住宅ローン 事前審査を通って本審査で落ちる

住宅ローンの事前審査を出して通ったのに、
本審査で否決される事があります。
これって、一体どういう事なのでしょうか?

事前審査は簡易審査

住宅ローンの審査には、様々な項目があります。
しかし事前審査は簡易的な審査で、
ローン申し込み者の収入と、返済比率を審査しますが、
その他の詳しい事項については、
審査していません。

収入と返済には問題ありませんが、
その他の項目で不適合な事があると、
本審査で否決されてしまうのです。

住宅ローンの審査項目

金融機関によって審査項目と程度は異なりますが、
大筋ではほぼ同じです。
ではどの様な審査項目があるのでしょうか。

1 物件価格
2 年収
3 自己資金(自己資金比率)
4 借入額(年収に対しての返済比率)
5 他の借り入れ状況
6 個人信用情報
7 勤務先(勤務形態・勤務状況・職種)
8 健康状態
9 物件の担保評価

これらを審査しますが、
事前審査は早い回答を求められるので、
主に年収や借入額、勤務先、個人信用情報について審査し、
その他の細かい項目については審査しません。

厳密な本審査

本審査では、
事前審査以外の詳細な審査を行います。
その結果、
不適合な項目があると、
減額されたり、
住宅ローンを否決される事があります。

住宅ローンの審査項目とその程度は、
金融機関によって異なります。
Aという金融機関で否決されても、
Bという金融機関では承認されたと言う事が多々あります。

否決されたら次の手を

もしも住宅ローンが否決されたら、
担当営業マンと直ぐに相談して、
他の金融機関に申し込みをしてみてください。
そちらで承認を得られる可能性があります。

同じ金融機関でも、
承認されたり否決されたりする事があります。
ひとつは、金融機関の担当者の腕です。
融資担当の腕が良いと、
審査が通りやすい様に稟議を上げてくれ、
承認される事があります。

もうひとつは時期的な事で、
その金融機関が、キャンペーンを行っている時や、
住宅ローン融資を積極的に行っている時などは、
比較的承認が得やすい事があります。

金融機関によって、
積極的に融資を行いたい時期などにあたれば、
承認を得やすいですし、
何かの理由で、審査を厳格化している時期であれば、
否決されやすい事もあります。

なので我々不動産業者は、
業者同士の横の連携を使って、
今どこの金融機関が積極的に住宅ローン融資を出しているか
情報交換をしています。

万一否決されても直ぐに次の手を打てば
マイホームを取得できる可能性があるのです。

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2018年06月19日