JR117系「サンライナー」

 117系は153系で運転されていた新快速を置き換えるために製造されました。当時激戦区であった京阪神で私鉄に対抗するために造った車輌で、2扉転換クロスシートと明らかに阪急・京阪特急を意識したつくりとなっています。最高速度は近郊型初の110km/hで、当時の国鉄では考えられない斬新な車輌です。登場時の塗装はクリーム地にマルーン帯の入ったもので、これらの色はその後の新快速用車輌に受け継がれています。

 JR化後、221系の登場によって今ではすでに新快速を引退していますが、山陽でサンライナーとして使用されていたり(←写真)、福知山線で一部ロングシート化の上走っていたりします。また一部の車輌が岡山地区の115系(湘南色)に組み込まれて使用されています。

製造初年:1979年(昭和54年) 制御方式:抵抗制御

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