●ツールドグランコンバン ハイキングトップへ トップページへ戻る
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クリックするとツールドグランコンバンの地図を見ることが出来ます。
●コースの概要
このコースの正式名は"Tour des combins"（コンバン山群一周）であるが、4000ｍにこだわって、あえて『ツールド
グランコンバン』とした。ただし、現地では略して『ＴＤＣ』と呼ばれているので、以下『ＴＤＣ』を多用した。
『ＴＤＣ』の歴史は長く、ブルネ小屋にあったかなり古い地図にも載っていた。ただし以前は現在よりもう少し東西に
拡がっていて、円形に近かったようだ。
一周コースを歩く場合、どこかを拠点にして、そこに余分な荷物を預けていくのが便利だ。、今回はサンピエールを
その拠点にした。またツールドモンブランを初め一周コースは、反時計回りに歩くのが普通だが、『ＴＤＣ』の場合は
総合的に考えて時計回りに歩いた。
なおサンオイエンとサンピエールの間はバスも走っており、歩かなくてもいいと思う。そうすれば『ＴＤＣ』は５日間で
一周出来る。
●地図
今回私はＫｕｍｍｅｒｌｙ+Ｆｒｅｙ社の『グランサンベルナール』という６万分の１の地図を使った。歩くコースが赤線で
示されていて、見やすい地図である。ただし、この地図だとシャンリオン小屋からデュラン峠のあたりの東側が少し
だけ切れてしまう。この部分は同じＫｕｍｍｅｒｌｙ+Ｆｒｅｙ社の１２万分の１の地図で間に合わせた。
●宿泊
他の一周コースと違って『ＴＤＣ』の宿泊施設は非常に少ない。唯一かなりホテルのあるが、サンオイエンとサンピ
エールの間。それでも複数のホテルがあるのは、エトローブル・サンベルナール峠・サンピエールの３ケ所だけである。
なお標識にある『ＴＤＣ』の案内板ではサンオイエンになっているが、パンフレットでは両隣の村を一緒にして、
エトローブル/サンオイエン/サンレミーになっている。
パンフなどではサンビエールからオロモンまでを山小屋に３泊(ミーユ小屋・パノシエール小屋・シャンリオン小屋)して
歩くようになっている。この間のコース上の宿泊{設は前記３つの山小屋とブルネ小屋の４つだけである。サンピエール
から初めに頑張って、ブルネ小屋まで行き、翌日少しコースを外れるが、マウボワザンでホテル（といってもドミトリー
中心の山の宿）に泊った。ここで少し食料を仕入れようと思ったが、マウボワザンにはホテル以外何もなかった。
今回すべて予約なしで、行って幸いすべて宿泊出来たが、宿泊{設の少ないことを考えると、山小屋だけは予約して
行った方がいいかも知れない。