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8.5.1 継続的改善
組織は、品質方針、品質目標、監査結果、データの分析、是正処置、予防処置及びマネジメントレビューを通じて、品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善すること。
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1. 改善の総括的な位置付け
この条項は、これまでの多くの条項で要求されてきた“改善”に対しての総括的な位置付けに当たります。
「品質方針、品質目標、監査結果、データの分析、・・・を通じて」とあるように、システムの運用から得られる情報源をいかに有効に分析し、問題を顕在化させるかがポイントとなってきます。
継続的改善を進めるためには、そのプロセスが明確になっている必要があります。継続的改善を促進するステップ・フローを示しておくとよいでしょう。継続的改善のステップ例を以下に示します。
1) 現状の調査・分析・評価
2) 改善目標の設定
3) 達成施策案の検討
4) 達成施策の評価・決定
5) 達成施策の実施
6) 達成状況の把握(監視・測定)・分析・評価
7) 改善のシステムへの組込み
2. 不適合・改善要望事例と考察
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