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6200系は、南海が架線電圧を1500ボルトに昇圧すると同時に製造された形式です。普通鋼製の1521系に始まり、ステンレス車では6000系、6100系と続いてきた先頭車前面上部に丸みのある車輌は、ステンレスでは製造が大変だったためこの形式から上部の丸みは廃止されました。それに伴って前面方向幕が中央に移設、大型化され、前照灯の位置が変更されるなどフロント部分の形状が大きく変わりましたが、側面に関しては6100系とたいした違いはありません。 M車とT車の位置が大幅に変更になりユニット制が取り入れられ、台車は新製時から住友製のものを採用するなど足回りはそれまでの形式と大きく異なっています。冷房装置も分散式8基から集約分散式4基へと変更されました。このあたりは8200系などに引き継がれています。 2000年に8000系が抵抗制御に改造の上、この形式に編入されました。その編入編成には、6300系と同じスカートが取り付けられ、室内も6300系と同等のものになっています。 |
製造初年:1973年(昭和48年) | 制御方式:抵抗制御 |