間で、徒歩の3倍遠くまで行けるという事です。
逆算するならば、
徒歩と同じ距離ならば自転車は、
徒歩の1/3の時間で到達できると言う事になります。
あなたは駅まで何分までだったら歩きますか?
かつてあった住宅情報誌で、
「あなたは駅まで何分だったら歩きますか?」
というアンケートの答えは、
「徒歩7分まで」でした。
徒歩7分以上は、自転車を利用すると言う事なのです。
工夫で安く買える
自転車で7分は徒歩の3倍ですから、
1分240mで計算すると1680mになります。
1680mを徒歩の時間に換算すると
1680÷80で、21分となります。
不動産価格で「駅徒歩7分」と「駅徒歩21分」では大きく異なります。
例えば東武東上線「霞ヶ関駅」(川越市駅のひとつ先)
の新築の建売相場だと広さにもよりますが、
「駅徒歩7分」は3300万円~3800万円程度ですが、
「駅徒歩21分」ですとそれよりも500万円程度安くなります。
つまり徒歩と自転車では同じ駅から7分でも
500万円の差があると言う事で、
自転車ならば同じ駅の物件でも500万も円安く買えるとも言えます。
工夫で安く買える
物件価格を500万円値引きしてもらうのは不可能です。
これでは売主の利益が無くなってしまいます。
でも自転車で駅まで行くとすれば、
そのギャップを埋める事になり、
値下げさせる事はできませんが、
事実上値下げしたのと同じ事になるのです。
予算を500万円増やす事は容易ではありません。
でも工夫をする事によって、
その差額をカバーする事ができるのです。
この様な工夫が、マイホームを購入するかしこい方法なのです。