スマホの為に住宅ローンが否決された

スマホの画像

住宅ローンを申し込んだのに否決された。
否決される理由は様々ありますが、
その中にスマホの料金があります。

スマホ料金の仕組み

月々支払うスマホ料金。
その料金は通信料だけでは無い事があるのです。

スマホ本体を現金で購入していなければ、
月々のスマホ料金の中に、
スマホ本体の料金も含まれています。

スマホ本体はローン

スマホ本体を現金で購入していなければ、
月々のスマホ料金の中には、
使用料と共にスマホ本体のローン分も料金に含まれています。

所が、スマホの契約をする際に、
携帯電話会社はスマホ本体はローンになる事をしっかり説明しません。

また使用料金と共にスマホのローン分も一括して請求している為、
自分がスマホ本体をローンで買ったと言う認識がありません。
この事が時として
住宅ローンを組む時に障害となる事があるのです。

ローンはお金を借りているという事

ローンはローン会社からお金を借りて品物を買い、
代金は月払いの分割として、
利息と共にローン会社に返済する事になります。

スマホ本体を現金で購入していなければ、
これと同じ状態になっているのです。

事例

実際にあった例なのですが、
ご主人様が日ごろ使っているスマホと、
ご家族が使っているスマホの料金が
別口座から引き落とされていました。

スマホの契約名義人は全てご主人の名義でした。
ご主人様が使っているスマホは、
ご主人様が管理している通帳から引き落とされ、
ご家族で使っているスマホは、
奥様の名義の通帳から引き落とされていたのでした。

ご主人様のスマホ料金は、毎月引き落とされていたのですが、
奥様の名義の口座の方で、延滞を起こしていたのでした。

その事をご主人様は全く知らず、
奥様は請求が来ていましたが、忙しさから
「来月にまとめて支払えばいいや。」
と思ってそのまま忘れてしまったそうです。

その結果「延滞」となり、
ご主人様は信用情報に登録されてしまったのでした。

他のローンを滞納している人に住宅ローンは貸さない

住宅ローンを申し込んだのに否決されてしまった。
その原因が、スマホ料金の滞納であったとい事例は
相当数あります。

金融機関は、住宅ローンの申し込み(事前審査も含む)があると
借りたい人の信用情報(与信)を調べます。
その時に問題があれば、金融機関はお金を貸しません。

貸す側の立場になって考えて見れば分かる事で、
「他の借金を踏み倒す様な人にはお金を貸せない。」
という事なのです。

「滞納している意識は無かった。知らなかった。」
という理由は通じ無いのです。

5年間は登録される

滞納が信用情報に登録され、滞納分を返済しても、
返済した時から向う5年程度は信用情報に登録され続け、
その間は住宅ローンを借りる事ができません。

残念ですが、
住宅ローンを借りてマイホームを購入しようとする場合は、
信用情報登録が抹消されるまでの5年間は
マイホームを持つ事ができないのです。

月々の支払いはしっかり確認しましょう

スマホ料金の滞納で住宅ローンを否決されるケースは案外多く、
その為、当面の間マイホームの購入を見合わせる方は少なくありません。

その様な事にならない様に、
スマホ料金の支払い状況は、ご家族様の分も含めて
しっかり管理する様にしましょう。

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2018年07月20日