Mr.Children Tour 2004 『シフクノオト』
Tour Final 2004/09/25−26
沖縄宜野湾市海浜公園野外劇場
〜Dear Ms. Mary〜
<Prologue>
その知らせに触れたのは25日のこと 初日のステージの後半戦が始まろうとしていたさなか
「明日は中止になりそうっすよ」 桜井くんがボソッとつぶやいた。
耳を疑った。まさかファイナルがなくなるなんて思いもしなかった。
その時はライブの熱狂の渦の中、すぐにかき消されてしまったけれど…
そんな疑念はその日の夜21時に 現実となった。
オフィシャルサイトより正式発表があったことを、夕食時、友からの電話できいた。
それまで興奮気味に今日のライブについて語りあっていた私たちは 言葉を失ってしまった。
一緒に明日合流するはずだった友の一人は 落胆の表情も見せずに
電話でも無理に明るく振舞ってみせた。
私は何ていえばいいのか、かける言葉も見つからなかった。
彼女はこの日を本当に本当に楽しみにしていたし
家族の協力を得るために 並々ならぬ努力をしてきた…
でも飛行機は全便欠航になり 沖縄の地を踏むことさえ出来なかった。
そんな風にくやし涙を流した人達は いったい何人いたんだろう。
沖縄への初上陸に期待をふくらまして心待ちにしていた、もう一人の大切な友もまた
直前で願いが叶わず、想いを私たちに託した。
私は彼女達の魂と想いを引きついで この地に立っている。
襲いかかる自然災害を目のあたりにして、激しい雨と風にうたれながら私は、
Mr.Childrenの最後の姿を きちんと見届けることができただろうか?
そして 『2004年シフクノオトツアーファイナル』は 幕を閉じた。
最終日、本当のファイナルとなるはずだった26日を残して。
今回のライブレポを書くことは いつもよりもっとずっと重みがあるかもしれない。
幻と消えた 26日の舞台を見ることができなかった 彼らのためにも、
真摯にひたむきに そのままの形を残そう、と思った。
こんな私の覚束ない言葉でも 何かを感じてもらえたらとても幸せです。
2004年 このツアーを通して出逢った人々
出逢えなかった人々 旅先でお世話になった方々
喜びも悲しみも感動も ともにわかちあってきた かけがえのない仲間
そして すべての出来事に感謝したいと思います どうもありがとう。
Thanks so much!
<前 編>
バカンスを兼ねて6日間滞在予定の今回の旅
私たちは24日 那覇に降りたった。
出発まえから台風の噂はきいていたが大丈夫だろうか 初日からすでに空はよどんでいる。
「単なるスコールだよ」 と旅なれた友は すずしい顔をしていたけれど。
灰色とも銀色ともとれる空、すべての暗雲の予兆だったのか…
軽い観光と郷土料理をいただきながら、島の空気とじぶんを同調させていく。
ぎこちなかった呼吸がおだやかになるのに そう時間はかからない
島時間に まんまとハマったか?? 24時間がやけにながく感じる
こんなに余裕のある旅 体験したことない…
25日決戦当日の朝。 ホテルのスパでバディ局部、いや各部のお清め。
すこし遅い君(女子)とのブラ〜ンチぃ♪をすませ、不安を抱きつつ宜野湾市へ向かう。
みなれた街並み、コンベンションセンター、通りに面したバス停
ほぼ3年前と変わっていない景色に 心拍数が急上昇する私。お、おちつけーーっ!
早めの会場入りはそうすべて、海のみえる丘のうえでリハーサルを聴くため。
車を駐車場において公演のシンボル?ともいえる 2つの建物の間を通りぬけようとしたら
どんどんと地鳴りのような音が聴こえてきた!
