JR113系(湘南色)

 113系は111系の主電動機の性能を向上させて登場した編成で、近郊形車輌の標準である3扉セミクロスシート車です。主に電動車のみが製造され、制御車(クハ)、附随車(サハ)は111系と共通で111系を名乗っています。111系は出力が101系と同等の100kwであったのに対し、113系では485系や165系などと同等の120kwに引き上げられました。

 登場以来近郊形車輌の標準として運転地域を拡大し、増備が繰り返されました。それによって様々な番台区分が誕生しています。

 JR西日本では115系と同様にN40延命工事を受けたリニューアル車も存在しています。またJR神戸線およびJR京都線を走る車輌に関しては全車最高速度を100km/hから110km/hに引き上げる改造が施され、5000番台に改番されています。

製造初年:1962年(昭和37年) 制御方式:抵抗制御

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