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2000系は旧式ズームカー置き換えのために作られた、南海電鉄初のVVVFインバータ制御車です。歴代ズームカーと同じく全車電動車の力強い編成となっています。しかし同じズームカーといっても、従来のものと違って山岳スイッチは廃止されています。17メートル級車輌で、片側2扉車というところは変わっていません。 数回にわたって増備され、内装なども多岐にわたっていますが、2次車以降は登場時から既に新色となっており、それに合わせてビートの数も減らされています。またパンタグラフの位置の変更など大幅な見直しがなされ、後期の新造車では1000系と同じように車端部がボックス式クロスシートになりました。 登場時は先代のズームカー21000系、22000系との混結もありましたが、現在の山岳区間直通列車は全て2000系となっています。 南海電鉄の車輌はほとんどが加速度2.5km/h/sですが、この型式だけは3.1km/h/sと性能がよくなっています。他にも山岳スイッチのある車輌は加速度が良くなります。低速時の加減速音が異常に大きく、好みの分かれる型式です。 |
製造初年:1990年(平成2年) | 制御方式:GTO素子使用VVVFインバータ制御 |