興奮した熟女ふたりは 一目散に駆けだして、アノ場所へ突進する。
14:00 まだ時間が早いせいか人はまばら
それでも中央にそびえる塔の周りには 数人のオナゴ達がたむろしている。
ふと見まわせば男女のペアありーの、独り世界に浸っている淑女ありーの (3年前の自分の姿が重なる)
さまざまな人間模様がまたいいドラマを創っているんだな〜。
石造りのベンチには相当マニアック?!な男の子が一人裸で寝そべっている(きゃーっ♪)
もう一つのベンチが空いていたのでそこにビニールシートを敷いて二人で腰掛けてみる。
つめたい石の腰かけはたちまち スペシャルリザーブシートに早がわりした。
雨はまだ降っていないけれど すこし風がつよい
日傘をさすのをあきらめて たよりない陽の下にそのカラダを預けた。
はじめは途切れ途切れの断片だった音が 次第に形つくられていく。
順番どおりなのかはわからない、でもその全容は徐々に姿を現わしていって 完成されていった。
あのフェンスの向こうに彼らがいるんだなぁ…
そちらを拝んでみてもよし、それを背にキレイな海を見ながら聞き入るのもよし、恍惚の世界はとまらない。
「あぁ・・・」 あの神の声が、湿った空気にのってとどいたときの眩暈、わすれない。
ある意味本編よりゴージャスじゃん、てんこもり!美味しすぎます。
平和なんて大袈裟な表現は似あわないけど、今ここにいれることの幸せに、震えがとまらない。
隣にいる友はもう一人でイっちゃってるみたいで(笑) 眼には光るものが。
今からこんなに贅沢させてもらっちゃっていいのかしら・・・幸せの絶頂系です♪
いつ食事したっきりだっけ 空腹も忘れて聞きいってしまった。
大声で歌うわ、手を振りまわすわ〜 本番さながらのプレステージに大盛り上がり!(アホ)
途中で友達夫婦&女の子ペアと合流 トロピカルビーチをバックに記念撮影♪
16:00 まだリハは続いている…もっと聞いていたいけど そろそろ準備をしなくては。
一旦ホテルと駐車場へもどって5時前、仲間と別れてそれぞれの場所へと。
今日のチケはAブロック800番代、今回のツアーでは初めての独り観戦。
話す相手もいないせいか 並びだしてからの時間がすごーく長く感じた。
あちらこちらから聴こえてくるのは 多種多様なお国言葉
日本全国から集結してんだなぁ…遠征組みのおおさに驚かされる。
しだいに雨は激しさをましてくるし、子供用のカッパなんて役にたちゃしない。
すでにずぶ濡れ状態(涙)早く入れてくれーーーっ!…ても中に入っても屋根はないんだなぁ。
さーて開場 時間です奥さん
後で聞いたところ、Sの荷物チェックは相当厳しかったらしいが、Aは全くといっていいほどスルー。
たまたま私がならんだ列の姉ちゃんがそーだったのか??は分らないけど
バックの中を見ようともせず…整理番号のチェックだっていい加減 (てかナシ)
ただブロックを色分けしたテープを巻いただけ これじゃー誤魔化しても分かんないぢゃん!
