エインフェリア    
einherjar

 『ヴァルキリープロファイル』では「エインヘルヤル」のことを「エインフェリア」と表記しています。

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エインヘルヤル    
einherjar

 北欧神話に登場する戦死者で、ヴァルキュリアにスカウトされ(つまり死神に選ばれ)て戦死し、ヴァルハラに集められた戦士たちです。彼らは神々の最終戦争であるラグナロクのためにかき集められたわけで、毎日あの世で戦闘の訓練をしているそうです。訓練中に死んでも夕方には甦って、夕食はオーディンとともにみんなで食うらしいです。そんな毎日は地獄だと思うのですが、名誉なことなんでしょうか。

 エインヘルヤルの登場する作品:
 『ヴァルキリープロファイル』

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『エクソシスト 最後の霊戦』    
Step into the Dark / 夜半無人屍語時

 王晶(バリー・ウォン)が監督製作脚本、曹建南(ディック・ツォー)が監督とクレジットされていますが実際の役割は不明。まあ香港なのでその辺は適当でしょう。作品全体としてはチープな代物ですが、劉青雲(ラウ・チンワン)の醜男はなかなかのもの。朱茵(アテナ・チュウ)もいい演技ですが『チャイニーズ・オデッセイ』での卒倒しそうな可愛さはありません。
 非業の死を遂げた女幽霊と生きてる男の恋。定番です。この作品では男の方が女を救おうとした医師で、同僚やインチキ除霊師と組んで彼女を殺した悪人を追います。
 邦題のせいもあって、除霊師リーガン婆はリンダ・ブレアーが演じているのかと思ってしまいました(実際にはこんなに年寄りじゃありません)。同じ幽霊でも生前の信仰によって除霊の仕方が違うというのがこの作品での設定ですが、リーガン婆は見せただけであらゆる幽霊を除霊できる「タイのタビバ像」という強力アイテムを持っています。パロディやディープなネタが細かくちりばめてある作品なので、面白い人には面白いかもしれません。

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『エルム街の悪夢』    
a Nightmare on Elm Street

 ウェス・クレイヴン監督。ヘザー・ランゲンカンプ主演。やたら若いジョニー・デップも出てます。
 記念すべきシリーズ1作目ですが、さっぱり面白くありません。90年代に映像による「悪夢」表現は相当進化したようで、今見るとこの作品でやってることは子供の遊びのようです。まあシリーズ全体が子供向けなんですけれども。
 ナンシーらエルム街に住む高校生が同じ悪夢を見た。夢の中で殺人鬼フレディに殺されると、本当に死んでしまうのだ。殺される前に起きれば助かるのだが、人間誰しも寝ないわけにはいかない。夢魔フレディを倒す方法はあるのか?

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『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』    
a Nightmare on Elm Street Part 2: Freddy's Revenge

 2作目の監督はジャック・ショルダー。出演はマーク・パットン、キム・マイヤーズほか。
 前作の家に引越してきた少年ジェシーの見る悪夢。彼の夢の中でフレディが殺した相手は、本当に死んでしまうのだ。眠るのをやめる以外にフレディを止める方法はあるのか? もしや一連の殺人は全てジェシー自身がしたことではないのか?
 結局主人公は彼女リサの方で、愛の力というか、ジェシーは無実だと信じる心がフレディを退散させるという結末になっています。…という風に当時は見ていましたが、今(たとえば『キャンディマン』を見た後で)見ると、実際に手を下した殺人者がジェシーであることが全く否定されていないことに気付きます。連続殺人鬼が彼女になだめられて殺しを中断しただけ、という結末は後味が悪く、とても性悪な作品に思えます。

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『エルム街の悪夢3 惨劇の館』    
a Nightmare on Elm Street Part 3: Dream Warriors

 3作目の監督はチャック・ラッセル。ヘザー・ランゲンカンプ主演。
 精神科の院生になったナンシーは、フレディの悪夢に悩む施設の子供らに戦うアドバイスをする。夢なのだから、自分に戦う能力(怪力、軽業、魔法など)があると思い込めば良いのだ。他人に同じ夢を共有させる能力を持つクリステン(パトリシア・アークエット)の夢に集まった子供らがフレディと対決する。一方、謎の修道女(実はフレディの母親の幽霊)の導きで、医師ニールはナンシーの父(ジョン・サクソン)と共に、遺棄されたフレディの死体を探す。死体を丁重に葬ればフレディは消滅するはずだが、白骨化したフレディの骸骨が二人を襲う。
 子供たちがパーティーを組んでフレディと戦う、という図式を定着させた作品。3作目のお約束としてモンスターの誕生秘話も明かされますし、家で日常使っている物が変化して襲ってくる悪夢表現もここに集大成を見ます。やはり子供っぽいので好きになれませんが。

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『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃』    
a Nightmare on Elm Street Part 4: the Dream Master

 4作目の監督はレニー・ハーリン。出演はリサ・ウィルコックスほか。
 フレディは死んでいなかった。彼はクリステン(チューズデイ・ナイト)ら前作の生き残り3人を葬り、クリステンの新たな友人たちを次の獲物に選ぶ。その一人アリスは死んだ友人たちの能力を受け継ぎ、夢の内容を制御できる「ドリームマスター」としてフレディとの決戦に臨む。
 かなり、というかもう完全にアクションもののマンガ的映画になっていて、テレビ版バッフィに近い感じです。そう割り切った分面白さは多少上がっていると思うのですが、心なしかフレディの出番は少なく、ホラー度も下がっています。
 前半、犬までがフレディの夢を見るシーンには驚かされます。犬は攻撃対象外のようですが。ちなみにこの犬は『ヒドゥン』でロイという犬を演じたジェイクでしょう。

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『エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド』    
a Nightmare on Elm Street Part 5: the Dream Child

 5作目の監督はスティーブン・ホプキンス。出演はリサ・ウィルコックスほか。
 妊娠したアリスを残して、その子の父親ダンが死んだ。封印されたはずのフレディが胎児ジェイコブの夢を足がかりにして復帰していたのだ。子供を堕ろさずにフレディを倒すには、フレディの母親の霊の力を借りるしかない。
 アリスは十代未婚の母です。シングルマザーが主人公のホラーと言えば今風ですが、ノリは完全に80年代。80年代ファンタスティック映像技術の集大成といった作品です。逆にストーリーは曖昧で、「母は強し」とか言いたいんでしょうがテーマ性も高くありません。
 フレディは極端に母親を恐れており(ジャイアンなみ)、母親を連れてくる作戦は大いに有効でした。尼僧アマンダ・クルーガーは狂った囚人たちに犯され、フレディが生まれます。息子が連続殺人鬼となったことを苦に自殺して、供養されずに捨て置かれました。死体を発見して供養してやると、途端に息子と同じ他人の夢に登場する能力を得て、フレディを胎内に吸い込んで捕らえます。

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