タイトレッキング2005

 チェンマイ北西のパイ(PAI)地区でトレッキング
をした。ミャンマー国境のメーホンソンに近いパイ
は芸術家の多く住む町として知られているが、
日本のガイドブックには紹介されてはいない。
 トレッキングは、パイの手前の山岳部を歩く
もので、パイの町には寄らない。
 前年のメイタン川を北西にかなり遡ってから
スタートし、稜線近くにある3つのラフ族の村を
回って、再びメイタン川の更に上流部に下って
最後、このメイタン川をラフティングで下る3日間。

 今回のメンバーはオーストラリア人の男性2人
にドイツ人とオランダ人のカップル2組、それと
日本人(私)1人。年齢も68才の私以外の6人は
すべて20代と若い。
 上の写真にある、最初のラフ族の村パデンまで
3時間と聞いていたが、何と1時間40分で着いて
しまった。先頭を歩くオーストラリア人は2メートル
近い長身で、急斜面を凄いスピードで登って行く。
ラフ族はキリスト教徒が多く、写真の右上の方に
教会が見える。夜は民族衣装の子供たちのダンス。

 この頃のタイ北部は、とにかく天気が好い。3日
間ほとんど雲すら出なかった。
 初日に泊ったパデンの村からの夕陽が感動的。
そして夜は、日本ではとても見られない星空。
 2日目は、左の写真でちょうど太陽が沈むあたり
にある、次のラフ族の村まで歩いて1時間。
 この村はまさに稜線上にあるので、遠くまで見通
せる。ミャンマー国境の2000mくらいの山脈が
よく見える。高度計が壊れたので正確ではないが
3つのラフ族の村は、標高1000m以下だと思う。

 ラフ族の村で早い昼食を取った後、次のラフ族
の村へ。ここからは急な下りになり、谷筋まで
降りると、2つの滝を経て、更に下ると、2日目の
宿泊地の右の写真のようなゲストハウスに着く。
2日目も5時間歩く予定が3時間で済んでしまった。
 ここは人の住む村ではなく、トレッキング客用の
宿泊施設があるだけで、写真に写っている女の子
とその両親が管理人として住んでいる。

 3日目、象に乗ってメイタン川まで下る予定
だったが、何故か歩いて下る(左の写真)。象に
乗ると1時間かかるところを歩くと半分の30分で
着いてしまった。
 ここで少しだけ、象に乗って、付近を散策した。
写真のドイツ人の象は小象を連れていた。

 次はヘルメットとライフジャケットを付けてラフティ
ング。ドイツ人夫妻がパスしたので、5人になった。
前2人は長身のオーストラリア人。真ん中が私と
オランダ人夫妻の3人。一番後ろにはプロのリー
ダーが乗って、フォアとかバックとか指示を出す。
 最初から凄い激流で、エキサイティングの一語。

 タイのトレッキングでは、竹の筏でのんびり
川下りをするのが普通だが、今回のような
激流では、ゴムボートでないととても無理。
 タイでこんな本格的なラフティングが出来る
とは思ってもいなかったので、大変いい経験を
したと思っている。
 約1時間のラフティングの後は、流れも緩やか
になったので、竹の筏に乗り換えて、のんびり
40分ほど川下りをする。しかし、激流を下った後
だけにちょっと退屈を感じた、というのが正直な
感想。とにあれ、3日間のトレッキングを無事
終えて、一路チェンマイに戻った。

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