まままっ気を取り直して会場内へ猛ダッシュ☆殺気
走らないで下さーい!って係りの兄ちゃんの言葉はこの際ムシ(笑)
席の中央はほぼ満席。だけどこーいう時独りって助かる、ちょっとした隙間に入り込めるからね。
かなり後ろの方だったけど ステージ正面スタンドマイクのど真ん中の位置をキープ。
そこからちょうどSブロック最前列にいる友と、その2,3列うしろの友を確認。
(羨ましすぎっっ涙) 向こうもすぐ気付いてくれて、手をふって挨拶をしあう。
きゃ〜〜っっもう興奮してて何だかわけが分らん状態っすすっ。
テントが張られたステージでは スタッフが機材のチェックを入念にしている。
雨のせいか いつもより時間がかかっているようにみえた。
隣に座った女の子二人組みは 沖縄地元民でとってもフレンドリーな子だったなぁ。
初めて逢ったとは思えないほどのチル談義に 待っているあいだ退屈してるヒマもないくらい。
ついつい声かけてしまう私・・・よくあるパターンでございます。
「食べますかっ」ってイキナリ芋ようかんを取り出してきたのには 思いっきり笑ってしまったケド(爆)
カッパなんて着てられないっすよ〜と雨がまじったドリンクを飲みながら笑う…
この大らかさに、ちょっぴりナーバスになっていた心が救われた私だった。
<本 編>
18:15 シンプルなピアノのメロディにのせて オープニング映像が流れる。
某Sくんによく似たシルエットの謎は いまだに分らない。
これも今日で見納めだ、しっかり目に焼き付けておかなくちゃ。
サポメンに続いてメンバー4人が登場 心臓が爆発しそうなくらいに鼓動している。
なんどもなんどもも味わっている緊張感だけれど 今日は特別だ、とそう自分にいいきかせる。
『OKINAWAスペシャルナイト』 のスタート
何かが違う、何かが起きる、しつこく何かが・・・期待だけが勝手に一人歩きしていく。
幾度も目にしたはずの わかりきっている旅なのに。
開始直前に激しくふっていた雨は 一時休止。
ギターをかき鳴らす ボーカル桜井和寿の姿が スポットライトに照らされる。
奏でられるのは 終わりなき旅 その第一声に狂喜乱舞する観客。
ものすごい大歓声に、同じ場所にいて共有しているはずの 私自身がおののいている。
「近い」だけではない「狭い」だけではない この会場には魔物がすんでいる。
雨という産物もそのひとつなのか?巨大な渦に巻きこまれながら、次第に体が同化されていく。
熱情におかされていく メラメラ燃えたぎる魂の置きばにとまどう私を 受けとめてほしい。
我にシビれてギターをかき鳴らす そんな彼を見てシビれるのもまたよし。
世の老若男女を (特に淑女) 狂わせる罪なオトコ。
もしも生まれ変われるなら あなたのギターになりたい スタンドマイクになりたい
華麗でまばゆい光を放とう、光りの射すほうへ
最短距離で駆けぬけろ!なんて雄々しい歌 男性的であってかつシャープだ。
上がらなかった花火のかわりに 鋭い光の束が心臓につきささってくる。
名もなき詩につづき、前回の横国からセットに仲間入りしたこの2曲。
初めてあの巨大な競技場で聴いたときの衝撃は いまでもおぼえている。
壮大なピアノのアレンジにのせて 更なる美しいバラードに生まれかわった Everything(It's you)
それ以来、カラオケでは横国バージョンが加わることになる 「すてぇぇ〜〜〜〜いっ」
誕生日にはチョコレートケーキよりも バラの花束よりも 哀愁のカサブランカ?よりも、この言葉が欲しい。
「愛すべきひとよ…」 「守るべきものはただひとつ 君なんだよ」
究極のラブソングを熱唱するあいだ中、客席「左後方」を 一糸乱れずにずーっと見つめていた桜井くん。
その視線の先には世界一大切な人がいたのだろうか。
あの激しい雨の中で…それが誰なのか、愛息なのか?愛妻なのか?いまだ謎である。
急遽セットリストが変わってしまって 調整する時間もなかったんだろうなぁ。
Pink〜奇妙な夢 の登場かなり早いよーな気がするんだけど。
曲順が前後してるとゆーより飛ばされてる気が…不自然でムリやり繋いだ感はしかたがない。
桜井くんの絶叫と 危うげな夜空がよく似合う。
あれほど盛り上がっていた会場が 一瞬静まり返る 血の管
これをエロティックとよばずして何という? 妖艶な旋律が宜野湾の空に木魂する。
ピアノの音とファルセットが絡まる 鼻にかかった彼の「な行」たまりません。
このあえぎ声は反則だよなぁ ただただ永遠であってほしいと 月夜に祈った・・・
時折ふる雨のあい間にみえかくれする 怪しい月光をも味方につける Mr.Children。
君はバラより美しい(古)
鼓動の音、スクリーンに映し出される心臓と血管の共演 掌
からだのほぼ中心にある場所に手をあてて 心臓の鼓動を 生きている証をたしかめる。
ここにも少年発見☆甘くて爽やかで サニーさんの声は何て繊細なんだろう。
途中、彼にスポットライトがあてられる
二人のボーカリストの掛けあいによって 1つの曲が完成されていく。
「All for one for all, But I am one」
あいまいだけれど確実なこのことばに触れるたび 強くなれそうな気がする 弱いじぶん。
「それぞれに1つづつ」 彼らと一緒に指を宙にかざしてそれにこたえる。
目立つようにとチョイスした ド派手なピンクのカッパでモ〜レツにアピールする私。下心みえみえです。
脱いでもコレまたスゴイっビビッドカラーの赤攻撃ですが(爆) 雨は容赦なくたたきつける。
間違いなく台風はそこま迫っているようだ なぜか興奮するのが常の嵐のヨル。
アメニモマケズ、カゼニモマケズ、突進しつづける恐竜達。
負けるもんか〜っかかってこんかいっっ!!
