なぜ腕の良い職人は無口なのか

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腕の良い職人は無口だと言います。
確かに、仕事中にべらべらしゃべっている職人に、
腕の良い職人は見た事がありません。


腕の良い職人はなぜ無口なのか

職人さんは普段から無口なのではありません。
休憩時間や食事の時、
居酒屋で一杯やっている時などは、
色々な話を聞かせてくれます。
普段から寡黙な人ではないのです。

では何で無口なのか。
それは簡単な事です。
仕事に集中しているからなのです。

特に細かい作業や、
微妙な作業をしている時に話しかけられたら集中できません。
それに、作業をしながら、次の段取りを考えていたり、
一見単純作業をしている様に見えても、
アタマの中では、様々な事を考えながら作業をしているので、
邪魔されたくないから、
無言で近づきがたいオーラを発しているのです。

それがべらべらしゃべりながらでは、
仕事に集中どころか話に気が行ってしまって、
良い仕事なんか出来る訳がありません。

それと、仕事をしている所をじっと見られるのも嫌がります。
自分のペースで仕事を進めていたいのに、
見られていると思うと、ペースが狂ってしまうんですね。


仕事をしている時は見守って

ですから施主さんは、
特別用が無い限り、職人さんが仕事に集中している時は、
そっとしておいてあげてください。

もし職人さんと話をしたければ、
休み時間の時などにお話をしてください。
建売を購入した時で、まだ建築中の時は、
職人さんが一服いれる昼や、午後3時頃に現場に行って
「ここを買った者です。出来上がるのを楽しみにしています。
 よろしくお願いします。」
と言って、お茶とお茶菓子を置いて行くだけでも、
職人さんは良い仕事をしてくれるでしょう。

職人さんも、そこに住む人の顔を知っていれば、
仕事に取り組む姿勢も変わってきます。
その結果、
職人さんたちは、最高の仕事をしてくれるはずです。

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2018年04月22日