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7.4.2 購買情報
購買情報では購買製品に関する情報を明確にし、必要な場合には、次の事項のうち該当する事項を含めること。
a) 製品、手順、プロセス及び設備の承認に関する要求事項
b) 要員の適格性確認に関する要求事項
c) 品質マネジメントシステムに関する要求事項
組織は、供給者に伝達する前に、規定した購買要求事項が妥当であることを確実にすること。
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1. 購買情報とその管理
'94年版では「購買文書」となっていましたが、2000年版では“文書”という文字がいっさいなくなっています。これは、注文書などの文字情報だけでなく、例えば、口頭発注や電子取引などといったことも考慮されていると考えられます。
購買情報には必要に応じてa)〜c)の事項を含めるように規定されています。
b)は、資質やスキルに関する注文(取引先の要員の資格認定に関する規定など)が該当すると考えられます。
c)は、ISO 9001規格要求事項、あるいは次のような組織独自の品質要求が該当します。
・ 当社の××標準体系に基づくこと
・ 当社の承認したQC工程図によること
・ 計測機器(校正)管理は××(システム)によること
また、購買に関する情報の適切さは、事前に質的・量的に問題ないか確認(または承認)することが要求されています。
なお、注文内容(購買情報)の記録は、規格上は要求されていませんが、実証の裏付けや説明のためには必要と考えられます。
2. 不適合・改善要望事例と考察
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