内臓に打ちつける激しいリズムの往来…
ニシエヒガシエのイントロが響いた瞬間 私の細胞は壊れはじめる
ビビビっと戦慄が奔る。
誰にむかって何にむかって叫んでいるんだろう
桜井和寿のボーカルは 私を狂わせる。
少年のような甘美な声と すべてを知りつくした悪魔の声を交互にはなつ なんてズルい人。
垂流しの映像を 一心不乱にみつめながら歌うその姿を 一瞬たりとも見逃さない
苦悩するカレは セクシーの骨頂
内なる怒りをエネルギーにかえて 雄叫びをあげているのか?
後半では叫ぶとゆーよりも 悶えているという方が正しい。
世の中の矛盾を憂いながら 自分と葛藤している人間を
見えない敵と戦うオトコを演じる 桜井和寿。
すき
今日もマスク&マントのコスプレは発車されることはなく…
ついにファイナルでもお披露目はなかった。
ホントは好きなくせにっ小芝居(失敬!爆)シフクノートで証明済み。
狂いついでにやっちゃえば良かったのにっお兄ちゃん。ん〜残念。
お蔵入りしてしまったアノ衣裳…F&M会報でプレゼントするってーのはど?
3年前Sブロックにて 彼の艶姿をめの前に、ちがう世界にいってしまった事を思い出す。
あ〜あの頃は若かった。若人に負けじとジャンプしたり 髪を振り乱していた私でありますが…
そーとう息荒かったです。外タレバンドのノリに近い、そんな私を見ていた周囲の乙女達は
そーとう怯えていたに違いないと・・・お見舞いもうしあげます。
Close your
eyes 乱れたブレスを整えつつ、深呼吸 すってーはいてー。
さっきの曲で捕りついた邪悪な魂を きれいサッパリ洗い流そう、
聖水という名の島の雨で身を清めて…さぁ瞳をとじて、平井堅。 ぢゃないImageの詩。
急激なこころの変化に 身体がついていかない。
涙腺はここでも緩まず、ちがうところがゆるみっぱなしで・・・禁。
全身ぐちゃぐちゃになってしまったのは 汗と雨のせいにしてしまおうか。
人もまた孤独に生きる動物 昆虫やハ虫類にだって何だってなるよ〜なるよ〜
脱皮して生まれかわるために 蘇生していくのだ そう何度でも。
今でも目をとじると蘇る…全ステージをとおして唯一記憶に残っているきらめき。
それが Innocent world 予想もしなかった。
でもここは聖地沖縄 全国から選りすぐりのクレイジー達が終結する場所で、それは必然の出来事だった。
この狭い会場が Mr.Childrenが 人々が 空気が 1つになった 「宜野湾の軌跡」
それは今まで見た どこの会場のそれとも違っていた 一瞬ときが止まった、ような気した。
美しかった どんなバラードよりも輝いていた。
Mr.Childrenというバンドの持つ 神がかりのパワーにただただ驚かされた。
きっと彼らも 気づいたはずである。
再び舞い降りてきた雨の神さまを、気持ち良さそうに両手で受け止める
桜井くんがたまらなくいとおしい 抱きしめたい →セット外。
くるみはちゃんと 自分の果たす役割をわかっている。
幾度となくくり返される出逢いと別れの中で 私たちはオトナになっていく。
いつの時代にも決して色褪せることのない セツナサ麻薬の愛の詩。
ねぇ恋ってなんだろう?さぁ愛ってなんだろう?と誰がきいたかは知らんが・・・答えは誰にもわからない。
永遠のテーマでいいんじゃありません? ねぇ浦さん♪(隠れファン)
