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常磐炭田  常磐炭鉱 中郷抗 (1/1)
茨城県北茨城市中郷町日棚          photo:2009年

福島県内の常磐炭田の各炭坑を駆足でめぐり最後に茨城県内の常磐炭坑を廻ってきた。今回の常磐炭田めぐりはこれで終了。元々常磐炭田と言うのは北は福島県は富岡町(福島第二原発の辺り)〜南は茨城県北茨城までの広範囲にまたがっている(詳しくは「石炭・化石館」参照)。時間があればもっと一箇所でじっくりと歩くのだがなかなかそうもいかない。次回来たときには是非そうするつもりだ。一度で終わるつもりはない。二回目を乞うご期待。

L写真:北茨城市の県道10号線、中郷町松井辺りの十石トンネル。トンネルの南側が炭坑の本丸だが写真は北側の様子。
M・R写真:これは恐らく旧十石トンネル(隋道)の名残だろうと思う。ちょっと掘ると旧トンネル(下の写真)が出てくるかも
       しれない。


大北川の上流方向に昔の発電所のような建屋があった。近づきたかったがそこへ行く道がない。あきらめて写真だけを撮って炭坑跡に向かう。


旧十石トンネルの今の姿。中途半端に埋没しているが恐らく炭坑が操業中はこの旧トンネルの方を使っていたのではないだろうか。すぐ西側に現在のトンネルが通っている。


トンネルを抜けるとすぐ左側に常磐炭坑の遺構が今も残っている。文字通り藪に覆われているがこの藪をきれいに取ってしまえばもっといろんな遺構が見えることだろう。もうちょっと南側から藪をかきわけて上まで登ったのだが確かにかつての炭坑時代の様子を伺える地形だったが具体的な遺構の類はほとんど隠れてよく見えなかった。写真の遺構が何なのかよく分からない。


旧十石トンネルの東側にこのような坑口が水没状態で確認できた。炭坑の坑口だろうか?南側を向いている。大きさはトロッコが楽に行き来出来るぐらいの大きさである。


L写真:水没状態の坑口を上から去撮影。
R写真:坑口の真上辺り。きれいに石垣が積まれている。上には登れなかったがまさかズリ山(ボタ山)ではないだろうか。
     金属鉱山ではたまにこのように石垣で囲まれたズリ山が見られるが。


県道10号からほぼ直角に県道299号に入るとまもなく左手に貯炭場が見える。写真の道路が県道299号線。


貯炭場の今の様子。鉄道がどこを通っていたのかその名残もない。あるのはただ”コンクリ−トの箱”だけ・・・。


これは二つとも上の写真の貯炭場より上部にあった別の物。UPで取ったので近いように見えるが丘の上で道路から若干離れている。石炭運搬用の鉄道がどこを通っているのか分からなかったがここから数キロ先の南中郷駅まで運びそこから全国に散っていった。


正面に見える黄色い高架道路は常磐自動車。県道299号をそのまま行くと数キロでJR常磐線「南中郷駅」。そして国道6号線に合流する。

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