2003.1.6.
2日目
本文P.22


元箱根小学校より眺める箱根神社さんの鳥居

すがすがしい、気持ちの良い朝だった。

今度は私が助ける番」 写真館 @

2003.1.6.
2日目
本文P.23〜


風が強く、
そして飛んだ海。

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2003.1.6.
2日目
本文P.29〜

夕日と風が見える丘

海を照らす光と
身体を打つ風は、
僕を次へ行けといざなった。

2003.1.7.
3日目
本文P.35〜

人生初のお伊勢様。

人は皆、早足。

神様の前ぐらい、
ゆったり歩けばいいのに。

青年は一人、
そう思っていた。

2003.1.7.
3日目
本文P.36〜

夫婦岩ここは、二見興玉神社さんであった。
ここの御祭神は猿田彦大神様である。

猿田彦大神は、天孫瓊瓊杵尊(てんそんににぎのみこと)が天照大神より三種の神器を授かり天降られるとき、天(あめ)の八衢(やちまた)にお迎えして途中の邪悪を祓いながら道案内を申し上げた神さまである。その場所は高千穂。

ここから既に、高千穂への道案内は始まっていたのだ。

2003.1.8.
4日目
本文P.43〜

脱輪する前の空。
綺麗な空。

2003.1.8.
4日目
本文P.48〜

潮岬。
とてもとても、美しい景色。

2003.1.8.
4日目
本文P.48〜

紀伊大島。
あたたかい、この場所は、
花が咲いていて、
もう春だった。


小鳥のさえずり、
春の陽射し、
想いの花が、癒してくれた。

2003.1.8.
4日目
本文P.49〜

海金剛。
力強い、そのお姿を見て
私も少林寺拳法をもう一度やろうと、
心に刻んだ。


2003.1.8.
4日目
本文P.74〜

千畳敷。
本来美しいはずの自然美は、
人間の愚かさにより見るに耐えなかった。

岩肌には一面の落書き。
自然を冒涜する者にさえ、
大自然は何も言わずに見守ってくださる。

愚かな人間の心を、憎んだ。

しかし、この千畳敷の場所がなければ、
あの警官とのやりとりはなかった。

考えてみると、あの警官とのやりとりから、
この旅はスタートしている気がする。

あの、警官が、どのような想いで私に説教をしてくれたかは、わからない。
しかし、あの警官のお陰で私の人生は軌道修正できた。
甘えている自分を、見抜かれ、甘えている自分を、認識させられた。
今、あの警官は、どうしているだろうか。
お体は大丈夫でいらっしゃるだろうか。
また、私みたいな人間に勇気を与えていらっしゃるのであろう。

人情溢れる、串本は、
実は、私の父方の祖父の故郷でもあった。
ご先祖様に、私はこの地へといざなわれたのであったのだろう。

そして、私はいのちの電話を見に行くことになるのだ。

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