アコーディオンのアナログな響きが温かい…生はイイ! やっぱナマじゃなきゃ。
鼻にかかった声でいって〜「ねぇ」っていって…ほしいのは和くんだけど。
天頂バス 6月の横浜で初めて出会ったときから 4ヶ月かかって成長してきた曲。
今日はテントっていう障害物もあり 猛ダッシュなんてとんでもない・・・
ステージが狭くて走りまわれない桜井くん そのストレスを吐き出すかのように オーディエンスをアオリまくる。
上下左右と舐めまわすようにくまなく会場を指差し 野獣のような鋭い眼光で 目を見ひらく。
さわれるものはとことん触れる、ファンとのタッチ&コミュニケーションもいつもより断然多い。
そりゃそーだ、すぐそこに手を伸ばせば触れられる距離なんだから。
きゃーーっ 客席にライトが照らさないで〜〜! 見られてる見られてるぅ
雨のせいで化粧も髪もボロボロ状態だし〜 恥ずかしいし→カン違い。
オフィシャルDVDに映っていないことを祈るばかり。
にらまれたヘビ、いや私たちは金縛りにあったように叫び続ける・・・
イエーーーーーーーーーーッッ!!!!! (横浜よりは若干みじかめ)
呼吸困難になりながらも 彼の武器にまんまとやられるんだなぁ。
君ならヤラレてもいいんだよ…いつでも 君なんだよ。
へ?!もうHEROって…早すぎっ! 心と体が追いつかないし。
さっき ほとばしる肉体美を披露していた殿方と同一人物とは とーてい思えない・・・
さまざまな愛のカタチをうたう人 櫻井和寿
その表情はとても穏やかでやさしい 希望にみちた光をいっぱい与えてくれてありがとう。
時ってなんて残酷だなんだろう 「せんきゅーばいばーいっ!」 は2度と聞きたくないセリフ。
感動って文字が遠のいていく 渇いてしまった自分が哀しい。
私はとても欲深い人間です
もっともっと ときめきをください 喜びをください 永遠の感動をください
<ENCORE>
1999年、夏、沖縄 これは3年前最後の最後に 登場した曲。
一瞬これで終りなの?!と眩暈がした。なんだか拍子抜け しみじみ聴きいる余裕もないって。
オキナワの空は どーやらご機嫌ななめみたいっすよ。あたしも・・・か?
あらんっすっかり忘れていたこの曲 PADDLEはここでお披露目、盛り上がりながら一抹の淋しさが胸の中に。
だって〜ほとんど付け加え的…としか感じなかったんだもーん。
それでも 「ぱどぉぱどぉぱどぉぉ〜っ」手漕ぎポーズをするファンの宿命かな〜
全然 イッツオッケー!じゃないし。
思えば横国では トゥモネバとanyまでやってくれたんだなぁ、出血大サービスだったのね。
スクリーンと共にシフクのテーマソングが流れて Signが始まったときの会場の悲鳴はきっと
「え〜〜〜?!もうおしまい?!」も含まれていたはずで・・・予定ではここでお開きだったはずで・・・
その頃友が、最前で和寿エキスを注入していたとは つゆ知らず…
あたしはいったい 何のサインを受けとったんだか 拒否してたんだか(涙)
メンバーは予想もしていただろう、ものすごいブーイングに たった一曲こたえてえてくれたのは
木枯らしの季節によく似あう冬のラヴソング 口笛アコースティックバージョン
まだまだ常夏の沖縄にはもったいなくって それでもやっぱ染みる。ギターにジェラスぃーメラメラ!
