失敗するマイホーム選び

マイホームの購入は、
一生の内にそう何度もあるものではありません。
絶対に失敗したくない事なのですが、
失敗してしまう方がいらっしゃるのが現実です。
今回はマイホーム選びに失敗するお話です。

物件探しは広告から

お子さん達が大きくなって、
住んで居るアパートでは手狭になってきました。
同僚の人たちもマイホームを購入しています。

「ウチもそろそろかな?」
と思ってマイホームの購入を検討し始めました。
一番最初にするのは不動産広告を見る事です。

デザインや間取り、魅力的な物件が沢山あります。
どれにすれば良いのか迷ってしまいますね。

とにかく物件を見てみよう!

いくら広告を眺めていても実物を見ない事には始まりません。
不動産会社に連絡を取って物件の見学に出かけました。

営業マンに案内されていくつか見た中に、
凄く魅力的な物件がありました。

間取りも良いし、日当たりも良い。
環境も良くて、駅までもそんなに遠くありません。
すっかり気に入ってしまいました。

ローンの計算をしたら何とか行けそう!

早速ローンの計算をしてもらったら、
ちょっと厳しいけど、
奥様も働いてやりくりすれば何とかいけそうです。

営業マンに
「人気のある物件ですから、早くしないと売れてしまいますよ。」
と言われました。
ローンの事前審査も無事下りたので契約をする事にしました。

自己資金は100万円、諸経費もローンを組んで都合しました。
引っ越しをしたら、
家具やエアコン、カーテンなどで思わぬ出費がでました。
エアコンやカーテンが無い家なんてありえませんから
無理をして買いました。

エアコンは家電屋さんで買い、
カーテンはホームセンターで何とか買い揃えました。
貯金は無くなってしまいましたが、
節約すれば何とか大丈夫です。

出費がかさむ

その内クルマがダメになってしまいました。
仕方ないのでローンを組んで買い替える事になりました。

お子さんが中学に入学して塾に通う様になりました。
お子さんは二人で、上のお子さんが中学3年生に進級すると
下のお子さんも中学生になって、塾の費用は倍になりました。

上のお子さんは私学の高校に進学しました。
授業料は国と県から補助がでるので助かりますが、
塾や部活、通学定期代がバカになりません。

上のお子さんが私学の大学に進学しました。
下のお子さんは高校生です。

クルマがそろそろ買い替えないとダメそうです。
前のクルマのローンがやっと終わったのに、
またローンを組んでクルマを買い換えました。

毎月なんとかやりくりをしていますが、
お子さんの大学進学で貯金は殆ど無くなってしまいました。

まさかの出来事

ご主人様が勤務している会社の経営状態が思わしく無く、
ボーナスの減額をされました。定期昇給もありません。
その内リストラが始まり、
ご主人様はリストラされてしまいました。

貯金は僅かしかありません。
失業保険が支給されていますが生活する最低限程度の金額です。

ご主人様は就職先を何とか確保しましたが、
収入は大幅に下がってしまいました。

お子様の学費は何とか工面しました。
親として、お子様に経済的負担はかけたくないと思ったからです。

取り返しの付かない事態

とうとう貯金が尽きて、
住宅ローンの支払いが出来なくなってしまいました。
金融機関から差し押さえ通知が届き、
マイホームを手放す事になってしまいました。

マイホームは少しでも高く売って、
残債を減らしたかったので、
弁護士を通じて不動産業者に任意売却してもらいました。

マイホームを無事任意売却をしたものの、
お子さん達の教育費の事を考えると、
残債が多く返済できないので、
結局弁護士に依頼して、破産宣告をして債務を処理しました。

物件ありきのマイホーム探しは危険

以上の事は実際にあった事です。

マイホームを購入した時はお子さんは小学生で、
支払いはちょと厳しかったけど、
何よりも物件を気に入ったので購入してしまいました。

支払いがちょっと厳しかったけど
「何とかなるだろう。」
と見切り発車をしてしまったのです。

このケースは案外よくあるケースで、
特殊なケースではありません。

住宅ローン破たんをする方の多くは、
しっかりした資金計画を立てずに、
「物件ありき」でマイホームを選んでいるのです。
「何とかなるだろう。」が「何とかなる」事は殆どありません。

物件ありきでマーホーム選びをすると、
物権の魅力に負けてしまったり、
営業マンの情に乗せられてマイホームを選んだ結果、
時として取り返しが付かない事態になってしまうのです。

マイホームを購入する体制

リバティハウスでは、お客様の状況ご希望、自己資金をお伺いし、
一番最初に資金計画を立てます。
資金計画は、将来の事も勘案して無理の無い資金計画を立てます。
その上でエリアを選定し、物件を選びます。

こうした「マイホームを購入する体制」を予めしっかり作っておけば、
マイホーム選びに失敗する事が無いのです。

リバティハウスには「物件」では無く、
「ご希望の予算または自己資金」と「ご希望のエリア」の
「お客様のご希望の条件」でお問合せください。
また、「ご希望の条件登録」をしていただければ、
条件に合った物件をご紹介いたします。

リバティハウスでは、
「お客様は自分の家族・親戚」
という想いを持って、
一組、一組のお客様に親身になって
マイホームのお世話をさせて頂いています。

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2018年07月10日