阪神2000系

 2000系は、量産車としては日本初のチョッパ制御車である7001形と、抵抗制御車の7801形・7901形を界磁添加励磁制御に改造して作られた型式です。7001形は初期のチョッパ制御車のために音がものすごく大きく、製作コスト削減のために電気ブレーキを搭載していないと、問題の多い編成でした。そこで界磁添加励磁制御にかえ、電力回生ブレーキを搭載する改造が施されました。

 また、この2000系は阪神・淡路大震災で阪神の中でもっとも大きな被害を受けた編成でもあります。8編成中の2編成12両が廃車になり、代替として9000系が新造されました。生き残った車輌にはスカートが取り付けられました(震災前後から取り付けが開始されていました)。

改造初年:1990年(平成2年)
改造元の製造初年7001形:昭和年、同じく7801形:昭和38年
制御方式:界磁添加励磁制御

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