打ち合わせというよりはまるでヒソヒソ話、悪ガキ4人組みが悪戯の相談をするかのよーだった。
スタッフサイドはそーとうハラハラしてたらしーが… それを抑制して良くやってくれました。
でもまだ・・・何かがたりない心の隙間は そー簡単にはうまらない。
ユースフルのかんぱーいも、タガタメの絶唱も 宜野湾の夜空に消えて飛んでいってしまった…
イカン泣けないわイってないし。 独りでイカないでって約束したじゃんっサクちんたらぁ〜!
こんな日本島のはずれで置いていかれて ほったらかしにされて・・・(涙)
このままおとなしく皆な帰って行くんだろうか?? 一抹の不安がよぎる。
寸止め状態 このほてった体をどーしてくれんのっ。ナマ殺し。
和寿はんのナマ口笛ごときで許さんぞっっと言わんばかりに 「もっとやってコール」は鳴りやまない。
欲求不満、いや不完全燃焼の野獣軍団…自然なリアクションだよなぁ。
サポートメンバーに続いてMr.Childrenの最後のメンバー紹介 「ありがと〜!!」とあと何か言ったっけ??
前に並び手をつないで最後の挨拶をする、ていねいにかつシンプルに。(たぶん時間が押してる)
うんざりするほど全てをわかっている ファンの悲しさよ 「以上をもちまして…」
世界一残酷な終了をつげるアナウンス・・・もうこれ以上は何も起こらないだろう。
うちひしがれている間もなく、いわせてみてぇもんだ のBGMが流れはじめる
と同時に背後からド派手な花火が打ちあげられる。
2日分の想いをいっぱいこめて 夏の終わりに美しく咲いた大輪の花。
「たーまや〜〜っ!」 日本人ってホント花火好きなんだなぁ…大興奮デス☆
ウチラがお尻をむけているその隙に メンバーはスタコラサッサとステージを去っていったという…
まことしやかに流れた噂はウソかホントか(笑) まんまとしてやられました。
涙早々
イノセントで後を向いて歌った?バースデイの話 (毎年恒例になりつつある)
になって健ちゃんがお礼を言ったとか?
ジェンの暴言の数々、メンソーレぇ?お遊びの奇行? あったっけ?!
皆さんのレポ読んでいると ほんとーに感心させられます。
メンバー泣いてました?? MC〜メンバー紹介の内容…まったく覚えてません。
彼らも限られた時間のなかで 音を鳴らすことだけに集中していたはずで
余計なオプションはギリギリまでカット&すっ飛ばし。 抱擁とキッス…やりたかったし(涙)
「ライブよりレコーディングの方がすきだ」 っていってたの誰だっけ?
ここ沖縄ではそんな事いわせませんっ、ホントはだーい好きなくせに〜素直じゃないんだから某Sくらいくん(爆)
あんなに嬉しそうに爆裂笑顔ふりまいといてさぁ、ねぇ健ちゃん♪
彼の晴れ舞台、glockenがなかったのはひじょーに残念でしたが。
Mr.ポーカーフェイス・中川ケーシー氏は相変らず・・・やんちゃ坊やジェン氏もいつものまんま?!
目いっぱい絞りだしてここまでです 本当にこれまでです。 間違いなく記憶喪失です。
あーっ終っちまった
<番 外 編>
多種多様な桜井ジェスチャーはあるけれど。 掌のイントロにて・・・
うつむき加減で祈るように首をふりながら、心臓に握りこぶしをあてがう仕草(DVD要チェック!)
