シンプロン峠--->グスポン    トップページへ  ハイキングトップへ   ツールフレッチホルントップへ

 ブリグからのバスをシンプロンパスで下車。
一緒に降りたハイカーは皆、西へ向かって行く。
私も後に続く。
 歩き始めてすぐ地図を見て、ルートが違うこと
に気付く。ビステネパスへの道はもう一本南だ。
踏み跡があったので、隣のルートへ移ろうと
したが、踏み跡はすぐになくなってしまい、
ワタスゲのたくさん咲いている草原に迷い込ん
でしまった。フレッチホルンが正面に見える、
素敵な所で、こんな所なら、迷い込んでも
悪くはない(右の写真)。
 

 元のルートに戻り、今度はもっと登ってからもう一度
トラバースを試みて、正しいルートに出ることが出来た。
 ビステネ峠への道はシンプロン峠から1km
ほど先のホテルモンテレオーネ(上の写真の
左の建物)の所で、少し下ってから登り返す
のが正しいルート。
 正しいルートに出てから1時間足らずで、
ビステネ峠着。8時過ぎに出発して、峠着が
10時半。道を間違えた分コースタイム
(2時間)より余計にかかってしまった。
 次のゲビドゥム峠までのTFHのルートは、
ガムサ谷を大きく回り込んで等高線沿いに
行くようになっている。しかし標識によると、
谷へ下ってまた登り返す方が、40分も早い
ことが判った。私は谷へ下ることにした。
約600m下って400m登ることになる。
下り1時間、登り1時間でゲビドゥム峠着
(右の写真)。

    
 実はゲビドゥム峠の先に、ゲビドゥム湖という美しい
湖があるのだが、シンプロンの地図も、サースフェー
の地図もこの辺りだけが入っていなくて、行きそびれ
てしまった。グスポンのロープウェイ乗り場に貼って
あったポスターを見て、初めて知ったのだった。
 ゲビドゥム峠から少し下って、左へ回り込むと今度は
ヴァリスの山々が見えてくる。ワイスホルンとドム
という2つの4500mを越す高峰が並んで近くで
見られる所はそんなにない。
 途中登り返す箇所もあったが、2時間でグスポンに
着く。グスポンは2度目だが、左の写真のように建物
の数も少なく、静かな村である。宿泊施設(ホテル
ではない)もあるが、私は3時前のロープウェイで
下山した。
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