南海1000系(南海線・幅広車)

 1000系は南海初の本線・高野線共用車輌として製造された型式です。GTO素子使用のVVVFインバータ制御で、南海本線ではVVVFはこの型式が初めてです。塗装されてはいますが、一応ステンレス車です。

 車端部にボックス式クロスシートが設置されたりロングシートがバケット式になりました。そのほかにも扉上部にLED案内装置が設置されたり、運転室後方の座席及び窓が無くなるなど車内はいままでの型式と大きく異なっています。

 空港線開業にあわせてつくられた4編成目(1004F)以降の車輌は、車体幅が広くなっています。6連10本と2連6本が製造されましたが、本線区間では以前はよく見られた6+2の8連も、今はまず見られません。2001年には大きくモデルチェンジした1051Fの4連も製造されました。

南海1000系(高野線・幅狭車)

 こちらは高野線で走っている編成です。1001Fはしばらく本線で走っていましたが、高野線に移されています。3編成目までの車輌なので、車体幅は従来通りです。高野線では、6+2の8連と、6連で走っています。

製造初年:1992年(平成4年) 制御方式:GTO素子使用VVVFインバータ制御
ブレーキ装置:全電気指令式電磁直通空気ブレーキ
         (回生ブレーキ併用、応荷重装置付)直通予備ブレーキ
台車形式:ボルスタレス台車

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編成表・南海線(2003年6月5日現在)

編成 Mc  T2  M2  T1  M1  Tc 製造年 製造工場
1003F 1003-1803-1303-1603-1103-1503 1992年(平成4年) 東急車輛
1004F 1004-1804-1304-1604-1104-1504 1993年(平成5年) 東急車輛
1005F 1005-1805-1305-1605-1105-1505 1993年(平成5年) 東急車輛
1006F 1006-1806-1306-1606-1106-1506 1994年(平成6年) 東急車輛
1007F 1007-1807-1307-1607-1107-1507 1995年(平成7年) 東急車輛
1008F 1008-1808-1308-1608-1108-1508 1996年(平成8年) 東急車輛
1009F 1009-1809-1309-1609-1109-1509 1999年(平成11年) 東急車輛
1010F 1010-1810-1310-1610-1110-1510 2000年(平成12年) 東急車輛
編成 Mc  Tc 製造年 製造工場
1031F 1031-1701 1992年(平成4年) 東急車輛
1032F 1032-1702 1992年(平成4年) 東急車輛
1033F 1033-1703 1992年(平成4年) 東急車輛
1034F 1034-1704 1993年(平成5年) 東急車輛
1035F 1035-1705 1993年(平成5年) 東急車輛
1036F 1036-1706 1995年(平成7年) 東急車輛

編成表・高野線(2003年6月5日現在)

編成 Mc  T2  M2  T1  M1  Tc 製造年 製造工場
1001F 1001-1801-1301-1601-1101-1501 1992年(平成4年) 東急車輛
1002F 1002-1802-1302-1602-1102-1502 1992年(平成4年) 東急車輛

1000系運用編成例(南海線)はこちら    1000系運用編成例(高野線)はこちら

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