阪神9300系

 9300系は阪神で37年ぶりの転換クロスシート車として2001年に登場しました。ただしラッシュ時の混雑度を考えて両先頭車はロングシートとなっています。IGBT素子使用のVVVFインバータ制御を採用していて、色は上がプレストオレンジ、下がシルキーベージュと5500系の急行車用バージョンといった感じになりました。

 8000系最終スタイル以降すっかりおなじみになった連続窓の黒枠仕切りですが、中間車のクロスシート化に伴い3連窓のうち中央の横幅がが少し広くなっています。ちなみにロングシートはもちろんバケット式です。他の外観の特徴としては、先頭車の形状、とくに下部が少し変わっています。

 9000系は生産ラインの関係もありステンレスでつくられましたが、この型式はまた元の鋼製車体に戻っています。2002年10月から第3編成が営業運転を開始しましたが、9300系は3編成で製造打ち切りとの噂があるようです。

製造初年:2001年(平成13年) 制御方式:IGBT素子使用VVVFインバータ制御

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