LYCHGATE

せ

　

生者
no undead monster

　またまた怪しい見出し語ですが、アンデッドが出そうで出てこない作品、具体的には、アンデッド作品の続編や外伝、犯人はやっぱり人間だったというミステリなどです。

　『ヴァンプに薔薇薔薇』
　『ジェイソンＺ』
　『死ぬのは奴らだ』
　『スクービー・ドゥー』
　『鮮血の処女狩り』
　『ゾンビライダー』
　『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー２』
　『デモンズ３』
　『デモンズ２００１』
　『ハロウィン３』
　『魔性のしたたり』
　『もしかしてヴァンプ』
　『妖精たちの森』
　『嗤う伊右衛門』
　『嗤う伊右衛門』

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『１９９９年の夏休み』
Summer Vacation: 1999

　金子修介監督。萩尾望都『トーマの心臓』をモチーフにした幻想映画。この作品に出てくるのが幽霊なのかどうかは意見の分かれるところですが、違うという説の方が多いです。ただし、原作『トーマの心臓』ではエーリクはトーマの親戚だったという種明かしがあるのですが、そこから受けた印象だけを論拠にしている場合が多いのでなんとも言えません。
　近未来、山奥の学校で、帰省する家のない３人の少年が寮にとどまって夏休みを過ごしている。そこへ、死んだはずの悠にそっくりな少年、薫が転入してくる。４人しか人物のいない密室で展開する愛憎劇。
　現実とは無縁の世界を描いたハイ・ファンタジーである上、薫（ともう一人）が如何様な存在なのかという設定はあまりプロットに影響していません。なので深くは論じません。少女マンガにおける「少年」という架空の生物を、少女を配役することで巧みに映像化しています。

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『鮮血の処女狩り』
Countess Dracula

　“血の伯爵夫人”エリザベート・バートリーの物語を映画化。ピーター・サスディ監督。ハマープロにしては気持ちエログロ度が高めですか。アンデッドの話ではありません。原題に反して、ドラキュラも出てきません。
　処女の生血を浴びて若返った老伯爵夫人エリザベスが、娘イローナに成り代わって（娘は幽閉して）若いイムレ中尉と恋愛する。生血の効果は２日ほどなので、処女の定期的供給が必要です。

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