表A.2 活動、製品及びサービス、並びにそれに伴う環境側面、目的、目標、実施計画、指標、運用管理、並びに監視及び測定の例
側面
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目的
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目標
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実施計画
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指標
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運用管理
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監視・測定
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活動:化石燃料ボイラの運転
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燃料油の消費
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再生不可能な資源の消費量を削減する
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1年以内に(今年の年間消費量を基準にした)燃料油の消費量を20%削減する
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より効率のよい燃料バーナーを設置する
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・プロジェクト計画のマイルストーン
・ボイラの稼働時間当たりの燃料油の消費量
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・改良バーナーの据付け手順
・油消費量の文書化及び記録のための手順
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・プロジェクト計画の進ちょく(捗)状況の四半期ごとの評価
・油消費率の月別追跡調査
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温排水の放出
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水温上昇による流水域の質へのマイナスの影響を最小限にする
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2008年までに放出水の日平均温度を1℃下げる
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設備及び設計の技術者が温排水の熱を回収し再利用(すなわちコジェネレーション)するために運転を再検討する
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・放出水の日平均温度
・流域の水質項目
・海洋生物の数及び多様性
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・水質のサンプリング及び分析の手順
・海洋生物のサンプリング計画
・コジェネレーションの操作手順
・技術的管理
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・放出水の水温の連続監視
・流域の水質の四半期ごとの監視
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製品:エアコン(消費者による装置の運転及び使用後の処理−処分
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電気の使用
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消費者にエネルギーの節約を奨励する
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今年末までに昨年の運転温度を基準にして運転温度を5%下げる
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製品にエネルギー効率の資料を添付して配布し、エネルギー使用が過剰な場合の影響について消費者を教育する(例えば、コスト削減、環境影響の低減)
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・エネルギーの使用に関する顧客の関心の高まり
・エネルギー効率の高い新製品に対する顧客の関心の高まり
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・効率的な製品材料の設計
・電気エネルギーの使用
・エネルギー効率に対する顧客の要望についての新製品設計における配慮
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使用者の調査
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固形廃棄物の発生
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包装材使用量を減らし、消費者の処分する固形廃棄物の発生を減らす
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2008年までに現在の製品ラインで包装材料の35%削減を達成する
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・製品の包装を再設計する(エンジニアリング部門、6か月)
・生産変更を実施する(6か月)
・試運転及びフル生産
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・ユニット当たりの包装材料の量
・製品ラインで使用する包装材料の削減率
・消費者段階での固形廃棄物発生のユニット当たりの容積の推定削減量
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・設計管理手順
・製品包装手順
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・使用する包装材料の量の四半期ごとの監視(購入時の量からスクラップ量を引いたもの)
・製品ラインで出荷される製品ユニット
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サービス:商品及び製品の輸送及び配送(運送機器のメンテナンス)
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窒素酸化物(NOx)の排出
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運送機器メンテナンスの有効性を改善して、大気質に与えるプラスの影響を高める
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2008年までにNOxの排出量の25%削減を達成する
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・NOx削減のための主要なメンテナンスパラメータを特定する
・主要なNOx削減作業を採用したメンテナンス実施計画に変更する
・コンピュータプログラムにより、運送機器メンテナンススケジュールを最適化する
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・メンテナンスの定時実施率
・NOx排出量/km
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・メンテナンス手順
・メンテナンス技能者の教育訓練
・定期メンテナンスのコンピュータによる通知
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・スケジュールどおりのメンテナンス頻度の追跡調査
・車両の燃料効率の監視
・車両のNOx排出量の四半期ごとの試験
・達成したNOx削減量の年次評価
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廃油の発生
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要求事項に適合して廃油を管理する
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1年以内にサービスセンターにおける廃油処分要求事項への100%適合を達成する
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サービスセンターにおける廃棄物管理の教育訓練実施計画を開発し実施する
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・訓練されたサービスセンター従業員の比率
・廃棄物処分に関する不適合件数
・処分された廃油の要求事項別の比率
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・廃棄物管理手順
・サービスセンター従業員の教育訓練実施計画
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・実施された、サービスセンター従業員の教育訓練の監視
・廃油処分量及び処分方法の追跡調査
・廃油管理実施の四半期ごとの評価
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