21000系は高野山行き急行用ズームカーとして製造されました。流線形で、南海旧1000系と同じデザインとなっています。片開き2枚扉の17メートル級車輌で、最後まで運行円板をつけて走っていました。冷房化の際に、南海電鉄では珍しく集中式クーラーを採用され、昇圧後もずっと高野線で使われていましたが、平成9年に22000系と同時に高野線から引退。一部譲渡車を除いて廃車となりました。