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  前夜泊ったヨーロッパヒュッテは大変な
 混雑で、廊下から食堂の椅子の僅かな
 すき間にまで詰め込まれた。
  朝食はテイクアウトにして、早朝6時半に
 出発。すぐ、ドムヒュッテとの分岐に着くが、
 ここでまた道が崩壊していて、一旦下って
 また登り返さなければならなかった。ひとつ
 谷を回り込んだ所にベンチがあり、ここで
 朝食をとる。
  次の谷に入ってすぐ、岩をくり貫いた
 トンネルがあり、懐中電灯が必要になる。

  この後下りになり、テッシュの駐車場
(上の写真)がどんどん近づいてくる。岩
雪崩防止シェルターとドラム缶のトンネル
を3つ程潜った所が一番低くて1900m位
 この後再び登りとなる。これまでの岩雪崩
の起きそうな急斜面から、樹林帯や草地の
道に変わり、リラックスして歩ける。
 最低地点から1時間ちょっとでオッタヴァン
別名テッシュアルプに着く(左の写真)。奥に
リンプフィッシュホルン(4199m)が見える。
ここにはテッシュから車の道が通じており、
レストランもあるので、大休止する。
 オッタヴァン(テッシュアルプ)からは、道
がよくなり、ハイカーも急に増えてくる。
 30分ほど、ワイスホルンを眺めながら
西へ進み、テッシュの駅から直接登る道
と合流して、左へ回り込むと大きくマッタ
ーホルンが見えてくる(右の写真)。
 初めは樹林に隠されることもあったが、
しばらく行くと、下の写真のように絶えず
マッターホルンを眺めながら歩く、気分の
よい道になる。
 オッタヴァンから2時間程でトゥフテレン。
ここからツェルマットへ下ることも出来るが
スネガに行く方が時間的に早い。スネガへ
の道でも、絶えずマッターホルンが見える。
 最後少しだけ登ると、スネガの地下ケーブル駅。
ちょうど午後2時。ヨーロッパヒュッテを出てから、
7時間半である。
 昨日のグレッヘンからヨーロッパヒュッテまでに
比べて随分早く着いた(昨日は同じ6時半出発で
午後3時45分着)。
 昨日に比べると、中間のオッタヴァンにレストラン
もあり、今日の方がかなり楽なコースだと思う。
 後半のオッタヴァンからスネガまでは、特に私の
お薦めする、半日のハイキングコースです。日本
にはまだ紹介されていないのか、日本人には1人も
遭わなかった。ツェルマットに滞在していたら、
電車でテッシュまで戻り、タクシーでオッタヴァン
まで入ればよい。TMRトップへ  前へ  次へ