がちょーカワイかったらしく…何度何度もそれを再現してみせる友。
目のまえでやられちゃったらなぁ〜そりゃ卒倒するわなっ、ちくしょ〜!分けてくれよっ完全に桜井のり移ってるし。
いーさいーさアタシにゃ浦さんがいる(笑) あのキーボードを自在に操るテクとぽちゃっとした可愛い指、
トランスしちゃったかのよーなプレイ…たまらんっ いただきます。
歌のお兄さん度さらにましたよーで…桜井くん。 新たなジェスチャー伝説がまたひとつ加わりました。
わたくしとしてはニシヒガシ、エビバディゴーズのような「オトナ」系がスキなんですけどね。
最近とんとご無沙汰、いや見れないんでお姉さんさびしーなぁ
指しゃ●り&ロンリープ●イ・・・爆禁。
旅のお供、僕らのレンタカーはもっちろんチル仕様
明けても暮れてもMr.Childrenのメロディが ヘヴィローテーション…よく飽きないよな〜っ(苦笑)。
歌いまくりーの、歴代ステージ再現しーの
最終日には勝手に ファイナルライブ・シュミレーションやらせていただきました。
車内のカーペットには 熟女の濃厚な怨念が染みついていたに違いない。
そして一番プレイ率高かったのがなぜかsign★ あぁぁsign熱におかされた友よ・・・
カレが自分の目の前に立ちはだかって、目をみつめながら数秒間?数分間?? 歌ってくれたって。
物憂げな雨にうたれて、和寿シャワーを全身でうけ 吸収しまくり ヌレまくりの彼女
「似てるけどどこか違う だけど同じにおい」 うんうんと激しく頷く&涙
「君がみせるしぐさ 僕を強くさせるサイン」 は自分への愛のメッセージ
そしてアタシのため「だけ」に歌ってくれたと (みんなそーいうし)
くりかえしその話をする時の ウツロな瞳ったら・・・まるで恋する乙女か子猫ちゃん♪
初めての晩のソノ後みたい (ある意味あってる)
ほーほーそっかいね、ふーん。 クールなリアクションを返しながら 心は嫉妬メラメラ^^;
いーさいーさ、アタシにゃ修ちゃんがいるし。
彼の宝物ヴィンテージギターを抱えて 一緒に写真撮った仲ぢゃなーい(爆)
彼の笑顔大好き。 ホント〜にピュアで良い人でございますぅ。
お互いさかりのついた、もとい女ざかりの●十代、そのはけ口を彼らに向けるのは 罪なのでしょうか。
あとまだ10年は現役でやってもらわないとねっ 頼むよ〜Mr.Children♪
☆Special Thanks☆
レポーター&ネタ提供者:Sブロック最前列 Hりーぬ。 君のレポ読んでみたいぞ♪
<epilogue>
彼らのライブパフォーマンスは いつもどおり いやいつにもまして熱く 力強くみえた。
ものすごい勢いで 疾走していた
ただそのスピードはどうにもならない圧力の下で、自然災害との戦いで
私達の干渉する余地は なかった
それでも彼らは 一生懸命に演奏をくりかえし
桜井くんは観客を失望をさせないために 歌いつづけてくれたんだろうな
そんな本人達が楽しめていたならいい 多くの人が見ることが出来なかった 幻の最終公演
事実上のツアーのファイナルとなってしまった このライブに立ち会えた私は、幸せだった
満足できたか…ということは別として それがほんの少し哀しかっただけ
彼らが目指す音楽は とてもレベルが高い
10年以上もトップを保っているミュージシャンでありながら、謙虚で真摯な姿勢にいつも驚かされる
たとえ天災のせいであっても、私利私情が絡んでいようとも、それをいい訳にはしてほしくない
妥協ってものを許さない どこまでも完璧を求める、そんな彼らがあの終わり方で満足しているはずはない…と
きっと必ず、いつの日かこのリベンジとなるステージを見せてくれるはずだと、そう願う。
ふたたび、ここ沖縄のこの場所で逢えるその日まで さようならMr.Children☆
ありがとうMr.Children☆ ずっと忘れない 2004 夏 沖縄
SET LIST
1.終わりなき旅
2.光の射す方へ
3.名もなき詩
4.Everything(It's you)
5.Pink〜奇妙な夢
6.血の管
7.掌
8.ニシエヒガシエ
9.Image
10.蘇生
11.innocent world
12.くるみ
13.天頂バス
14.HERO
-encore-
15.1999年、夏、沖縄
16.PADDLE
17.Sign
18.口笛
Nobember.04.2004 Written by Tina