事故物件 不動産ロンダリング 賃貸編

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事故物件とは、
その物件で自殺や殺人など、
忌まわしい事件が起きた物件の事です。
今回は賃貸住宅の事故物件についての話です。


事故物件とは

事故物件とは、
その物件で自殺や殺人など、
忌まわしい事件が起きた物件の事です。
今回は賃貸住宅の事故物件についての話です。

事故物件を扱う時は、重要事項の説明で、
心理的瑕疵の内容を説明しなければなりません。
でも、借りようとしている部屋で殺人事件がありましたと説明されてたら、
借りるのは嫌ですよね。
ですからそういう物件には、賃借人が中々付かず、
大家さんは損害を被ってしまうのです。

事故物件であっても、説明しなくても良い場合があります。
それは、事故物件に誰か一回住めば、
その次に貸す人には説明しなくても良いとされています。
ですから、事故物件は家賃を大幅に下げて、
誰かに一度住んでもらう必要があるのです。
しかしいくら家賃が安からと言って、中々住んでくれる人は居ません。

そこでロンダリングするのです。


不動産ロンダリング

事故を起こされたら、大家さんは損害を被ります。
そこで、事故を起こした方の遺族に、
向こう半年から一年程度の家賃分の損害賠償請求をして、
遺族とその部屋の賃貸契約を結びます。
実際に遺族は住みません。書類上だけです。
契約が満了すれば、
次に貸す人には心理的瑕疵の説明は必要ありませんから、
通常の賃貸借契約が締結できる訳です。

しかしこの方法はグレーゾーンです。
書類上は揃っていますが、実査には人は住んでいないわけで、
問題が無いとは言えません。
しかし次に借りる人には分からないのですから、
都会のワンルームなどは、この方法が用いられているのだそうです。

かと言って、馬鹿正直に事故物件である事を公表したら、、
何時まで経ってもその部屋を借りてくれる人がおらず、
大家さんは困ってしまいますし、
遺族にも莫大な損害賠償請求の負担があります。
決して擁護はできませんが、
現実を考えたら、苦肉の策といった所なのでしょう。


リバティハウスは事故物件を扱いません

リバティハウスでは、賃貸、売買共に、原則として事故物件は扱いません。
ただしお客様が承認した時はこの限りではありません。
お客様に黙って扱う事は絶対にしません。

心理的瑕疵と言うのはとても難しく、気にする人は気にしますし、
全然平気な人も居ます。
戦争中に空襲などで沢山の人が亡くなった東京の下町エリアでは、
いちいち説明できませんし、
そんな事を気にしていたら、そのエリアには住めません。

心理的瑕疵とは文字通り、気持ちの問題なので明確な基準が無く、
難しい問題なのです。

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2018年04月22日