泉北100系

 100系は泉北高速鉄道開通時につくられた形式です。全般検査などを南海に委託していたため性能は南海6100系に準じていますが、冷房装置は6100系と違い集約分散式となっています。ちなみに登場時は非冷房車でした。

 前面貫通扉を中心に縦に青のラインが入っているのが非常に印象的ですが、登場時は3000系ともども側面に青いラインはありませんでした。しかし同じく当時オール無塗装ステンレスだった高野線との誤乗防止の観点から、昭和末期に側面に青帯が入れられました。また、行先表示は看板式だったため貫通扉の上に前照灯がありましたが、行先方向幕取り付け時に運転台窓の下に移されました。

 車輌の近代化のため100系は2000年3月2日に営業運転を終了し、1編成を残して廃車となりました。残りの1編成は5000系ペイント車と同じ塗装となって保存されています。

泉北100系連結面

 左の写真は連結面を撮ったものです。右側の車輌には方向幕が取り付けられていませんし、ライトの位置も変更されていません。2連のなんば側の車輌は先頭にでることがなかったため方向幕が取り付けらることはなく、全てこのような状態になっていました。

製造初年:1971年(昭和46年) 制御方式:抵抗制御

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