論理哲学論考 1-7 6.1-6.5
6.1 論理の文全般はトートロジーだ。 6.11 論理の文全般は、だから、何も述べない。(それらは分析的文だ。) 〔6.111-6.113〕 6.12 論理の文全般がトートロジーであること、それは言語の、世界の形式的――論理的――属性全般を示す。
論理の文の諸成分がそのように関聯づけられてトートロジーになることは、当の諸成分の論理を特徴づける。
諸文が特定の仕方で関聯づけられてトートロジーになるためには、それらが特定の構造的諸属性をもっている必要がある。それらがそのように結びつけられてトートロジーになることは、だから、それらがそうした構造的諸属性を有していることを示している。 〔6.1201-6.1203 6.121-6.127〕6.13 論理は学説ではなく、世界の鏡像だ。
論理は超越論的だ。