2002年1月14日〜23日までタイに旅行し、
その間に2泊3日のトレッキングをした。
 チェンマイに着いた翌日、市内のトレッキング
エージェンシーをいろいろ回って、タイの最高峰
インタノンの西側を歩くコースに決めた。
 タイのトレッキングというと象に乗ったり、筏で
川下りをするのが主流だが、私がこのコースに
決めたのは、比較的歩きが多いという理由から
であった。
 1月16日、2泊3日のトレッキングに出発。
メンバーはガイド2人とゲスト7人。国籍は英国
とオランダのカップル2組と一人旅の3人(32才
のオランダ人とノルウェイ娘と65才の私)。
 年齢の書いてない残りの5人はすべて20台。
タイのトレッキングはヨーロッパ人に人気があり
大体こんなメンバー構成になる。年齢が若いの
にも驚いた。私1人飛びぬけて高齢だが、いつも
山を歩いているので、歩きでひけを取ることは
なかった。

 1月16日午前10時ころチェンマイを出発。
3時間ほど車でかなり高い所まで登ってから
歩き始める。
 日帰りではないので、ザックは寝袋や防寒具
などである程度の重量になる。結構急な登りを
2時間半ほどで、メオ族の村に到着(写真)。
 人家10軒ほどの貧しい村で、私達トレッカー
は、村の1番奥にあるゲストハウスに泊る。
 食事はすべて2人のガイドが作る。朝がパン、
昼は焼きそば、夜は炒飯だった。すべて火で
温めてあるので安心して食べられる。

 1月17日トレッキング2日目。朝の挨拶は、
みんな寒くて眠れなかったということだった。
標高は1300mくらいあり、この時期のタイは
乾季で雲は全くなく放射冷却がきつい。その上
ゲストハウスはすき間だらけで、外で寝ている
のとあまり変わらない。
 午前9時ころ出発。途中には、写真のような
美しい湖もある。尾根道を3時間半登り気味に
歩いて、エレファントキャンプに到着。
 ここで昼食を取ってから、象に乗って、
更に登って行く。

タイトレッキング2002年

 ここのエレファントキャンプに、象は3頭しか
いないので、1人は象の首に乗ることになる。
ここには通常象使いが乗るのだが・・・。
 象使いは歩いて、象を叱咤するが、急坂に
なるとすぐ停まってしまう。
 お陰で1時間ほどの予定が、1時間半以上
かかってしまった。
 象から降りると、今度は下りが多くなり、
1時間半ほどで、2泊目のカレン族の村へ
着く。この村は昨夜のメオ村と同じ規模だか、
さらに鄙びた感じで、村の中をたくさんの
犬、豚、鶏が走りまわっていた。

 夕食後は、昨夜もそうだったが、満点の星
の下、焚き火で暖を取りながら、過ごす。
 1月18日トレッキング最終日、村人たちに
見送られて、朝9時ころ出発。今日の歩きは
1時間半ほどの下りで終わり。
 待っていた車で、筏下りの場所に移動。
このメーチャム川の1時間ほどの筏下りもなか
なか面白かった。後は車でインタノンの頂上に
寄ってから、チェンマイに帰った。
 今回のトレッキングは、2つの村の村人以外
誰にも会わない、静かないいコースだった。
 私はこの後チェンライでも日帰りトレッキングをしたが、山岳民族の村へ行くとどの村でも
物売りが寄ってくるし、民族衣装を写真に撮ろうとすると金を要求してくる。
 しかし2泊3日で行ったインタノンの西側のコースの村では一度もそんなことはなかった。
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