在位時代の年号を「天平」といった「聖武天皇」の政務をとった「宮」は4箇所ありました。
その4箇所は順に変えていったのではなく、最大が1時期に4箇所あり、そこを行幸しつつ政務をとったようであります。
移動の状況は資料集
『天平の事件表』をご覧ください。

ここではその4箇所についてご紹介します。


1.難波宮跡

聖武天皇が再建したのは後期難波宮。前期は大化の改新直後に設置。

2.紫香楽宮跡

聖武天皇が大仏を建造するために造った3年間だけの「宮」。

3.恭仁宮跡

平城宮から伊勢に行幸した聖武天皇が帰る途中突然造営した「宮」。

4.平城宮跡

「青丹よし寧楽(なら)の都」と詠われ、天平文化とよばれた都。