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5.5 |
あらゆる真理関数は、オペレーション (- - - - - W)(ξ, . . . . ) の諸基本的文へのサクセッシヴな〔succesiven〕適用の結果だ。
このオペレーションは右の括弧内の文全部を否定する。それを私はそれらの文の否定と呼ぶ。
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5.51 |
がただひとつの値をもつ場合、N() = 〜p (非 p )となり、ふたつの値をもつ場合には、N() = 〜p . 〜q (非 p かつ非 q )となる。 〔5.511-5.515〕
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5.52 |
ξ の値全体が或る関数 fx の x のあらゆる値についての値全部ならば、N() = 〜(∃x ) . fx となる。 〔5.521-5.526〕
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5.53 |
対象の同一性を私は記号の同一性によって表現する。等号なるものの援けにはよらない。対象間の相違は記号間の相違によって。 〔5.5301-5.5303 5.531-5.535〕
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5.54 |
一般的文形式では、ひとつの文がひとつの文の中に現われるのは、もっぱら諸真理オペレーションの基底としてだ。 〔5.541-5.542〕
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5.55 |
我々は、ここで、基本的文の総ての可能な形式についての問いにアプリオリに答える必要がある。
基本的文は諸名称から成る。ところが、相異なる意義〔Bedeutung〕をもつ名称の数を特定することはできないのだから、我々はまた当の基本的文の構成を特定することもできない。 〔5.551-5.557〕
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