表3 想定した内部監査プログラムにおける監査員評価プロセスの適用
力量の領域
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ステップ1 個人的特質、知識 及び技能
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ステップ2 評価基準
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ステップ3 評価方法
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個人的特質 |
倫理的である、心が広い、外交的である、観察力がある、知覚が鋭い、適応性がある、粘り強い、決断力がある、自立的である |
職場での十分なパフォーマンス |
パフォーマンス評価 |
共通の知識及び技能 |
監査の原則、手順及び技法 |
顔見知りの職場の同僚と意思疎通を図りながら、組織内部の手順に従って監査を行なう能力 |
内部監査員研修コースを修了している。 内部監査チームのメンバーとして3回の監査を実施している。 |
研修記録のレビュー 観察 相互評価 |
マネジメントシステム及び基準文書 |
マネジメントシステムマニュアルの関連部分及び関係する手順を適用する能力 |
監査の目的、範囲及び基準に関連するマネジメントマニュアルの手順を読んで理解している。 |
研修記録のレビュー 試験 面接 |
組織の状況 |
組織の文化、組織構造及び報告体系の枠組みの中で、効果的に業務を運営する能力 |
その組織で監督者として1年以上働いた経験がある。 |
雇用記録のレビュー |
適用される法律、規制及びその他の要求事項 |
プロセス、製品及び/または環境への排出物に関係する該当法律及び規制の適用を特定し、理解する能力 |
監査の対象となる活動及びプロセスに関連する法律についての研修コースを修了している。 |
研修記録のレビュー |
品質特有の知識及び技能 |
品質に関係する方法及び技法 |
組織内の品質管理方法を示す能力 工程内試験および最終試験の要求事項を区別する能力 |
品質管理方法の適用についての研修を修了している。 工程内試験手順及び最終試験手順を職場で実際に用いていることを実証している。 |
研修記録のレビュー 観察 |
プロセス及びサービスを含む製品 |
製品、その製造工程、仕様及び最終的な使用方法を特定する能力 |
工程計画の策定担当者として生産計画に携わった経験がある。 サービス部門に勤務した経験がある。 |
雇用記録のレビュー |
環境特有の知識及び技能 |
環境マネジメントの方法及び手法 |
環境パフォーマンスの評価方法を理解する能力 |
環境パフォーマンス評価に関する研修を修了している。 |
研修記録のレビュー |
環境科学及び環境技術 |
組織が使用している汚染の予防の方法及び汚染管理の方法が組織の著しい環境側面にどのように対応しているのかを理解する能力 |
類似の製造環境で、汚染の予防及び管理に6か月の業務経験がある。 |
雇用記録のレビュー |
運用の技術的側面及び環境側面 |
組織の環境側面及びそれらの影響[例:原材料、その相互の反応、原材料が漏洩または流出した際の環境への潜在的影響]を認識する能力 環境事故に適用される緊急事態対応手順を評価する能力 |
原材料の貯蔵、混合、使用、廃棄及びそれらの環境影響についての組織内の研修コースを修了している。 緊急事態対応計画の研修を修了し、緊急事態対応チームのメンバーとしての経験がある。 |
研修記録、コースの内容及び結果のレビュー 研修記録及び雇用記録のレビュー |