駅から離れても価格が下がらない土地

首都圏郊外は、都心のベットタウンの役割を果たし、
住宅地が広がっています。
地価は相場で動きます。
当然駅に近い程地価は高く、遠く離れる程安くなります。
ところが最近駅から遠いのに、地価が下がらない土地があるのです。

ショッピングモールの影響

近年首都圏郊外には、巨大なショッピングモールや
スーパーマーケットが作られています。
首都圏郊外にあるのは、広大な土地が残っているからです。
都市計画法や大規模店舗立地法の改正により、
郊外の広大な土地を利用して、
ショッピングモールやスーパーマーケットが作られる様になりました。

首都圏郊外の住宅地には、
都心に通う方もいらっしゃれば、
地元の企業に勤めている方もいらっしゃいます。
地元の企業に勤めている方の大半は自動車通勤です。
日ごろ電車を使わない人にとっては、
駅までの距離にはこだわりません。
むしろ駅から離れていた方が、安くて広い物件を購入できます。
なので、地元に自動車で通勤している方は、
駅近くの狭くて高い物件よりも、
駅から離れた広く安い物件を求めます。

近年首都圏郊外の駅から離れた場所に、
ショッピングモールやスーパーマーケットが作られ、
皆さん買い物は自動車で行かれます。
駅前の商店街には駐車場が無く買い物に行きません。
今では郊外の駅前商店街は、すっかりさびれてしまい、
その一方、
駅から離れたショッピングモール周辺には人気が集まっています。

土地の価値

土地の価値は、
その土地(不動産)でどのぐらいの利益が上げられるかで決まります。
利益というのは、実際の現金収入だけではなく、
その場所の利便性の高さも利益に含まれます。

駅から離れていても、
便利なショッピングモールができた事によって利便性が上がり、
駅から離れていても利便性が高く人気がある為
地価が下がらないのです。

毎日電車で通勤する方でも、
駅の近くに駐車場を借りて駅まで自動車で行って
都心へ電車通勤されている方も大勢いらっしゃいます。
工夫次第で、土地の価値を最大限に引き出す事も可能なのです。

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2018年06月25日