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115系は113系に抑速発電ブレーキをつけて山岳路線に対応させた形式です。また半自動扉となっており、寒冷地対策もされています。当時の近郊型列車の標準であった3扉セミクロスシート車である115系ですが、実は面白いことに113系よりも数ヶ月ですが登場時期が早いのです。 1000番台車は耐寒耐雪構造を備え付けたものです。シーとピッチの拡大も行われており、それに合わせて車端部などの窓配置が若干変更になっています。 115系の湘南色は一見すると113系と同じようですが、よく見ると前面貫通扉下部脇の塗り分けが微妙に異なっています。113系は境界線が斜めになっているのに対して、115系は中央部分まで緑色が続いています。 岡山地区で走っている115系の中には、117系を湘南色に塗り替えたものが編成中に組み込まれて走っているものがあります。2扉転換クロスシートはそのままなので、かなり違和感があります。 |
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こちらはN40延命工事をうけたリニューアル車です。リニューアル車はほとんどが新快速用223系(1000番台・2000番台)と同じ転換クロスシートになっています。しかしながら元々の窓配置がセミクロスシート用であるため、座席配置と窓配置は大きくずれています。 リニューアル車の中には2連化のための先頭車化改造を受けたものがあり、綺麗な切妻形となって103系のN40延命工事車と同じような顔つきとなっています。 岡山地区のリニューアル車は薄いブラウン地に濃いブラウンと青の帯という塗装となっています。広島地区の115系も同じような更新工事を受けていますが、こちらは薄いブラウン地ではなく白地となっています。帯の色、太さは同じです。 |
製造初年:1962年(昭和37年) | 制御方式:抵抗制御 |