『ヒカルの碁』    

 囲碁ブームを巻き起こした人気マンガ。ほったゆみ原作、小畑健画、梅沢由香里監修。アニメ化もされました。
 平安時代の棋士藤原佐為(ふじわらのさい)の幽霊が、現代の小学生進藤ヒカルの前に現れる。佐為の指導を受けたヒカルは秘められていた囲碁の才能をめきめきと伸ばし、ライバルたちと争いながら「神の一手」を目指す。
 佐為の幽霊はヒカルにしか見えず、ヒカルに代打ちをしてもらうことになります。塔矢名人との対局がかなって成仏し、第1部完。第2部はその後のヒカルの活躍を描く物語で、佐為は登場しません。なお、江戸時代の「棋聖」本因坊秀策も実は佐為の代打ちだったという設定になっています。
 一般的に、主人公(成長期の若者)にしか見えない幽霊は脳内別人格と捉えるべきです(『ふたり』などを参照)。幽霊は主人公が思い描く自己の理想像を体現していて、主人公が成長してその自己を実現したときに幽霊は消えます。成長プロセスの完了はドラマの完了でもあるので、第2部などやるべきではありません。ジャンプ文法に照らせば全く正しいのですが。

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『ヒカルの碁』    

 同名マンガをアニメ化。面白さは俄然アップしてます。佐為役の千葉進歩の評判が良くなかったようですが、墓守的には全然OKでした。ヒカル役は川上とも子。
 番組の最後に毎回「梅沢由香里のGOGO囲碁」という囲碁教室のコーナーがありました。1年半の間にゆかり先生は人妻になり、まいちゃん(林真唯)は巨大化します。ゆうき君(高橋優希)は途中休場し、8頭身になって帰ってくるかと思ったらそのままでした。

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ひと    
people

 この事典では、次の実在の人士を扱っています。

 伊藤潤二
 ゾンビ、ロブ・
 バーヴァ、ランベルト・
 三輪三姉妹
 山本迪夫
 ライス、アン・
 ライミ、サム・
 リー、ブランドン・
 ロメロ、ジョージ・A・
 ローラン、ジャン・

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『ビートルジュース』    
Beetle Juice

 ティム・バートン監督。主役はビートルジュース(マイケル・キートン)ですが、物語の流れはむしろ幽霊夫妻(アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイビス)とゴスい娘(ウィノナ・ライダー)の心の交流が中心になっています。
 事故死して幽霊になったアダム、バーバラ夫妻の田舎家に、脱サラヤッピー一家が引っ越してきた。幽霊二人は新たな住人たちを脅して追い出そうとするが、全く怖がらないばかりかお化け屋敷として見世物にしようとまで画策される。二人は霊界きってのトラブルメーカー、ビートルジュースに助力を頼むことにしたが…。
 ビートルジュースは絵に描いたようなトリックスターで、アニメの幽霊のように体を変形させることが出来ます。その他、人形アニメで表現されたモンスターや死者の国の表現はバートンならではのもの。なのに人気がいまいちなのはなぜでしょうか。

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『日野日出志の東海道四谷怪談』    

 アニメに分類しておきましたが、静止画に音声をつけた紙芝居のような作品です。平野秀昭監督、日野日出志原画。声はお岩役に戸川京子、伊衛門役に京本政樹、語りは講談師の一龍斎貞水。
 ストーリーは端折り、伊衛門が左門、お岩の幽霊に惑わされるシーンを大きく扱っています。伊衛門は典型的な「色悪」で、喜兵衛と結託して悪の限りを尽くし、後から幽霊に怨みたたられるというプレーンな怪談風の展開。喜兵衛まで化けて出るのは筋違いかという気もしますが。
 表現手法は一見『まんが日本むかし話』のような子供向けの物語テレビ番組風ですが、もちろん日野日出志のグロテスクな絵はそれを否定しています。あと、個々の画像はかなりPhotoshopで、江戸時代のお話とのミスマッチが目眩を催します。不思議な作品でした。

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『ビヨンド』    
the Beyond

 ルチオ・フルチ会心の一撃。精緻で残酷な死体の描写、ストーリー性は皆無。真の主人公「無慈悲」の前に、観客はただひれ伏すしかありません。
 廃ホテルは地獄への門だった。改装作業に携わる者が、次々と謎の死を遂げていく。盲目の女の正体は何か。50年前に殺された画家は、いったい何を見てきたのか。
 蘇った死者(ゾンビ風)が人を襲うのですが、ジャネット・デ・ロッシの特殊メイクは完成の域。墓守は生理的に酸で溶かす部分がきつかったです。

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『ピラミッド』    
the Awakening

 『ブラム・ストーカーズ マミー』と同じ、"the Jewel of the Seven Stars"の映画化。監督はマイク・ニューウェル。
 考古学者コーベックが女王カーラの墓を暴いた瞬間、死産のはずのコーベックの娘が奇跡的に息を吹き返した。18年後、予言どおりにカーラが復活を開始する。ミイラが腐食し始め、コーベックの娘は憑依される。コーベックは狂乱し、復活の儀式を執り行う。
 世界各地でのロケ、凝ったセット、時折見られるジャーロな演出、などなど面白い要素はあるものの、基本的には駄作です。脚本もだめですが、まず物語(原作は読んでませんが)に現代的意義がないのだと思います。老体チャールトン・ヘストン(当時56)が脱いでるのには感心しました。というか呆れました。

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