失敗しないマイホーム選び

旧ブログから編集・転載しています。

家を買うという事は、一生にそう何度もある事ではありません。
しかも高額な買い物ですから、失敗は許されません。
今回は、失敗しないマイホーム選びのお話をしましょう。


最初に資金計画 先の事も考えて

まずなにより資金計画です。
これを失敗すると、その後宝くじでもあたらない限り、
どうする事もできない事態に陥る可能性があります。

逆に言えば、無理の無い資金計画ができていれば、
失敗しないと言いきれます。

最初に考えるべきは、月々の支払いは、
いくらまでだったら無理が無いか算出します。

その時に、将来の出費についても考慮しておかなければなりません。
まだお子さんが小さい内は、それほど費用は掛かりませんが、
幼稚園、特に私立幼稚園の費用はバカにならず、
高校生と同じぐらい掛かると思った方が良いでしょう。

年子や3年保育に入れる場合は、
二人分の負担が掛かりますから要注意です。
中学、高校、そして大学への進学費用、
塾や習い事の費用も考慮する必要があります。

今乗っているクルマも、その内買い替えなければなりません。
また車検などの費用も掛かりますから、そういった費用も見ておきましよう。

家を買ったら、支払いは住宅ローンだけではありません。
土地や建物に掛かる固定資産税や都市計画税があります。
これらは土地や建物の評価によって上下しますから、
同じ値段の物件でも、地価の高い所では高くなりますし、
安い所の物件は安くなります。

それからマンションは、
管理費や修繕積立金なども住宅ローンとは別に毎月支払う事になります。
その額はマンションによって様々で、一般的なマンションでも、
1万円から3万円程度は必要となり、
高級マンションともなると、10万円を超える物もあります。

様々な支出と収入を考慮して、
住宅ローンの無理の無い月々の支払い金額を算出して、
逆算すれば借入金額がでます。
それに自己資金を足せば、購入可能金額が導き出せます。
詳細な計画は、担当営業マンとしっかり打ち合わせをしましょう。

ライフスタイルの条件を整理する

しっかりした資金計画を立てたら、
次はご自分達のライフスタイルに基づいた条件を整理します。

通勤や通学、環境など
マイホームに対する条件の優先順位を決めます。
それらを踏まえた上で、
物件探しのエリアを決めます。

エリアを選定したら、その中で、
予算に納まる物件をピックアップします。

これで
「マイホームを購入する体制」
が整いました。


あたりまえの物件

次に物件ですが、
「マイホームを購入する体制」がしっかり整っていれば、
物件に、資産価値を大きく損なうような要因がなければ、
どの物件を購入しても失敗はありません。

大きく資産価値を損なう要因とは、
住んでいて「嫌な気持ちになるもの」です。

例えば、すぐ隣に一日中大きな音と振動を立てる工場があるとか、
すぐ近くに火葬場があるとか、日当たりが極端に悪いとか、
そういうものです。

また、極端に地形が悪く使い勝手が悪いとか、
地盤が極端に悪いとか、
家が傾いているとか、
白アリの損傷を受けているとか、
物件そのものに欠陥があるものです。


物件の見分け方

我々プロは、
物件を一目見ただけで良いか悪いか判断が付きますが、
一般の方は、中々そうも行きません。

そこで一般の方にも、
簡単に見分ける方法を特別にお教えします。

それは、
上記した、資産価値を損なう様な悪い要因が無いか見て、
それらが無ければ、
その物件が、更に10年、20年経って古くなった時に
「売れるかな?」
と考えてみれば良いのです。

建物が古くなっても、陽当たりが良いとか、
利便性が良ければ中古でも直ぐに売れますよね。

でも、すぐ隣に線路があったり、
大きな通りに面していて、
騒音がしたり、
家が揺れたりしたら売れませんよね。

その様に見れば、一般の方でも簡単に見分ける事ができます。


まとめ

まとめます。マイホーム選びで失敗しない方法は、
1 無理の無い資金計画を始めに出す。
2 ライフスタイルの条件の優先順位をつける
3 物件に資産価値を損なう悪い要因が無い事。
4 古くなっても「売れるかな?」と考えてみて
 「売れる」と判断できれば大丈夫です。
あとは「住めば都」です。

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2018年04月22日