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7801・7901形は輸送力増強のため、小型車の置き換え用として登場した形式です。Mc−Tの2連一組で製造されているため単独での運用は出来ませんが、奇数編成は梅田方、偶数編成は元町方に運転台を持っているため奇数と偶数で4連を組め、他の形式と組んで運用に付くこともありました。製造コストを極力抑えるために電気ブレーキを装備していない経済設計車で、製造時期によって大きく3種類に分けることが出来ます。 第1〜34編成は裾の丸みがなく雨樋が露出した完全な経済車で、第12編成までは3521形と組んで改造され3000系となりました。 1969年から製造された第35〜39編成は裾に丸みを持たせ雨樋も埋め込んでおり、ラインデリアも装備するというようにそれまでの7801・7901形とは似ても似つかない外観ですが、最大の特徴は阪神初の両開き扉であることです。また、屋根が低目となっていて、違和感を感じさせます。1999年に7835Fと7836Fの2編成が廃車になりましたが、現在も3編成6両が西大阪線で7861・7961形と組んで走っています。 第40編成〜第50編成には奇数編成が存在せず、量産車としては日本初のチョッパ制御車である7001形との連結を目的として製造されました。現在では全て7001形と共に2000系に改造されています。 |
製造初年:1963年(昭和38年) | 制御方式:抵抗制御 |